自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

運命の逆転

2013-06-27 | DVD・ビデオ
「運命の逆転」
Reversal of Fortune 1990年 米
松竹ホームビデオ 1991年
役名:クラウス・フォン・ビューロー(ジェレミー・アイアンズ)

以前、ビデオの最後に出たクレジットを載せた事があります。
悟朗さんと内海さんが御共演だったので、追悼にまた拝見しました。
石森さんもご出演でした。

ストーリーは、詳しくはご紹介しませんが、悟朗さんのキャラクターがとても冷たい感じで、熱い内海さんの役と対照的で面白かったです。


クラウス(納谷悟朗)、サニー(武藤礼子)
零下何十度??と言う感じの冷たい夫妻です。(笑)


納谷悟朗、内海賢二
内海さんは熱血弁護士/ハーバード大学法学部教授のアラン・ダーシュビッツです。
皆が有罪と信じて疑わない、フォン・ビューローの上告審での弁護を担当しています。

***

「運命の逆転」
Reversal of Fortune 1990年 米
松竹ホームビデオ 1991年

サニー・フォン・ビューロー(グレン・クロース):武藤礼子
クラウス・フォン・ビューロー(ジェレミー・アイアンズ):納谷悟朗
アラン・ダーシュビッツ教授(ロン・シルバー):内海賢二
サラ(アナベラ・シオラ):塚田恵美子
ピーター(ジャック・クリッピン): 幹本雄之
マリア<メイド>(ウタ・ハーゲン):片岡富枝
ラジ(マノ・シン):大塚明夫
デビッド・マリオット<チンピラ>(フィッシャー・スティーブンス): 大塚芳忠
州最高裁判長(フレデリック・ニューマン):石森達幸
スティーブ・ファミグリエッティ<判事>(マイケル・ワイクス):江原正士
アンドレア(クリスティーン・バランスキー):火野カチ子

坂東尚樹、星野充昭、中原茂、池上麻里子
西宏子、吉田美保

演出:春日一伸
日本語版台本:飯嶋永昭
日本語版制作:S.E.R

***

悟朗さんと内海さんの直接対話のシーンを一つご紹介します。
(依頼を受けるシーンです。)


「・・・私には主義がある。
金では動かないし、法の基本問題がないと、戦う気がしない。」(内海賢二)


「私は絶対に無実潔白だ。」(納谷悟朗)

***

内海さんのダーシュビッツ教授は、法廷でのシーンはほとんどなく、ハーバード大学の教え子達と、一審を覆す為の細かい作業をする場面等が中心になっていました。
準備期間が短い為、自宅を開放して生徒達と合宿生活をしていました。


生徒達と元恋人で弁護士のサラ(塚田恵美子)、ダーシュビッツ教授(内海賢二)


同じく生徒達。
右から二番目はラジ(大塚明夫)
女学生役は、「デスパレートな妻たち」等でお馴染みのフェリシティ・ハフマンです。(声は分かりません。)

***


クラウスの告白に、動じていない風のサニー。(武藤礼子)
でも、本当はかなり傷ついていた様です。


クラウス(納谷悟朗)

***

悟朗さんのクラウスは、果てしなく怪しいのですが、事実はどうだったのか、誰にも分からないと言うのが面白かったです。

悟朗さんは、高貴さと怪しさが光っていました!(笑)

***


納谷悟朗、火野カチ子
奥様とのシーンです。

***

悟朗さん、内海さん、石森さんのご冥福をお祈り致します。
武藤さんも他界されてしばらく経ちました。
本当にどんどん淋しくなりますが、これからも懐かしい物を沢山拝見させて頂けると信じております!
ずっと応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。

これは、石森さんの追悼に載せた物です。(銀河英雄伝説)
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896800.html

***

オマケです。


映画のモデルになった本物のクラウス・フォン・ビューローとダーシュビッツ教授 AP Photo


若き日のサニー AP Photo
彼女は植物人間のまま28年間生き、2008年に亡くなったそうです。



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キャシャーン 第9話

2013-06-21 | アニメ
新造人間キャシャーン (1973年)
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」

内海賢二さんのご冥福をお祈り致します。

内海さんと悟朗さんの御共演は数はあるのですが、個人的に「これは!」と思う物があまりありません。
ほとんどシリーズで共演されていなかったのだと思います。
(最初に浮かんだのが「プロデューサーズ」でした。(爆)
後は、「ベン・ハー」とか・・・。)

