自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

メテオ

2017-07-27 | 持ち役吹き替え
マーティン・ランドーさんの作品から「メテオ」(1979年作品)をご紹介します。
以前キャストを少し載せた事がありますが、ウィキにキャスト詳細が載っていました。
折角なのでこちらにも載せさせて頂きます。

「メテオ」は1981年5月16日(土)にフジテレビで放送されました。
テレビ朝日版の「ベン・ハー」が5月10日(日)と5月17日(日)に放送されて、「ベン・ハー」前後編にはさまれていたのが印象的でした。

ビデオ版の吹き替えがある様ですが、日本ではDVDは出ていません。
若山さんがショーン・コネリーのこのフジ版が入ったDVDが出ないでしょうか?


「メテオ」 北米版DVDの表紙


ブルーレイの表紙 (2014年9月16日発売)
北米版のブルーレイも出ています。


キャスト(ポスターからの部分写真です)
ショーン・コネリー(若山弦蔵)、ナタリー・ウッド(鈴木弘子)、カール・マルデン(島宇志夫)、ブライアン・キース(国坂伸)、マーティン・ランドー(納谷悟朗)、トレバー・ハワード(緒方敏也)、ヘンリー・フォンダ(中村正)

***

地球に接近する隕石(直撃コースにあります)を破壊する為、保有していない事になっている核弾頭ロケットを使用する事になります。
ランドーさんのアドロン将軍は、国家機密を公表する事に強い難色を示していました。


マーティン・ランドーさん扮するアドロン将軍(納谷悟朗)
納谷「すると何か。君は国際協定に違反した、核弾頭つきロケットを我が国が衛星として持っているって事を臆面もなく全世界に公表しようってのか。」


ブラッドレー博士役のショーン・コネリーさん(若山弦蔵)

***

「メテオ」
Meteor 1979年 米
1981年5月16日(土) フジ ゴールデン洋画劇場

ポール・ブラッドレー(ショーン・コネリー):若山弦蔵
タチアーナ・ドンスカヤ(ナタリー・ウッド):鈴木弘子
アメリカ合衆国大統領(ヘンリー・フォンダ):中村正
アドロン将軍(マーティン・ランドー):納谷悟朗
ハリー・シャーウッド(カール・マルデン):島宇志夫
デュボフ博士(ブライアン・キース):国坂伸
マイケル・ヒューズ卿(トレヴァー・ハワード):緒方敏也
国防長官(リチャード・ダイサート):上田敏也
イーストン将軍(ジョセフ・キャンパネラ):保科三良
ロルフ・マンハイム(ボー・ブランディン):国坂伸
ジャン・ワトキンス(カトリーヌ・ドゥ・エートル):向殿あさみ
アラン・マーシャル(ジェームス・G・リチャードソン):石丸博也
ビル・ハンター(ロジャー・ロビンソン):龍田直樹
サム・メイスン(マイケル・ザスロー):徳丸完
ピーター・ワトソン(ジョン・マッキニー):山口健
イーストン飛行士(ジョン・フィンドレーター):保科三良
ソ連首相(グレゴリー・ゲイ):北村弘一

プロデューサー:瀬口洋治、関一由(フジテレビ)
演出:春日正伸
翻訳:山田実
効果:南部光庸、大橋勝次
選曲:河合直
スタジオ:新坂スタジオ
配給:ヘラルドエンタープライズ
制作:フジテレビ、ザック・プロモーション

***

ビデオ版のキャストです。

「メテオ」
Meteor 1979年 米
ビデオ版

ポール・ブラッドレー(ショーン・コネリー):石田太郎
タチアーナ・ドンスカヤ(ナタリー・ウッド):吉田理保子
アメリカ合衆国大統領(ヘンリー・フォンダ):原田一夫
アドロン将軍(マーティン・ランドー):筈見純
ハリー・シャーウッド(カール・マルデン)千葉耕市

***

オマケにもう一枚。


カール・マルデンさん(島宇志夫)、ショーン・コネリーさん(若山弦蔵)、マーティン・ランドーさん(納谷悟朗)

*クリックすると大きな写真をご覧頂けます。

***

*自称吹替評論家様
*ウィキペディア
*IMDb他


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スパイ大作戦 欺瞞作戦

2017-07-21 | スパイ大作戦
マーティン・ランドーさんのご冥福をお祈り致します。

ランドーさんと言えば、やはり「スパイ大作戦」ですね。
とてもシャープで隙のないイメージのローランでしたが、ミッション中、まれに気弱な人間に扮している時がありました。
そういう時のランドーさんは特に面白かったです。
悟朗さんも通常は偉い人の役などが多いので、ちょっとビクビクしている様な役柄を演じていらっしゃるのを拝見するのはとても楽しかったです。(笑)


