自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

マニックス

2005-03-31 | TV吹き替え
「マニックス」 Mannix (1968年) 日本テレビ 60分
役名:ジョー・マニックス(マイク・コナーズ)

私は、田口計氏版をリアルタイムで拝見しており、後で悟朗さんのシリーズ(1シーズンのみ)を拝見して、面白かったのを覚えています。
個人的には田口氏の方が親しみがあったので、いきなり悟朗さんが出ていらっしゃった時は結構驚きました。(笑)

キャスト
ジョー・マニックス(マイク・コナーズ):納谷悟朗
ルー部長(ジョセフ・キャンパネラ):家弓家正

最初に書いた通り、私はマニックスと言えば、個人でやっている私立探偵で、声は田口氏と言うバージョンの方を良く知っていました。
(田口氏の「マニックス」は東京12/テレビ東京で放送。)
納谷悟朗版では、マニックスは「インターテクト」と言う探偵社の腕利きと言う設定。
その後独立して個人事務所を開いた模様です。

この「インターテクト」と言う事務所は、コンピューターを駆使して犯人を割り出したりしており、近代的なシステムが自慢の探偵社の様でした。
ルー部長がよくコンピューターの結果を話したりしていました。
このルー部長が、私の好きな家弓氏で、このシリーズも納谷悟朗&家弓家正のコンビだったのが嬉しかったです。

ルー部長は、当然マニックスの上司ですが、あの人、本当に上司なの??と言う感じで、マニックスとはいつも対等に見えたし、対等に話していた・・・と言うより、マニックスの方が仕切っていた気がした事も結構ありました。
「部長」って呼んではいるのですが・・・部長を使っていたりして。(笑)
「だから、そう言っといてくれよ・・・」とか・・・マニックスの方が命令していませんか??(爆)
二人はそれなりに尊敬し合っており、部長と部下と言うより、パートナーに近い印象でした。

マニックスは情報収集の為に、百科辞典のセールスマンや雑誌記者等になりすまして、忙しい人だなぁ・・・と言う印象。(笑)
でも銃の腕前も凄く全体的にハード・ボイルドで、悟朗さん、カッコ良かったです。

やや怪しい部分もあるメモですが、何話かエピソードの記録があるのでゲストをご紹介!
参考程度にご覧下さい。
サスガ昔のシリーズ、ゲストも半端じゃありません。(笑)
セリフが極端に少ない方もいらしたハズです。(笑)

「スキャンダルを捜せ」塩見竜介、田中信夫、羽佐間道夫、槐柳二、雨森雅司
千葉順二、麻生美代子、武藤礼子?
*羽佐間氏も槐氏もインターテクトの人。時々ご出演になっていたのでしょうか?
残念ながら忘却。
「影なき脅迫者」愛川欽也、森山周一郎、仲村秀生、村越伊知郎 
「容疑者マニックス」水城蘭子、愛川欽也、雨森雅司、富永美沙子?
「砂丘の追跡」嶋俊介、内海賢二、谷育子?

このバージョンは1シーズンだけで、以降「タイトロープ」でもマイク・コナーズを担当された田口氏が、「マニックス」を吹き替えられていた様です。

蛇足:田口版には、「ゆかいなブレディ家」のロバート・リードが警部役で出ていたのを覚えているのですが、金髪にブルーの目で、ブレディ家のパパとは感じが変わっていて面白かった。声を担当されていた青野武氏もなかなかカッコ良かったです。

*若干文章を修正しました。(2010年7月28日追記)



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ザ・テレビジョン スターこきおろし

2005-03-30 | 持ち役吹き替え
ザ・テレビジョン (1979年4月13日) 東京12 テレビ東京 90分
「ディーン・マーチンのスターこきおろし大会」(日本語版の正確なタイトル不明)
ハリウッド大物スター総登場No.3 「D・マーチン こきおろし大会」
Dean Martin Celebrity Roast
役名:ジョン・ウェイン

<2016年9月8日追記>
番組の正確なタイトルと日本での放送日を教えて頂きました。
本当にどうも有難う御座いました。
(資料: 飛行鬼様、「ザ・テレビジョン」をお調べ下さった方)


こきおろし大会でのジョン・ウェイン(納谷悟朗)
写真を追加しました。(2012年5月18日)

