自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

宇宙魔神ダイケンゴー

2005-04-30 | アニメ
宇宙魔神ダイケンゴー
(1978年7月27日~1979年2月15日) NET/テレビ朝日 全26話
役名:ナレーション/ブライマン

宇宙征服を企むマゼラン帝国に立ち向かう、ライガー王子の活躍。

キャスト
ライガー王子:石丸博也 
クレオ:堀江美都子 
アニケ:西尾徳 
オトケ:井上瑶
ロボレオン:青野武 
バラクロス:友近恵子
ナレーション/ブライマン:納谷悟朗

超マイナーなこの作品、当時ご覧になった方で忘却されている方も、
このOPを読めば、少しは思い出して頂けるかもしれません?????

「広い銀河の果てまでも、悪を叩いて流れ星。行く手を阻むか、宇宙の地獄。
怒れ正義のダイケンゴー!」堀江氏の主題歌が続く・・・。
(著作権侵害の意図はありません!)

キャシャーンにも負けない(?)このカッコイイOPナレーションを悟朗さんが担当して
下さっていました。(モチロン本編のナレーションも演っていらっしゃいました。)
聞く所によると、CD等で出ている「宇宙魔神ダイケンゴー」の主題歌には、このOP部分が入っているそうです。ぜひまた拝聴したいです!

ナレーションもカッコ良かったですが、もっとカッコ良かったのがブライマンの役。
ブライマンは実はライガー王子の兄、ザムソン王子。(注)
今はサイボーグ化しており、ライガーに自分の本当の正体を明かさないが、ライガー達が危機に陥ると、何処からともなくやって来てライガー達を助けていた。
設定もカッコ良かったが、声もカッコ良かったです!

悪役の青野氏のズッコケぶりも凄かったです。
バラクロス様(友近氏)という、怖い女性キャラがいましたが、ロボレオンはその側近。
ロボは怖いけれど、ズッコケ度も激しく、完全に色物キャラでした。
青野氏お得意の、声がコロコロ変わる名調子・・・サスガでした。(「眩暈が・・・」と言うセリフを覚えています。)

石丸氏もいつもの調子でカッコ良かった。
「回転、大輪剣!」と叫んでいらっしゃいましたが、それが何だったのか良く覚えていません。(苦笑)多分ダイケンゴーの武器だとは思いますが・・・。

特筆は、アニメ歌手の堀江氏が、初めて声を担当されたのが確かこの作品。
クレオも一応どこかの王女だったと思います???(ライガーとの関係??)
堀江氏、頑張っていらっしゃいました。

彼らが戦っていたのは覚えていますが、最後にどうなったのか、完全忘却。
当然マゼラン大帝を倒して、宇宙に平和が訪れたのだと思いますが・・・。

最後にブライマンが自分の正体を明かしたのかどうかも、覚えていません。
ライガー王子には、兄のザムソン王子と、もう一人弟のユーガー王子がいました。
このユーガー王子が島田敏氏だったらしいのですが(?)私は全く記憶がありません。
ザムソンが死んだ事になっていたので、エンペリアス(ライガー王子の故郷)の王位(帝位?)を継ぐのはライガー王子のはずですが、確かユーガーに王位を譲ったのではなかったかと思います。(怪しすぎる記憶。)
ストーリーをご記憶の方がいらっしゃいましたら、ご教示頂ければ幸いです!

マイナーながら好きな作品でした。
機会があれば、ぜひまた拝見したいですが、残念ながらビデオやDVD等は全く出ていません。

(注)ザムソン王子が最初に出てきた時は、山田俊司氏が声を担当されていた様です。
ブライマンになってからは、悟朗さんが担当。

*参考資料 以下のサイト様の資料を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
セルメイト、all cinema ONLINE、職人の店


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オーディーン 光子帆船スターライト

2005-04-27 | アニメ
オーディーン 光子帆船スターライト (1985年8月10日劇場公開) 139分
役名:蔵本正之介/ナレーション

ヤマトの西崎義展氏監修のアニメ。
悟朗さんは船長かと思いきや、「ボースン」こと甲板長の蔵本正之介。
船長は加藤武氏でした。加藤氏も、なかなか良かったです。

蔵本はとってもオヤジなキャラ。でも、結構カッコ良かった。(笑)
スターライト号のテスト飛行からストーリーが始まり、乗組員が若さに溢れていた。
その若者集団の中にあって、船長、蔵本、船医(槐氏)等のオヤジが逆に目立って見えました。(笑)