「スパイ大作戦」 ローラン・ハンド役のマーティン・ランドーさん(納谷悟朗)

第3シーズン13話の「欺瞞作戦」と言うエピソードから少しご紹介します。
今回のミッションは敵側のトップスパイ、ステファン・ミクロスにニセの情報を本物だと信じさせる事です。

ウォルター・タウンゼンドと言うアメリカのスパイが、実は二重スパイである事が判明。
タウンゼンドに偽の情報を流しましたが、アメリカにいる彼の連絡員のシンプソンが情報が偽である事を見破り、本国へタウンゼンドが裏切ったと報告してしまいます。

その調査の為に敵側のエリートスパイ、ミクロスがやって来ます。
ローランはまずミクロスに扮して連絡員のシンプソンに会い、その後シンプソンと入れ替わって、ミクロスに会います。

そのシーンからご紹介します。


ミクロスに扮したローラン(納谷悟朗)とシンプソン(島宇志夫)
シンプソンに対して冷たく歯牙にもかけていないと言った感じです。
John Kenneth Muir photo


シンプソンに扮したローラン(納谷悟朗)
さっきとは打って変わって小心な男を演じ切るローランです。


本物のミクロス(横森久)

二人の対話をご紹介します。

横森: シンプソンだが
納谷: はい、何でしょうか?
横森: 注文どおりのガラス細工を作るそうだが。
納谷: どんなガラス細工をご希望でしょう。
横森: 鳥だ。
納谷: それでどんな鳥を?
横森: フラミンゴと白鳥だ


奥の部屋に入ると、ステファンは抜き打ちでそこにあったガラスの置物をローランに投げつけます。
とっさに左手で取ってみせるローラン。
(シンプソンは左利きです。それをステファンが試しました。スパイは一瞬たりとも気が抜けないですね!)

横森: 時に、タウンゼンドが裏切ったと言う訴えだが。
納谷: はい。確かに。私の報告で十分なのに、どうして、こんな・・・
横森: 調査の事か?
納谷: そうです。
横森: 君は報告だけでタウンゼンドを消せると思うか?
納谷: こんな調査を受けるのは初めてですよ。
横森: 君の訴えは本当なのか。
納谷: 勿論。
横森: じゃ、何を恐れてる。
納谷: いえ。私は、何も恐れてなんか。裏づけもあるし。
横森: 見せてくれ。
納谷: それが、ここにはありません。
横森: どこにある。
納谷: ウイロビーの所にあります。手先の。
横森: そのウイロビーを呼び寄せるのにどれくらいかかる?
納谷: 24時間以内に。
横森: 呼べ。


目がねをかけたローランです。

横森: 裏づけは確かだろうな。調査の結果ボロが出る様な事はないだろうな。
納谷: 勿論。
横森: 念のために言っとくが、私は誹謗は嫌いだ。やっかみ半分の誹謗はその際たる物だ。
納谷: 誹謗じゃありませんよ。裏切った確かな証拠があるんです。奴があなたの友達だからって・・・
横森: どうした。
納谷: 友達なんでしょ。
横森: だから?
納谷: とにかく、タウンゼンドが裏切ったため私は危ないんです。
横森: 君の言いたい事は別だろう。ただ一つだけ言っておく。我々は個人的感情に左右されてはならんのだ。いいな。

***

第66話(3-13)「欺瞞作戦」 The Mind of Stefan Miklos
米国初放映 1969年2月23日
日本初放映 1969年6月2日(月)

ステファン・ミクロス(スティーブ・イーナット):横森久
ジェームズ・シンプソン(エド・アズナー):島宇志夫
ウォルター・タウンゼンド(ジェーソン・エバーズ):家弓家正
骨董屋:勝田久

***



マーティン・ランドー マーチン・ランドー
Martin Landau
1928年6月20日~2017年7月15日
ニューヨーク、ブルックリン出身


ニューヨーク・デイリー・ニュースで風刺漫画を描いていた頃のランドーさんです。
本当にお若いですね!