これも東京12チャンネルのもの凄い番組の一つです。(注1)
金曜日の夜10時半から90分枠の「ザ・テレビジョン」で放送されたバラエティ・ショーです。
ディーン・マーチン司会のスターこきおろしの番組をちゃんと吹き替えて放送していました。

いつもは司会のディーン・マーチンさんが、こきおろしの的になった事がありました。
悟朗さんは、その時のゲストの一人、ジョン・ウェインをアテられていました。

この回のこきおろしには、ジョン・ウェインさんの他に、やはり「リオ・ブラボー」で共演し、当時TVの「女刑事ペパー」で人気だったアンジー・ディキンソンさん等が登場していました。(注2)

この番組の凄かった所は、結構ちゃんとフィックスの方が吹き替えていた事です。
ディーン・マーチンはモチロン羽佐間道夫さんでした。
この日は、ポール・リンドさんが来ていましたが、彼は「奥様は魔女」のアーサーおじさんの人です。
レギュラー参加のジミー・スチュワートさんもおり、浦野さんに来て頂いて両方演って頂ければ一番最高だったと思いますが、ジミーは「こきおろし大会」では北村弘一さんが担当されていました。

ディーンがこきおろされると言うので、この回の司会は当然彼ではなくて、ドン・リックルズさん(八奈見さん)がやっていました。

ジョン・ウェインさんは少し病気だったらしく、皆から、大丈夫そうで良かったと言われていました。
でも考えてみると、当時もうご自分の病気の事はわかっていらっしゃったのでは?(注3)
ディーンに「私より長生きする様に」と仰っていたのが、とても印象に残っています。

***

ハリウッド大物スター総登場No.3 「D・マーチン こきおろし大会」
The Dean Martin Celebrity Roast 1976年2月27日 本国放送
1979年4月13日 東京12 ザ・テレビジョン

ディーン・マーチン:羽佐間道夫
ドン・リックルズ:八奈見乗児 
オーソン・ウェルズ:富田耕生
ジョン・ウェイン:納谷悟朗
ジミー・スチュワート:北村弘一
ゲイブ・キャプラン、チャーリー・コーラス:青野武
ジーン・ケリー、ボブ・ホープ:柳沢真一

以下の記録は不確かです。
ハワード・コーセル、ゴールドウォーター上院議員:塩見竜介
モハメド・アリ、ジョー・ネイマス(フットボール選手):玄田哲章
アンジー・ディキンソン:二階堂有希子?
ルース・バース:小宮和枝?
ポール・リンド:玄田哲章?

***

「フランク・シナトラをこきおろす会」のキャストのメモも残っていますので載せておきます。

ハリウッド大物スター全員登場 「シナトラ徹底こきおろし大会」
The Dean Martin Celebrity Roast 1978年7月2日 本国放送
1978年10月6日 東京12 ザ・テレビジョン

フランク・シナトラ:家弓家正
ディーン・マーチン:羽佐間道夫
ピーター・フォーク:小池朝雄
ジーン・ケリー:柳沢真一
トニー・パラック:青野武
テリー・サバラス:森山周一郎
ジミー・スチュワート:北村弘一
ルース・バース:桜京美
ジョナサン・ウィンターズ:滝口順平
アーネスト・ボーグナイン、オーソン・ウェルズ:富田耕生
ドン・リックルズ:八奈見乗児
レッド・バトンズ:肝付兼太

可能な限りフィックスを揃えて日本語版を制作した、東京12チャンネルに脱帽。
この作品、今考えると凄すぎです。(笑)

(注1)東京12チャンネルでは「モンティ・パイソン」はモチロン、「世界の料理ショー」(浦野さん&黒沢さん)、「SOAP」から「ゴング・ショー」や「サタデー・ナイト・ライブ」まで拝見した記憶があります。
ゴング・ショーやSNLは吹き替えではなく、後ろに英語のままで流し、解説がついていました。

「ゴンク・ショー」の進行役/解説は山田康雄さんと野沢那智さん。
お二人で出られたのではなく、どちらかの方(かた)がメインで、病気で休まれた時に、どちらかが代役されました。
どっちがどっちだったのか忘却。多分なっちゃんがメインだったのでは???