キャスト

筑波あきら:古川登志夫 
マモル・ネルソン:堀秀行 
サラ:藩恵子
鈴鹿武船長:加藤武 
蔵本:納谷悟朗 
聖アースコード:石田(弦)太郎
フロイ・フォンゲンバウム(船医):槐 柳二 
南塾:池水通洋
ベルゲル:玄田哲章 
サイボーグ:松橋登
石毛二郎:古谷徹
竜王直紀:若本紀昭(若本さん、若者の一人でした。笑)
那良徹:曽我部和恭 猫田坊一:塩屋翼 伊丹光雄:森功至 山川:野島昭生
岸野一彦、難波圭一、野本礼三、橋本晃一 他

この光子帆船と言うのは、その名の通り宇宙の帆船。
太陽エネルギーを使ったレーザー光線を帆に受けて航行する、と言う様な説明だったと思います。
この辺の説明は悟朗さんがナレーションでされていました!
(ナレーションも素敵でした。)

帆船と言えば、ハーロックの船にもマストがついていたが、あれは大きなマストが一つでした。スターライト号は「カティサーク」の船みたいにマストが沢山ある帆船。
レーザー光線を帆に受けると輝く様になって、見た目はとても綺麗ですが、宇宙航海中にマストの修理が大変そうだなーと、余計な心配をしてしまいました。(笑)

蔵本は、さばけた人で、スターライト号の乗船員として、最終選考に落ちているのに
(確か、教官を殴ったのが理由)強引に乗り付けるあきら(古川氏)を「面白い奴」と言っていた。

2099年。スターライト号が、スペース・コロニーから木星へのテスト飛行中、アステロイド・ベルトからSOSを受信。そこで、宇宙客船が、何者かの攻撃を受けていた。
彼らは、唯一の生存者サラを救出する。

やがてスターライト号は、磁気嵐に見舞われる。
そしてこの磁気嵐に飛ばされて(なぜか偶然ワープ???)天王星へ行きつく。
そして天王星の衛星オベロンの氷の下に円盤を発見。その中にあったコンピューターの航海日誌に、2万年程前、彼らが地球人と接触した時の記録が記されていた。
また航宙図等もあり、昔地球を訪れた宇宙人がアルゴ座カノープス星系の「オーディーン」と言う星から来た事が分かる。しかもワームホールの存在まで書かれており、スターライト号は、宇宙の何処へでも行く事が可能になる。
サラは、実はこのオーディーンの血を引く者だった。

地球人以外の生命体の存在を知り、どうしてもオーディーンへ行きたい若者達。
一方サラもオーディーンが実は自分の故郷である事を感じ取っていた。
船長以下、ランクの高い者達は、とにかく地球へ一度帰ろうとするが、血気盛んな若者達は叛乱を起こして、船を乗っ取り暴走する。

スターライト号は、ワームホールを通過した先の宇宙で、敵の前線基地から猛攻撃を受ける。この襲撃の為に、蔵本は負傷し、最終的に帰らぬ人となった。

敵だと思っていた軍団(?)は実はサイボーグで、彼らは機械に支配されていた。
オーディーンは2万年前滅亡の危機に遇し、彼らは自らをサイボーグ化して生き延びたが、コンピューターが逆に彼らを支配してしまったのだ。
オーディーンに生き残っているオーディーン人達は女王の帰還を待っていると言う。
女王サラ・・・サラは女王の末裔だった。
彼らは一路オーディーンへ向かって飛び続ける。

このストーリーの最大の問題点は、悟朗さんの蔵本が1時間ちょっとで戦死しちゃう事・・・って、それも勿論そうなんですが(笑)・・・他にも幾つかありました。
まず、私には、どうしてあの時点で、オーディーンを目指さなければならなかったのか、
その理由が今一つ理解出来ませんでした。
スターライト号は、現在テスト飛行中で、まだ試運転の段階。
何も今すぐ、オーディーンを目指す必要があるとはどうしても思えなかった。
何かの理由で、今現在、地球の興亡がかかっている・・・とか言うのなら、まだ分かりますが、(まあ、これも何処かで聞いた様な話ですけど・・・笑)そういう緊迫した状況ではなかったと思います??