お二人がご出演で、多分一番有名なのは「キャシャーン」ではないかと思います。(??)
ブライキング・ボスとナレーションは、全話に登場するので(内海さんは全話にご登場だったと思うのですが、ちゃんと確認はしていません。)ランダムに第9話を選びました。
(単に森さんがゲストだったので良く覚えているのと、音楽の話で好きなエピソードだったので。笑)

悟朗さんのナレーション部分は、そのままご紹介します!
著作権侵害の意図はありません。

***

新造人間キャシャーン (1973年)
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」

<キャスト>
キャシャーン:西川幾雄
ブライキングボス:内海賢二
ルナ:塚田恵美子
バラシン:立壁和也
サグレー:加藤修
マリーノ:森功至
モレーナ:岡本茉莉
音楽家:仲木隆司
ナレーター:納谷悟朗

***

いきなり激しい攻撃を受ける街です。

悟朗さんのナレーション
『全世界を、手中に収めようとするアンドロ軍団の攻撃は、日ごとに激しさを増し、新たな武器を備えて、世界の主要都市を次々と破壊して行った。
これに対し、各国の国防軍は、退却につぐ退却を重ね、人々は愛する町、愛する故郷を次々と捨てていった。』


ブライキング・ボス登場です!(ちょっと見難いですが。)
「次はクィーン市だ。ハハハ・・・。ヤルツェブラッキン!」(内海賢二)

人々が車や徒歩で逃げて行きます。


そこへ、逆に町へ入ろうとする若者。
「妹が俺の帰りを待っているんだ。」(森功至)
何としても帰ろうと決意している世界的指揮者のマリーノです。

悟朗さんのナレ
『クィーン市は音楽の都として、世界中の人々から親しまれ、愛されてきた町であった。
一流の音楽家になる為には、一度は、この町で修行しなければならないとさえ言われていた。
そのクィーン市が、アンドロ軍団の次の攻撃目標になっていたのである。』

*「クィーン市」なんて洒落ていますネ。(笑)


野外音楽堂で、ピアノを弾く盲目の少女モレーナを見つけたキャシャーン達。


そこへ兄のマリーノが帰って来てくれました。

兄妹の家で彼らの荷物を積み込み、二人を空港へ連れて行こうとするキャシャーン達ですが、モレーナは町に残ると言い出します。
ロボットの為に盲目になった彼女は、どこへ逃げても、もうピアノを弾く事は出来ない。
それなら愛する町に居たいと言います。

少女の気持ちを理解しながらも、やはり逃げるべきだと言うキャシャーン。
と、音楽堂からチェロを弾く音が聞こえてきました。


チェロ奏者。
少人数ながら、それを聴いている人達もいます。
どこへ逃げても同じ、それならこの町で・・・と思う音楽家と聴衆です。


「私達も残りましょう」と言うモリーナに同意するマリーノ。
キャシャーンは反対しますが、
「音楽を死ぬまで愛する、この素晴らしい人達の為に、俺も力を尽くしたい。」(森功至)

二人はこの町で演奏会を開く事にしました。
演奏家達がどんどん集まって来ます。
逃げようとしていた人達も、どうせ死ぬならモレーナのピアノを聴いて死んだ方が良いと、戻ってきました。

演奏会の事を知って、兵力を増大して攻め込もうとするブライキング・ボス。


「百獣の王ライオンは、ねずみ一匹にも全力を尽くすと言う。
一気にクィーン市を踏み潰すのだ。」(内海賢二)

<演奏会>


指揮:マリーノ


ピアノ:モレーナ

曲目:チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 第1楽章


ちゃんとフルオーケストラです。

この町にアンドロ軍団を入れないと言い、演奏が続く中、外で戦うキャシャーン達です。
戦闘シーンのBGMがクラシックです。
「銀河英雄伝説」が元祖の様な気がしますが、そのずっと以前にもちゃんとありました!(笑)

音楽が聞こえ続け、皆が逃げない事を知ったキャシャーンは、俺たちも戦うぞ、と頑張ります。


進行してくるアンドロ軍団。
「キャシャーンを踏み潰し、一気にクィーン市を叩き潰すのだ。」(内海賢二)