*追記:なっちゃんのインタビューで拝見したのですが、メインはなっちゃん。
山田さんが、なっちゃんが休んでいる間「オレがやってやるよ」と言う感じで引き受けてくれたのだそうです。
しかも病気が直ると、気持ちよく仕事を返してくれた。
こういう場合、役を返さない代役の方も結構いるのだそうです。
だから、「山田康雄は本当にいい男」となっちゃんが仰っていました。
(ソースのインタビューを何処で拝見したのか忘却してしまいました。土下座)

(注2)「リオ・ブラボー」
ジョン・ウェイン(納谷悟朗)
ディーン・マーチン(羽佐間道夫)
ウォルター・ブレナン(槐柳二)
リッキー・ネルソン(古谷徹)
アンジー・ディキンソン(武藤礼子)
クロード・エイキンス(小林清志)
雨森雅司、増岡弘、北浜晴子他

「女刑事ペパー」 山東昭子、二階堂有希子

(注3)ジョン・ウェイン 1979年6月没
このジョン・ウェイン出演のエピソードが、いつアメリカで放送されたのかわかりません。
このあたりの話は、完全に私の想像であり、根拠はありません。

*放送時間等、想い出の東京12チャンネル様の番組表を参考にさせて頂きました。
*文章を少し修生しています。(2012年5月18日)

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刑事物語

2005-03-28 | TV吹き替え

刑事物語 The Smith Family (1976年) 東京12/テレビ東京 30分
役名:チャッド・スミス(ヘンリー・フォンダ)(注1)

<2010年2月4日追記>
「刑事物語」のキャストが分かりましたのでアップしました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

https://blog.goo.ne.jp/nayagorofan/e/3f0eead4f718ef541d09db15a6058011

***

なぜヘンリー・フォンダが30分のテレビ・シリーズに出ていたのか?
どうしてフォンダを悟朗さんが担当されたのか?(注2)
不思議いっぱいの作品でした。(笑)
そして当然東京12チャンネルで放送。(笑)

ヘンリー・フォンダは題名の通り刑事ですが、これは警察ものと言うよりは原題の通り、家族を描いた作品だったと思います。
フォンダは一家のお父さんで、子供にロン・ハワードさんらが居ました。

1話だけ覚えている話があります。
フォンダの刑事が婦人警官と組んで、年上の男性と若い女性のカップルばかりを狙う犯人のおとり捜査をしていた事がありました。
二人がカップルのふりをして車の中で張り込んでいる所を、事情を知らない彼の子供(子供が3人いましたが、どの子だったか忘却。多分一番下の男の子?)が目撃して、子供達が悩むと言う話でした。
フォンダが車の中で、婦人警官に話しかける会話など、とても礼儀正しくて仕事そのもの。要するにとても安全な内容でした。(ラスト忘却。苦笑)

末っ子のブライアンを上のお姉さんやお兄さん(ロン・ハワード)がとても可愛がっていた様に記憶しています。

残念ながら悟朗さん以外のキャストを完全に失念。
ロン・ハワードさんは、「ハッピー・デイズ」の竹尾智晴(現・中尾隆聖)さんではなかったとは思いますが・・・??(注3)
「刑事物語」の方が古く、ロン・ハワードさんが「ハッピー・デイズ」の時より小さかったです。

この作品の制作当時(1971年)ジェームズ・スチュワート、シャーリー・マクレーン、グレン・フォード等のスター達がやはりTVシリーズに挑戦していたらしいです。
当時の流行だったのでしょうか?
どれもあまり上手く行かなかった様ですが・・・。
フォンダのこの作品も、1シーズンで終わっています。
刑事モノと言うにはアクション等もなくて地味すぎるし、家族モノにしてもやや物足りない印象だった様です。
個人的にはほのぼのとしていたと思います。
末っ子のブライアンが可愛かったです。(笑)

この作品に関して言えば、悟朗さんのヘンリー・フォンダは、結構合っていたと思いました。
これが小山田宗徳さんだったら、それは本当に凄かったと思います。

<キャスト>
チャッド・スミス(ヘンリー・フォンダ):納谷悟朗
妻のベティ(ジャネット・ブレア)、シンディ(ダーリーン・カー)
ボブ(ロン・ハワード)、7歳のブライアン(マイケル・ジェームス・ウィクステド)