悟朗さんの蔵本が亡くなった時点で、見るのを止めなかった理由は、オーディーンと言う星が一体どういう所なのか、興味があったからです。そして新女王のサラがやって来る事で何かスゴイ事が起こるのか??と思ったから。
それなのに、2時間強の長い映画で、最後にオーディーンへ行き着かないなんて・・・。

あとは、あの訓練生達(若者達)があまりにも自分勝手に行動しているのが、幾らなんでもあんまりだと思いました。
蔵本や船長等が、やけに物分りが良すぎるのも不思議でした。

悟朗さんはカッコ良かったので、嬉しかったですが、この映画長すぎでした。
長いのに終わらないのが、やはり最大の難点でしょうか・・・?(苦笑)

製作・総指揮:西崎義展
企画・原案:西崎義展
プロデューサー:勝間田具治
総監督:舛田利雄
監督:白土武、山本暎一
脚本:笠原和夫、舛田利雄、山本暎一
編集:千蔵 豊
製作:ウェスト・ケープ・コーポレーション


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黒馬物語

2005-04-26 | TV吹き替え
「黒馬物語」 Black Beauty (1982年頃?) TVシリーズ 放送局不明
役名:ゴードンさん (キャメロン・ミッチェル)

またまたちょっと謎の番組をご紹介!(笑)
大昔のメモにある「黒馬物語」と言う番組です。
「黒馬物語」を知らない人はいませんよね。その、一体どこが謎なのか??と言うと、昔NHKで放送されていた「黒馬物語」は英国製でした。
私のメモにあるそれは、キャメロン・ミッチェルさんと言うアメリカの俳優が出ていました。
しかも彼の役は、馬の飼い主のゴードンさん。
NHKで放送されていた物とは違うと思います。

英国版とは別の作品で「黒馬物語」と言うと、1978年NBCテレビ制作の Black Beauty しか出てきません。でも、これはミニ・シリーズなんです。
困った事に(??)ちゃんと、キャメロン・ミッチェルさんがクレジットに載っていて、しかも役名が「ヘンリー・ゴードン」でした。
でも、私のメモには30分番組とあり、子供向けとありました。

NBCのBlack Beauty をチェックした所、キャストが結構凄いので驚きました。
ちょっと拾ってみた所で、エドワード・アルバート、マーチン・ミルナー
アイリーン・ブレナン、クルー・ギャラガー、ヴァン・ジョンソン、ダイアナ・マルダー、ジョン・デ・ランシー等。(注1)
キャストが多すぎて、クレジットはABC 順になっていました。(さすがミニ・シリーズ!笑)
どう考えても子供番組には思えません。(苦笑)

それで、結局私のメモにある「黒馬物語」がこのNBCテレビの Black Beauty なのか、最終的に確認出来ませんでした。その点ご了解下さい。

私のメモにあるキャストは以下の通りです。
他の皆さんの役名や担当の俳優が全く書かれていないので、これも全く助けになりません。(苦笑)
悟朗さんのゴードンさんは馬の飼い主と言っても、数回(もしかしたら一回?)御出演になっただけだと思います。

ゴードン(キャメロン・ミッチェル):納谷悟朗
武藤礼子、中田浩二、大平透、森功至

キャメロン・ミッチェルさん(注2)は、私は「ハイシャパラル」(注3)と言うシリーズのバックおじさん役を覚えています。
「ハイシャパラル」では小林昭二さんが担当されていたと思います???
そして、牧場主でバックおじさんの兄のジョン(リーフ・エリクソン)を悟朗さんが吹き替えていらっしゃいました。
(このキャスト、間違いないと思いますが、残念ながらこの記憶の裏づけも出来ません。苦笑)(注4)
この役、ちょっと高齢でしたが、結構カッコ良かった。
そしてジョンには、なぜかすごく若い奥さんがいました。

「ハイシャパラル」のバックおじさんは、ちょっと野暮ったい感じの人でしたが、「黒馬物語」のゴードンさんは上品なお金持ちでした。
残念ながらその他の記憶がありません。(苦笑)
武藤礼子さんは多分、ゴードンさんの奥様の役だったと思いますが、これも定かではありません。

(注1)参考資料:IMDb
エドワード・アルバート(エディ・アルバートのご子息)
ダイアナ・マルダー(スタートレック・TNGのドクター・ポラスキー。)
ジョン・デ・ランシー(TNGの「Q」です。)
(注2)キャメロン・ミッチェルさんは他には、モンローさんやローレン・バコールさんと共演の映画「百万長者と結婚する方法」がありました。
ローレン・バコールさんが好きになる、全然お金持ちに見えない、大金持ち役。声は服部哲治さんだったそうです。
(自称吹替評論家様、調べ。ありがとうございました。)
(注3)「ハイシャパラル」The High Chaparral(1968年)東京12/テレビ東京 60分
再放送で拝見しています。詳しいキャストのメモ等はありません。また「新・ハイシャパラル」と言うのもある様なので、その辺がどうなっているのか良くわかりません。

