ダーレン・マクギャヴィン (Darren McGavin 1922年~2006年2月25日)
ダーレン・マクギャビン、ダレン・マクギャビン
AP Photo
つい先日他界したダーレン・マクギャヴィンです。
(マイク・ハマーに扮した彼です。)
マクギャヴィンと言えば、「事件記者コルチャック」をご記憶の方も多いと思います。
コルチャックは大塚周夫さんが担当されていましたが、彼のもう一つのTVシリーズ「マイク・ハマー」では悟朗さんがアテられました。
残念ながら拝見した事がないのですが・・・。
昔のインタビューがありますので、この機会にご紹介します。
(著作権侵害の意図はありません!)
『マイク・ハマー』について
「・・・これは僕には忘れられないなあー。好きでしたね。
これでは僕はナレーションと主演をやったでしょ。それだけでも大変だったけど、他にダレン・マックギャビンは、常識の芝居をしないのね。
普通の人なら例えばスッと電話をとる所をワンテンポおいたり、話す時もやたら、鼻をこすったり、咳ばらいしたりするんですよ。
こちらは調子狂わされちゃって、どうしてよいか分からなかったんだけど、そのうち、10本目位から、よしそれなら俺もその手でいってやるってんで、一緒に鼻をすすったり、ポーズをおいたりしてると、グッと楽になっちゃった。
はじめはイケスカなかったんですが、馴れてくると好きになりました。」
(テレビジョンエイジ 1972年12月号)
マクギャビンさんのご冥福をお祈りします。
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このインタビューの中で、他の番組についてもお話になっていますので、ちょっとまとめてご紹介します!
「地方検事」(1956年)
最初のアテレコ作品。鑑識課員役。伝説の生アテレコ番組です。
「ヒッチコック劇場」(1957年)
何度もゲストで出演されたそうです。
ここで熊倉氏と親しくなり、誘われてエコーに入団。
「ウイリアム・テル」(1959年)
最初の主役。
「絶対にトチラない」を念頭に置いて吹き替えられ、連続25話、全然トチリなしの快挙!
但し26話目でトチられたそうですが・・・。(笑)
このインタビューでは触れていませんが、六朗氏のニセのテルの話も有名ですね!
「拳銃無宿」
途中から、スティーブ・マックィーンについて歩く、若い男を吹き替えたそうです。
「危険を買う男ロビン・スコット」(リック・ジェイソン主演)
お好きな番組だったそうです。
「アンタッチャブル」
アンタッチャブルは番組レギュラーで、毎回行って、いろいろな役をされたそうです。
「ルート66」
ジョージ・マハリスの声のオーディションへ行ったところ、若い人ばかりで、自分が一番年長だったのに、何故か選ばれたとのお話でした。(理由は当然、声が一番カッコイイからでしょう??????笑)愛川欽也氏と共演。
「コンバット」
リック・ジェイソンは、もう分身と言うか、他人事じゃないみたいな気がするそうです。
話も面白かったし、レギュラーの皆さんと親しくしていたとの事。
「スパイ大作戦」
マーティン・ランドーはアクが強く、一癖あってお好きだったとか。
彼の芝居がとても気に入っているそうです。