(注1)この作品に関しての資料が極端に少ないです。
私は自分で拝見しており、この作品の「ヘンリー・フォンダ=納谷悟朗」は間違いないと思いますが、私のこの記憶を裏付ける資料が一切見つかりませんでした。
残念ながら、この作品についてはメモ等も残っておりません。
納谷悟朗さんに関する限り、自分の記憶には自信があるのですが、もしかしたら100分の1ぐらいの確率で間違っているかもしれませんので、その点お含みおき下さい。
もし他にこの番組をご記憶の方がいらっしゃいましたら、何卒ご連絡下さい。

(注2)私が拝見した事のある、悟朗さんのフォンダの作品と言うと、他には「テンタクルズ」がありました。ジョン・ヒューストン(宮川洋一)(北村弘一)、ヘンリー・フォンダ(納谷悟朗)

1982年テレビ初放送。自分のメモがありましたが、評論家様の資料と合わせてみた所、初放送を拝見している様です。

<2015年5月6日追記> 
私のメモが間違っていました。ジョン・ヒューストンは北村さんとの事です。キャスト詳細をこちらに載せています。

https://blog.goo.ne.jp/nayagorofan/e/5f88ea80ad053b49b9815ed2cf32728c

(注3)私は「ハッピー・デイズ」はフォンジーの安原義人さんやお父さんの村越伊知郎さん、お母さんの香椎くに子さん以外は忘却していました。
自称吹替評論家様にキャストをご教示頂き、ロン・ハワードは竹尾さんと聞いて、そう言えば・・・と思ったのですが、以来竹尾/中尾さんの声を聴くと、何を聴いてもリッチーに聴こえて、しばらく困りました。(苦笑)
評論家様、ご教示大変ありがとうございました。

*IMDbやヘンリー・フォンダ関係様の資料を参考にさせて頂きました。

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追跡者 Harry-O

2005-03-25 | TV吹き替え
「追跡者」 Harry-O  
関東 1976年08月18日(月)~ NET 深夜枠 60分
関西 1977年02月01日(月)~ サンテレビ(神戸)深夜枠
役名:ハリー・オーウェル (デビッド・ジャンセン)

<日本語版スタッフ>
翻訳:岸本康子
演出:好川阿津志
日本語版製作:グロービジョン

<2012年11月22日>
いろいろ資料を追加しています。
KAMEちゃん。様にご教示頂きました。
どうも有難うございました。

***

私立探偵ハリー・オーウェル。
地味ながら、とても好きな作品でした。
全44話。日本で全話放送したのか、確認出来ません。
出演エピソードはアメリカの資料によります。

*日本でも全話を放送したそうです。

<キャスト>
ハリー・オーウェル(デビッド・ジャンセン):納谷悟朗 (1-44)
マニー・クインラン警部(ヘンリー・ダロー):中田浩二 (1-14、21)
コール刑事:仁内達之 (1-14)

途中で舞台が変わって、キャストに変更がありました。
トレンチ警部(アンソニー・ザーブ):家弓家正(注1) (15-44)
ロバーツ(ポール・タリー):鈴木誠一 (15-44)

***

デビッド・ジャンセンと言えば「逃亡者」。
ここでは彼が探偵になり犯人を追いかける「追跡者」と言う訳です。
ジャンセンと言えば睦五郎さん(注2)・・・なので、この悟朗さんの吹き替えが苦手な方も結構いらっしゃたのかも??と思いつつ、私は狂喜して拝見していました。(笑)

ハリーはサンディエゴ署の元刑事。
ある事件の捜査中に弾を受け、背中に入った弾丸を完全に取り出す事が出来ず、今もそれをしょっています。
そして警察を退職して私立探偵をやっていました。
この設定を説明しているOPも悟朗さんが演っていらっしゃっいました。

OPナレをご紹介します!
(著作権侵害の意図は全くありません!!)