(注4)「ハイシャパラル」「新ハイシャパラル」のキャストがわかりましたので、追加します。(2005年11月10日)

「ハイシャパラル」The High Chaparral
1968年8月~1969年3月(東京12チャンネル/テレビ東京)全26話
ジョン・キャノン(リーフ・エリクソン):大久保正信
バック・キャノン(キャメロン・ミッチェル):小林昭二
ビクトリア・キャノン(リンダ・クリスタル):里見京子
ブルー・キャノン(マーク・スレード):山本勝
マノリト・モントーヤ(ヘンリー・ダロウ):草野大悟

「新ハイシャパラル」The High Chaparral
70年8月~71年1月(東京12チャンネル/テレビ東京)不明ですが、多分20話強?
ジョン(リーフ・エリクソン):納谷悟朗
バック(キャメロン・ミッチェル):柴田秀勝
マノ(ヘンリー・ダロウ):山田康雄
ビクトリア(リンダ・クリスタル):谷育子

*バックおじさんの姪様、自称吹替評論家様、本当にありがとう御座いました。

***

文章を少し修正しました。(2018年3月29日)

コメント (2)
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新・吸血姫美夕 西洋神魔編

2005-04-24 | オーディオ・ドラマ
新・吸血姫美夕 西洋神魔編 (1993年)
「美夕の章」(1巻)
「西洋神魔の章」(2巻)
役名:神魔の長

OVAで演じられた神魔の長をドラマCDで再演された作品。
全6巻のうち1・2巻にご出演。ご出演の物のみ拝聴しています。

キャスト
美夕:渡辺菜生子 
ラヴァ:塩沢兼人 
美夕の母:池田昌子(1巻) 
神魔の長:納谷悟朗(1・2)
桐生:梁田清之(1) 
レムレス:三ツ矢雄二(1)
羽生:若本規夫(1) 
早夜(さや):小林優子(1)
カールア:天野由梨(1・2) 
レムニア:佐々木望(2) 
ケット・シー:中尾隆聖(2)
パズス:井上和彦(2) 
ナイト・ギヤ:速水奨(2) 
ウォーター・リッパー:弘中くみ子(2)
スパルトイ:玄田哲章(2) 
アミイ:堀川亮(2)
ナレーション:小山茉美 他

美夕の学校で同級生の少女が行方不明になる。
彼女は美少年の神魔、桐生(梁田氏)によって本の中に封じ込められていた。
その桐生を美夕が闇へ返す。
最初にいきなり梁田氏がご出演になって、カッコイイ!と思ったら、あっという間に闇へ返されました。(笑)

次に現れたのが、鳥の神魔、羽生(若本氏)。
美夕の学校の先生として登場し、美夕に近づいて来る。
古典の教師で、「限りとて、別るる道の悲しきに、いかまほしきは命なりけり」と桐壺の更衣の最期の言葉を読み上げて、講義。(若本氏の「源氏」、実に結構でした!笑)

羽生は「はぐれ神魔」ではないが、監視者、美夕の能力を試しに現れたのだった。
羽生は美夕の生い立ちとラヴァが美夕の僕になったいきさつを感じ取る。

美夕の生い立ちはOVAとはやや異なっており、ここでは、吸血の一族に生まれても、
その全てが目覚めるとは限らないらしかった。
事実、美夕の母は目覚める事なく、人として生活する事が出来た。
しかし美夕が生まれた日、吸血の一族の後継者が誕生した事を知った神魔の長が、彼らの前に現れる。「早く大きくなれ。早く目覚めよ。」と神魔の長が美夕の誕生を祝う。
ドラマの中で、悟朗さんが一番古典的な感じがしました。とても良かった。
悟朗さんにも源氏の一節でも朗読して頂きたかったですが・・・。(笑)
池田氏は、これまた相変わらずの美しさでした。

ラヴァは「監視者」の血を絶やす為、美夕を殺しに来た西洋神魔。
しかしOVAと同じく、美夕に血を吸われ、美夕の僕になっていた。
親友のレムレス(三ツ矢氏)はラヴァを連れ戻しにやって来る。
レムレスは美夕に襲い掛かるが、そのレムレスの喉を切り裂いたのは、親友ラヴァの爪だった。レムレスは「お前を連れ戻したかっただけなのに・・・」と叫びながら、闇へ返されてしまう。