悟朗さんのナレ
『アンドロ軍団の大攻勢に、キャシャーンは苦戦した。
しかし、キャシャーンには、切り札の超破壊光線が、まだ残っていた。
だが、この超破壊光線は、蓄えた全エネルギーを、一瞬のうちに放出する為、キャシャーンにとって、非常に危険な武器である。
失敗は、死につながるのだ。』

本当にもの凄い破壊力の光線です。
これでアンドロ軍団を倒します。
そして、アンドロ軍団は退散。


演奏も無事終了して、キャシャーンを捜す兄妹。

悟朗さんのナレ
『音楽は、人々の胸に、勇気と、戦う力をよみがえらせたのである。
しかし、キャシャーンの働きは、人々に知られる事もなく、誰からの拍手もない。
モリーナとマリーノ、二人の、キャシャーンを捜し回る声だけが、いつまでも虚しく響いていた。
新造人間であることを隠し、その孤独な宿命を背負って、アンドロ軍団と戦うキャシャーン。
命を、熱く燃やし続けろ。
キャシャーンがやらねば、誰がやる』

***

内海さんの出番があまりなかったですが。(土下座)
愛と音楽が町を救いました。(と言うか、キャシャーンが救ったんですが。笑)

内海さんのブライキング・ボスは、一欠けらの感情も、同情もなくて、本当に凄いです。

***

ブライキング・ボスは、冷酷そのものでしたが、私が内海さんで一番懐かしいのは、実はサリーちゃんのパパです。(笑)
後は、「ルーシーショー」のムーニーさんとか。
面白い感じの演技もお手の物でいらっしゃいましたネ。

洋画の吹き替えは、ご本人はスティーブ・マックイーンがお好きだったそうですが(資料:ウィキ)、私はビクター・マチュアを真っ先に思い出します。

内海さん、沢山の作品を有難う御座いました。

***

内海さんのシトレ元帥の写真をこちらに載せています。(銀河英雄伝説)
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896768.html

オマケです。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896789.html


コメント (2)
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母の旅路

2013-06-12 | 吹き替え

「母の旅路」
Madame X 1966年 米
1974年3月17日(日) NET
役名:フィル(リカルド・モンタルバン)


フィル(納谷悟朗)、ホリー(瀬能礼子)

以前、悟朗さんが吹き替えられたリカルド・モンタルバンさんのリストをご紹介した時に一度載せています。
キャストの追加等はありませんが、吹き替えマニア様がご覧になっているそうで、お話を伺う事が出来ました。

私は悟朗さんのモンタルバンさんを拝見した事がないので、とても興味が沸きました。
家弓さんや井上真樹夫さんもご出演です。

折角教えて頂いたのに、しばらく放置状態になってしまいました。
吹き替えマニア様、申し訳ありませんでした。

モンタルバンさんのリストはこちらに載せています。

https://blog.goo.ne.jp/nayagorofan/e/28eff26367efb0ab79f7ffdb902b25b1

***

「母の旅路」
Madame X 1966年 米
1974年3月17日(日) NET

ホリー(ラナ・ターナー):瀬能礼子
クレイ・アンダーソン(ジョン・フォーサイス):家弓家正
エステル(コンスタンス・ベネット):京田尚子
フィル(リカルド・モンタルバン):納谷悟朗
ダン(バージェス・メレデス):寄山弘
クレイ・アンダーソンJr(キア・デュリア):井上真樹夫

***


エステル(コンスタンス・ベネット/京田尚子)、ホリー(ラナ・ターナー/瀬能礼子)、クレイ・アンダーソン5世(ジョン・フォーサイス/家弓家正)
家弓さんは富豪の当主で、ラナ・ターナーさん扮するホリーの夫役だそうです。


ホリー(瀬能礼子)、フィル(納谷悟朗)
悟朗さんの役は、家弓さんの友人。
ネタバレなのでそれ以上は書きません。(笑)

吹き替えマニア様に、『納谷さんのモンタルバンは、本当にプレイボーイ的な雰囲気が良く出ていて素敵でした。』とお書き込み頂きました。
どうも有難う御座います!!!(笑)


クレイ・アンダーソンJr<クレイ・アンダーソン6世>(キア・デュリア/井上真樹夫)、ホリー(瀬能礼子)
井上真樹夫さんはラナ・ターナーさんの息子役です。


***

ストーリーが結構重い印象ですが興味深いです。
キャストも凄いですね。
個人的には、モンタルバンさんが家弓さんと言うのもありなのですが・・・。
家弓さんのジョン・フォーサイスさんの吹き替えは「トパーズ」(ヒッチコック監督)で拝見した事がありました。(この時も悟朗さんと家弓さんの御共演でした!)