「散弾。
粒は小さくても、背中に残った一かけら。それが時々疼き出す。
その為俺は刑事を辞め、以来年金で悠々自適・・・と言いたい所だが、贅沢三昧出来るほどの年金でもなし、独り者の食いつぶし生活で、知らず知らず老い込むのもぞっとしない。
いずれは、大海原に乗り出そうと、小さな船を作る一方で、とりあえず掲げたのは、私立探偵の看板。
別段好きな商売でもないが、長年の刑事稼業で身についたと言やぁ、追っかけぐせぐらいのもの。
俺は追跡者。ハリー・オーウェル。」

OPと同じく番組中のナレーションもハリーの独白でしたが、これが最高に良かったです。
悟朗さんが、ちょっとボソボソ話されていて、とても渋くて味がありました。

サンディエゴ署のマニー・クィンラン警部(中田さん)は、もと同僚で親友。
お互い「ハリー」「マニー」と呼び合っていました。
友人同士の気安さが出ていて、中田さんとの掛け合いが本当に良かったです。

コール刑事(仁内さん)は新米で、時々ポカをやったりしていました。
私は仁内さんはどちらかと言うと、悪役のイメージですが、コール刑事はちょっと軽くて面白かったです。
私はクインラン警部がかなり気に入っていて、途中で舞台がサンタモニカに変わった時は、「中田さんはもう出ないのか???」と本気でガッカリしてしまいました。

<2012年11月14日追記>
クインラン警部役のヘンリー・ダローがインタビューで、クインラン警部の殉死について話しているのを読みました。
あれ?クインラン警部って劇中で亡くなったんでしたっけ??
全く覚えていませんでした。(土下座)

*クィンラン警部が亡くなる話は「親友クィンラン警部の死」(第21話)と言うタイトルだそうです。
(原題「Elegy for a Cop」)

***

ところが・・・
ハリーの引越し先のサンタモニカに待ち受けていたトレンチ警部が、これまた本当に素晴らしかったです。
アンソニー・ザーブはとても個性的な役者。
(この役でエミー賞助演男優賞受賞)
しかも声が、私の好きな家弓さん。最強すぎました。(笑)

トレンチは役人そのままで、スーツをキッチリ着込んでエリートぽかったです。
ハリーの事を「オーウェル君」と呼んで官僚風を吹かせていました。
ハリーはハリーで、彼を「官僚」とか「トレンチ」とか呼んでいました。

トレンチは、表向きは「お前とは友達じゃない」と言う感じで接していましたが、ハリーとは「腐れ縁」的な友情がありました。
ハリーとクィンラン警部との友情とはまた違った親しさが魅力的でした。

あくまでもルール重視のトレンチと、一匹狼のハリーと言う、いかにもの設定でしたが、それがとても良かったです。

トレンチは、部下を「ロバーツ!!」と呼んで、あごで使っていました。
そのせいか、私はロバーツ君と言うと、どうもトレンチの腰ぎんちゃくのイメージです。
大人しい人だったし・・・。(笑)

事件の中味については詳しい記憶がほとんどありません。
ほんの少しですが、メモが残っています。

「キャンバスに散った銃弾」 来宮良子、井上真樹夫
「狙われたハリー」 小林修

それからファラ・フォーセットが近所に住んでいて、時々登場していました。
確かスチュワーデスだったと思いますが、キャストの記録がありません。(注3)

*ファラ・フォーセットに関して

スチュワーデス、スー・イングラム(ファラ・フォーセット):吉田理保子
スチュワーデス、ベッツィ(キャサリン・バウマン):吉田理保子

どちらも吉田さんが吹き替えていらっしゃったそうです。

***

いつか海に出るのが夢と言うハリーは、海岸に面した家に住んでいました。
家の裏にちゃんと製作中のボートがありました。

私はこの作品がとても気に入っていたのですが、当時のインタビューで家弓さんが、この吹き替えが楽しかったと仰っているのを読んで嬉しかったのを覚えています。(注4)
きっと悟朗さんも楽しかったのだろう・・・と信じているのですが・・・。(笑)

(注1)映画「オメガマン」のアンソニー・ザーブも家弓さんが吹き替えられていました。
私が拝見したのは「追跡者」より後だったので、ちゃんと家弓さんで嬉しかったです。
初放送は1975年との事。(自称吹替評論家様調べ。ありがとうございます。)
本当は「オメガマン」の吹き替えの方が先だったんですね???
ヘストン(納谷悟朗)
アンソニー・ザーブ(家弓家正)
田中信夫、青野武、鈴木弘子
*アンソニー・ザーブは「スタートレック9」(1998年)、「マトリックッス・リローデッド」「マトリックス・リボルーションズ」(2003年)等、現在も活躍中。