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知られざるアフリカ

2017-07-13 | ナレーション
1970年12月に日本で公開された「知られざるアフリカ」と言う作品です。(イタリア制作)
フランス領赤道アフリカの変った儀式等をドキュメンタリー映画化した作品です。
悟朗さんがナレーションを担当なさっていました。(チラシ等の資料より)

内容がかなり過激な様です。
苦手なジャンルの作品なので、たとえ機会があったとしても見れないですが、こういう作品のナレーションをどういう感じでこなされたのか、少し拝聴してみたい気もします。(笑)


「知られざるアフリカ」 パンフレットの表紙

***

「知られざるアフリカ」
Secret Africa(米題) 1969年 伊
1970年12月19日 日本公開

ナレーション:納谷悟朗

監督:グイド・ゲラシオ
撮影:アルフレッド・カスティグリオーニ
カメラ:アンジェロ・カスティグリオーニ
音楽:アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
製作:オレステ・ペリーニ

*グイド・ゲラシオ監督は「残酷猟奇地帯」(1972年作品)の監督です。

***

*Movie Walker、アマゾン
*IMDb他


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秘密指令S

2017-07-06 | TV吹き替え
自称吹替評論家様に悟朗さんのゲスト作を教えて頂きました。
どうも有難う御座いました。
1969年のイギリスのTVシリーズ「秘密指令S」(全28話)の悟朗さんのゲスト作品です。


「秘密指令S」 DVDの表紙(PAL版)
ピーター・ウィンガードさん扮するジェイソン・キング(久松保夫)、スチュワート・サリバン役のジョエル・ファビアニさん(広川太一郎)、アナベル・ハーストのローズマリー・ニコルズさん(池田和歌子)

私はこの「秘密指令S」のスピンオフとして制作された「作家探偵ジェイソン・キング」と言う作品をとても良く覚えているのですが、「秘密指令S」も拝見していた様です。
久松さんの文語体のセリフが面白いですが、池田和歌子さんの男の子の様なセリフ回しも素敵でした。

彼らが何の組織に所属しているのか全く覚えていなかったのですが、インターポールだそうです。
急に親近感が沸きました。(笑)

***

悟朗さんのゲスト作は、日本での第1作にあたっていた様です。
ヒースロー空港に到着した飛行機がもぬけの殻で、キング達がその謎を解くと言う話です。
悟朗さんは悪役でした。


テレル役のアントン・ロジャースさん(納谷悟朗)

「秘密指令S」 Department S
第1話 怪奇ロンドン空港
第5話 One of Our Aircraft is Empty (1969年4月6日 本国放送)

ジェイソン・キング(ピーター・ウィンガード):久松保夫
スチュワート・サリバン(ジョエル・ファビアニ):広川太一郎
アナベル・ハースト(ローズマリー・ニコルズ):池田和歌子
カーティス・セレステ卿(デニス・アラバ・ピータース):小林清志
テレル(アントン・ロジャース):納谷悟朗
ナレーション:大木民夫

***

オマケにもう1話です。(日本での第2話)
突然現れた宇宙服を着た男が死亡。
男は何故アポロの宇宙服を着ていたのか?キング達がその謎を解明します。

エピソードの中で、ジェイソン・キングがアメリカ人の金庫破りと入れ替わります。
キングがアメリカ人に扮したシーンでは、久松さんはお得意のべらんめい調で吹き替えていらっしゃいました。
(原語ではウィンガードさんがちゃんとアメリカ英語を使っていました。)


カーター役のジョン・ネトルトンさん(家弓家正)

第2話 謎の闇から来た男
第16話(17話との資料もありました) The Man from X (1969年11月5日 本国放送)

ジェイソン・キング(ピーター・ウィンガード):久松保夫
スチュワート・サリバン(ジョエル・ファビアニ):広川太一郎
アナベル・ハースト(ローズマリー・ニコルズ):池田和歌子
カーティス・セレステ卿(デニス・アラバ・ピータース):小林清志
カーター(ジョン・ネトルトン):家弓家正
北村弘一
北浜晴子
ナレーション:大木民夫

***

ジェイソン・キングと言うキャラクターが懐かしくなって「作家探偵ジェイソン・キング」のOPを拝見しました。
山田康雄さんのジェイソン・キングをぜひまた拝見したくなりました。

キング役のピーター・ウィンガードさんはどうなさったのだろうと思い検索した所、ご存命の様で嬉しかったです。
ウィンガードさんのご本名、生年月日、出身地はいろいろな資料があり、公式には分からないとの事です。
ルパンみたいですね。(笑)

一説にはフランスのマルセーユのご出身だそうです。(IMDb資料)
そう言えば「作家探偵ジェイソン・キング」で、母はフランス人だとキングが時々話していたと思います。
女性を口説くのが上手いのはフランス人だから、と言う事だったのではないでしょうか???(記憶違いだったら済みません。)


「作家探偵ジェイソン・キング」 サウンドトラックCDの表紙
ピーター・ウィンガードさん(山田康雄)

***

*自称吹替評論家様
*スーパー!ドラマTV
*IMDb、ウィキペディア他


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