羽生は神社のお宮で、美夕と対決する。
少女だと思い、その力を疑っていた羽生だが、美夕はやはりただ者ではなかった。
あっという間に、その羽を焼かれ、逃げる術を失った羽生は、最後の願いを美夕に託す。
羽生の恋人、早夜が西洋神魔に殺されてしまったと言うのだ。
早夜の仇を取って欲しいと言い残し、羽生は焼き尽くされていった。

美夕は西洋神魔達が日本へやってくる事を知った。
彼らは、ラヴァのかつての仲間達であった。

2巻ではついに、八人の西洋神魔達を乗せた船が日本へやって来る。
ナイトギア(速水氏)、レムニア(佐々木氏)、カールア(天野氏)が美夕を倒しに上陸。
レムニアはレムレス(三ツ矢氏)の弟であり、兄を殺したラヴァを裏切り者として憎んでいた。
カールアはラヴァの従妹。ラヴァを慕っていたが、ラヴァがその魂を美夕に捧げていると知って、美夕を憎悪する。
夢使いのナイトギアは美夕を夢の中に閉じ込め攻めるが、美夕はラヴァに助けられる。

一方残りの西洋神魔達は日本魔界を目指していた。
そんな船が入り込む場所はないと、笑っていた神魔の長だったが、西洋神魔達の猛撃に合い、息絶える。登場人物が多い中、悟朗さんのセリフは思ったよりありました。
日本魔界は五層で成り立っているそうで、彼らが悟朗さんの事を「第一層の長」と呼んでいた。一番偉い人じゃなかったんですね。(苦笑)
最下層(第五層)の長と言うのが、一体どういう物なのか、ちょっと興味が沸きました。

ナイトギアの速水氏が、美夕とラヴァに倒されてしまい、他の西洋神魔達も美夕とラヴァの前に姿を現す。
リーダーのパズス(井上和彦氏)はラヴァを美夕から解き放つには、たった一つしか方法がないと言い、彼の武器でラヴァの心臓を貫く。
ラヴァは最期の力を振り絞って、美夕を別の空間へ逃がすのだった。

皆さんそれぞれカッコ良かったです。
悟朗さんは、幻想的、純日本的な雰囲気がとても良く出ていました。
この作品、とても面白く拝聴しました。

原作:平野俊弘、垣野内成美
(秋田書店刊ホラー・コミックスペシャル「新吸血姫美夕」より)
脚本:中村学 音楽:和田薫 音響プロデューサー:中野徹
音響コーディネーター:岩浪美和 
音響効果:佐々木純一(アニメサウンド・プロダクション)
エクゼクティブ・プロデューサー:高野富士雄、相澤孝夫
プロデューサー:久米憲司 ディレクター:渋谷和子 総監督:平野俊弘
発売元:ポニーキャニオン
「美夕の章」(1993年3月19日)
「西洋神魔の章」(1993年5月21日)


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吸血姫美夕 その2

2005-04-22 | OVA
続きです。その1からご覧下さい。

第1話「妖の都」(あやかしのみやこ)

霊媒師の一三子は、憑き物がつき、昏睡状態を続ける娘を助けて欲しいと、少女・藍子の両親から依頼を受ける。
調度その頃、町では吸血鬼が出現していると噂になっていた。
そして、藍子の周りに現れる美夕。

噂の吸血鬼に、ガールフレンドを殺されたと信じる都人。(鳥海氏)
美夕は、悲しみにくれる都人の血を吸い、彼はうつろな抜け殻の様になってしまったが、心は幸せで満たされていた。
美夕に血を吸われた人間は、それと引き換えに永遠の命を授けられるのだった。

藍子に取り付いた吸血鬼は血を吸い、命を吸い取る神魔だった。
美夕は藍子の血を吸って、藍子に永遠の命を与え、神魔の手から救おうとしたが、一三子の妨害にあい、それを果たせない。
美夕は神魔を闇へ返したが、藍子は命を吸い取られて絶命してしまう。
「あなたが邪魔したからよ」と淡々と言う美夕が、すごかったです。

一三子は、初めて神魔の存在を知ったのだった。

*共通語で話していたキャラ:美夕(渡辺氏)、一三子(小山氏)、都人(鳥海氏)
医師(玄田氏)