(注2)私は、この「追跡者」のTVムービー版を拝見した事もあります。
その時はちゃんと(?)睦さんが担当されていました。
警部役はクルー・ギャラガー。

(注3)「チャーリーズ・エンジェル」以前で、当時はまだ無名のファラ・フォーセットです。

(注4)スクリーンとか、ロードショーのインタビューだったと思いますが、残念ながら手元に残っていません。

参考資料: the david janssen archive 様、 The Harry O Page 様 

*文章を少し修正しました。(2012年11月14日)


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新造人間キャシャーン LP版

2005-03-24 | オーディオ・ドラマ
「新造人間キャシャーン」 LP版 (70年代)
役名:ナレーション

アニメの「キャシャーン」はリアルタイムで拝見しているのですが、私は実はあまり好きではありませんでした。(苦笑)
所々内容を覚えている部分もありますが、このアニメを一生懸命拝見した記憶はありません。
その後も一度も拝見していませんが(注)、ささきいさお氏の歌が入ったLPを持っており、このLPにはセリフが入っていました。
(主題歌だけではなく、キャシャーンの歌が11曲入っています。)

「スター・ウォーズ」のラジオ・ドラマ版が聴きたくて入手したレコード・プレーヤーのお陰で、この「キャシャーン」のLPも陽の目を見る事が出来ました。

キャスト
キャシャーン:西川幾雄
ブライキング・ボス:内海賢二
ルナ:塚田恵美子
みどり:武藤礼子
ナレーター:納谷悟朗

モチロン一番最初に、主題歌「たたかえ!キャシャーン」が入っています。
歌の前に悟朗さんのOPナレーション、「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体、鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる・・・」が入っていて、最高に嬉しいです。

実写版でもナレーションをされていると聞いた時に、当然まず、このおなじみのOPを思い浮かべました。(ちゃんと全部言えて、結構驚きました。笑)
実写版では、このナレーションがなくて本当に残念でしたが、LPを再生して拝聴。
カ、カッコイイ~!!!!!!!(感涙)

このLPには、なぜか山内さん(注2)のセリフが入っておらず、それだけが残念ですが、アニメの中で私が唯一印象深い、キャシャーンのお母さんが出てくる場面があって嬉しかったです。スワニーだけは、良く覚えています。(あっ、あと犬も・・・。)

今の所機会がありませんが、アニメもいつか再見出来ればと思っています。
「キャシャーン」に限りませんが、悟朗さんのお仕事の中でも、昔はナレーションはそれほど好きなジャンルではありませんでした。
普通の役と違って喋り方が単調なので、子供の時にはどちらかと言うと苦手でしたが、今はその良さをもっと理解出来る様になりました。
子供の頃には、多分ナレーションだけを聞いて、今ほど「カッコイイ~!」とは思わなかった様に思います。(笑)
今なら最高に感激するのですが!

それにしても、キャシャーンの歌ってこんなにあったのか!?と思いました。(笑)
書く事が少ないので、LPに入っている歌のタイトルでも書きます。(爆)

たたかえ!キャシャーン、キャシャーンアクション、われらのキャシャーン
戦え少女ルナ、ゴーゴーキャシャーン、キャシャーンマーチ
キャシャーン危機一髪、ぼくらのフレンダー、スワニーよ、キャシャーン賛歌
さすらいのキャシャーン

原作:吉田龍夫
音楽:菊池俊輔
制作協力:読売広告社/ザック・プロ
脚本:小山高男
効果:アニメ・サウンド・プロ
    加藤昭二
ジャケット制作協力:竜の子プロ

日本コロムビア株式会社

(注)実は一度だけOVA を拝見した事があります。1993年にタツノコ・プロ創立30周年記念に制作された「キャシャーン」。
事前にチェックしなかった自分が悪いのですが、知らずに拝見したら、いきなり冒頭のナレーションが悟朗さんではありませんでした。
良く調べてみたら、キャスト総入れ替え(内海氏のみ据え置き)の作品でした。
本気でガックリしました。(号涙)
(注2)東博士(山内雅人)

<2011年9月15日>
文体を少し変えています。
「キャシャーン」のアニメはこの記事の後、2006年に再見出来ました。

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