家弓さんと御共演と言うだけで、自動的に拝見したくなります。(笑)
悟朗さんのモンタルバンさんの吹き替えをいつか拝見する機会があれば・・・と思っています。

***

*吹き替えマニア様
*IMDb他

***

少し修正しました。(2024年1月5日)

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マルコ・ポーロ/シルクロードの冒険

2013-06-06 | 吹き替え
「マルコ・ポーロ シルクロードの冒険」 
役名:フィリップ神父(ジョン・ディックス)


DVDカバーの部分写真です。(ヨーロッパ版)

独休庵様にキャスト詳細をご紹介頂きました。
有難う御座いました。

***

悟朗さんはルスティケロを尋問する神父役だそうで、ルスティケロの回想でストーリーが進行するとの事です。
私は残念ながら未見です。(??)

牢獄内でのシーンなので、写真が暗いですが・・・。


フィリップ神父(納谷悟朗)


一緒に尋問するデミアン神父(島宇志夫)


尋問を受けるルスティケロ(柳生博)

***

初放送は、3夜連続(各175分)だったそうですが、独休庵様がご覧になったのは、再放送で、2時間枠で2回の放送だったそうです。
かなりのカットがある計算で、『豪華キャストなんですが、それぞれの出番が少ないの何のって…。』とコメント頂きました。(笑)

***

「マルコ・ポーロ シルクロードの冒険」 
Marco Polo 1982年 米 TVミニシリーズ
1982年10月1日(金)、10月2日(土)、10月3日(日) 3夜連続 TBS
各175分

マルコ・ポーロ(ケン・マーシャル):津嘉山正種
ニコロ・ポーロ(デンホルム・エリオット):小林昭二
マッフェオ(トニー・ボーゲル):小林清志
ヤコポ(F・マレー・アブラハム):大塚周夫

フビライ・ハーン(イン・ボーチェン):西村晃
モニカ(キャサリン・ダウリング):檀ふみ
チャビ皇后(ボーラ・クウ):岸田今日子
ヤン・クー(タン・ボーエン):小池朝雄
ベクトル・ハーン(エン・ヘッセン):巌金四郎
カイドウ・ハーン:金井大
バヤン:富田耕生
フィリップ(ジョン・ディックス):納谷悟朗
パクスパ(ジェームス・ホン):中村正
アクメット(レオナルド・ニモイ):家弓家正
デミアン(パトリック・モーアー):島宇志夫
テオバルド(バート・ランカスター):安部徹
ユセフ(イアン・マクシェーン):仲村秀生
アーノルフォ:永井一郎
タリブ:森川公也
ジョバンニ:塩見竜介
ウォン・ジュー:田中信夫
カザール(ヤン・ガン):中田浩二
イエリ・ジュー:村瀬正彦
知事:今西正男
ナヤン:野本礼三
高麗王:渡部猛
ギリエルメ:柴田秀勝
見習い僧:筈見純
アーガン:緑川稔
ウオン将軍:飯塚昭三

石井敏郎、長堀芳夫、田中亮一、幹本雄之
笹岡繁蔵、中島喜美栄、芝夏美、山田礼子

チンキン(石田純一):石田純一
マイ・リー(アグネス・チャン):アグネス・チャン
ルスティケロ(デヴィッド・ウォーナー):柳生博
サエモン(丹波哲郎):丹波哲郎

日本語版制作プロデューサー:熊谷国雄
制作協力:グロービジョン
台詞:額田やえ子
演出:左近允洋
調整:飯塚秀保
効果:赤塚不二夫
デスク:乾宏雄

***

オマケです。


サエモン役の丹波さん


アクメット(家弓家正)、マルコ・ポーロ(津嘉山正種)
ニモイは「スパイ大作戦」で東洋人に扮した事が何回かありました。
ここではフビライ・ハーンに仕える大臣役です。

***

*独休庵様資料
*IMDb他



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