第2話「繰の宴」(あやつりのうたげ)

柚樹(堀川氏)と爛火(荘氏)がとても美しかったです。
美夕はこの柚樹が好きだった。そしてライバルは美少女神魔の爛火。
爛火は、獲物を人形に変えて生きる神魔。
人形の姿に、永遠の美を封じ込めるのだった。
美夕は、爛火が柚樹に永遠の美を約束している事を知り、「永遠なら私があげる」と誘うが、柚樹は、本当は永遠の美なんてどうでもいい、彼女を愛していると答える。
自分の気持ちを否定し続けるが、爛火も本当は人間である柚樹を愛しているのだった。

美夕は爛火を闇へ返し、監視者としては爛火に勝ったが、女としては敗北した。

*共通語で話していたキャラ:美夕、一三子、柚樹(堀川氏)、爛火(荘氏)

第3話「脆き鎧」(もろきよろい)

美夕にはいつも一緒にいる忠実な僕がいる。
彼は西洋から来た西洋神魔のラヴァ。
ある夜、海辺に立つ美夕の前に、海からラヴァが現れたのだった。
監視者の血を絶やす為、美夕を殺しに来たラヴァだったが、美夕は彼を見て、思わず彼の血を吸ってしまう。そして美夕に血を吸われた彼は、美夕の僕となった。
ラヴァは美夕を殺せなかった罰に、言葉と顔を封じられ、いつも仮面を被り、話す事が出来なくなってしまった。

ラヴァの友人のレムレスは、彼が美夕の僕となっているのを知って、ラヴァを封印してしまう。
美夕は、「あなたは闇に返さない。灰になるまで焼き尽くしてあげる」・・・となかなか恐かったです。焼き尽くされながら、レムレスは親友ラヴァの声を聞く。
「お前には分からぬか・・・あの少女の悲しみが?」
そしてレムレスに操られていた、鎧怪人も悲しい最期をとげる。

*共通語で話していたキャラ:美夕、一三子、ラヴァ(塩沢氏)、レムレス(三ツ矢氏)
鎧怪人(玄田氏)

第4話「凍る刻」(こおるとき)(第4話は全員共通語でした。)

一三子は、少女時代を過ごした鎌倉を訪れる。
近所にあった屋敷で、彼女は昔、恐ろしい物を見たのだった。

ラヴァの血を吸ってから、美夕は自分が吸血鬼であることを自覚し始める。
美夕の母は吸血の一族に属する神魔だが、夫は人間で、彼女は美夕を人として育てていた。

美夕が目覚めた事を知り、ついに神魔の長が彼らの前に現れる。
美夕達の種族は、血を吸った相手に永遠の命を与える事が出来るが、自分達は不老不死ではなかった。だから監視者の引継ぎが必要なのだ。
その引継ぎの時が来たのだった。
美夕の母は、「あなたは人間なのよ」と美夕を連れて逃走する。
生まれた時から監視者になる事が定められている、その定めから美夕を解き放してあげたかった。
しかし渇きを癒す事が出来ない美夕は、母の血を吸ってしまう。
そして美夕と母は、神魔達に追いつかれてしまう。

掟に背いた母は、夫と共に命を封印される。
それと同時に美夕の時間も止められ、監視者の居ない間に迷い込んだ神魔を全て闇に返す使命を与えられたのだった。

美夕が全ての神魔を闇へ返し、両親の封印が解かれた時、
「一つだけ言ってあげたい事があるの・・・お母さんに・・・。」と一三子に言う美夕。
美夕が言ってあげたい事とは一体何なのか・・・?
余韻の残し方が、全編を通して素晴らしかったです。

一三子は、美夕の話を聞いた後、その記憶を消されてしまう。
しかし・・・一三子は少女の時に見た恐ろしい物を思い出す。
あの時にも美夕はいた・・・今と全く変わらぬ姿で。

池田昌子氏が相変わらずとても美しい感じでした。
悟朗さんはお得意(?)の黒幕的存在。
「監視者の血を絶やすつもりか?」「逃がしはせぬ」と、迫力ありました!

全体に絵がとても綺麗でした。純日本風で素敵だった。
音楽も良かったです。

監督:平野俊貴  脚本:会川昇 絵コンテ:垣野内成美、平野俊弘
作画監督:垣野内成美、西井正典 原作:垣野内成美

*この後でドラマCDも制作され、悟朗さんも神魔の長役で登場されています。
(キャストは基本的にOVAに準じています。)


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