自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

キング オブ キングス

2014-12-24 | 持ち役吹き替え

「キング・オブ・キングス」 ビデオカバー
イエス役のジェフリー・ハンター(中田浩二)

悟朗さんと家弓さんの御共演作の中から、1973年のクリスマス(正確には12月23日ですが)に放送された「キング・オブ・キングス」をご紹介します。
悟朗さんはロバート・ライアンを吹き替えていらっしゃいました。

残念ながら吹き替え版に関しての記憶がほとんどないので、とにかくシーンの把握だけでもしたいと思い、洗礼者ヨハネとサロメのシーンを少し拝見してみました。


洗礼者ヨハネ(ロバート・ライアン):納谷悟朗

ロバート・ライアンの役は洗礼者ヨハネです。
「偉大な生涯の物語」のへストンも同じく洗礼者ヨハネで、悟朗さんは2本の作品で同じ役を吹き替えられた事になります。

「キング・オブ・キングス」ではサロメのダンスがなかなかスゴかったです。
私は彼女のダンスを見事だと思いました。(いろいろ意見がある様ですが???笑)

家弓さんはヘロデ王役です。
このヘロデ王は「ベン・ハー」でピラト総督役だったフランク・スリングが演じていました。
(「ベン・ハー」でも家弓さんでした。)

登場人物の多い作品ですが、悟朗さんと家弓さんの役は接点があるので、ぜひ吹き替え版を再見したいと思いました。
(直接対話があったのか分かりません。)


?、ヘロデ王(家弓家正)、サロメ(鈴木弘子)


洗礼者ヨハネ(納谷悟朗)、サロメ(鈴木弘子) 
(ロビーカードの部分です)


Guia Gografico photo
サロメ(鈴木弘子)

この映画でも洗礼者ヨハネの首がお盆に乗って出てくる事はなかったそうです。良かったです。(笑)
(「偉大な生涯の物語」でもへストンの首は出てきませんでした。)

***

「キング・オブ・キングス」 キング オブ キングス

King of Kings 1961年 米
1973年12月23日(日) NET 日曜洋画劇場

イエス(ジェフリー・ハンター):中田浩二
ヨハネ(ロバート・ライアン):納谷悟朗
バラバ(ハリー・ガーディノ):大塚周夫

マリア():京田尚子
ピラト():羽佐間道夫
ヘロデ(フランク・スリング):家弓家正
ユダ():加茂嘉久
マグダラのマリア():中西妙子
サロメ(ブリジット・バズレン):鈴木弘子

ルシアス():森川公也
クロデア():平井道子
ペロテア():渡辺典子
ヨセフ():藤本譲
ヘロデ大王():塩見竜介
カヤバ():千葉順二

大木民夫、加藤正之、八奈見乗児、田中亮一、石森達幸、藤城裕士

ナレーション:矢島正明

<日本語スタッフ>

演出:有村昌記
翻訳:宇津木道子
効果:東上別符精、PAG
調整:遠矢征男

***

この作品以前にもキリストが出てくる映画はありましたが、イエスの手だけとか後姿のみで、本人(?)が堂々と登場する事はなかったそうです。
イエスが実際に大きく登場したのは、この映画が最初だそうです。
ジェフリー・ハンターさんは、ハンサムで素敵なイエスだと思いました。(笑)
(当時、中にはイエスがハンサムすぎるとの評もあったそうです。)

***

「偉大な生涯の物語」をこちらに載せています。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/618.html

***

今年最後の記事です。
メリー・クリスマス。
そして良いお年をお迎え下さい。

***

*飛行鬼様
*IMDb、ウィキ資料他


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雷鳴の湾

2014-12-19 | 吹き替え
悟朗さんと家弓さんの御共演作の中から「雷鳴の湾」です。
家弓さんが油田発掘に夢をかけるジェームズ・スチュアートを、そして悟朗さんが船乗りのギルバート・ローランドを吹き替えていらっしゃいました。

私は確かに拝見した記憶があるのですが(メモもあります)残念ながら詳細は覚えていません。
ぜひまた拝見して、お二人のセリフをご紹介したいです!(笑)


「雷鳴の湾」より
納谷悟朗、声不明(社長役)、家弓家正、加茂嘉久、恵比寿まさ子(推定キャスト)

「雷鳴の湾」 (海底油田大噴出) 
Thunder Bay 1953年 米
1970年5月25日(月) TBS 月曜ロードショー
(監督・アンソニー・マン) 

スティーブ(ジェームズ・スチュアート):家弓家正
テシュ(ギルバート・ローランド):納谷悟朗
ジョニー(ダン・デュリエ):加茂嘉久
ステラ(ジョーン・ドルー):武藤礼子
ドミニク<ステラの父>(アントニオ・モレノ):永井一郎
フランチェスカ():恵比寿まさ子 (この配役は推定と言う事でご理解下さい)
マクドナルド社長(ジェイ.C.フリッペン):?


武藤礼子、家弓家正


納谷悟朗、武藤礼子

***

*この作品は、ニューヨーク等で、アメリカン・ビスタサイズで上映した最初の映画だそうです。(音もステレオ)
*原題の「サンダー・ベイ」と言うのは地名なのかも?と思ったのですが、良く分かりませんでした。
「雷鳴の湾」と言うのはなかなか素敵な日本語タイトルですね。
今ならそのまま「サンダー・ベイ」になるのではないでしょうか???(笑)

***

日誌が10周年になります。(12月20日)
相変わらず辺鄙な所ですが、皆様お立ち寄り下さり本当に有難う御座います。
最初、単に悟朗さんのファンと言うだけの知識で始めましたが、皆様に教えて頂きいろいろ知る事が出来ました。
本当に有難う御座いました。引き続きご指導をお願い致します。
残念ながら悟朗さんはもういらっしゃいませんが、これからも応援させて頂きますので、どうぞヨロシクお願い致します。

***

*自称吹替評論家様
*月曜ロードショーをお調べ下さった方
*IMDb他資料



コメント (2)
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ガントレット

2014-12-12 | 吹き替え
悟朗さんと六朗さんの御共演作から「ガントレット」をご紹介します。
主役のクリント・イーストウッドはモチロン山田康雄さんです。

悟朗さんはコミッショナー、六朗さんは検事役で、お二人でつるんでいました。
六朗さんがちょっと腰ぎんちゃく的な印象ですが、実際の対話を聞いてみると、悟朗さんのコミッショナーの方が短気な感じで、六朗さんの検事の方が冷静(?)に判断しています。
このコミッショナー、最終的には結構小物(?)で面白かったです。(笑)


コミッショナーのブレイクロック(納谷悟朗)

悟朗さんと六朗さんの直接対話がいくつかありました。
その中の一つから、お二人のシーンを丸ごとご紹介します。

悟朗:ウィッケンバーグからフェニックスか。砂漠の中で距離は240キロ。
時間にして、3時間だな。途中で、バスを爆破する手もある。
難しい仕事じゃない。手配して、ラスベガスにやらせよう。木っ端微塵に吹っ飛ばす。
六朗:いいえ。少しまずいんじゃないですか?ラスベガスの連中だってやりたがらないでしょう。
荒っぽすぎますからね。
悟朗:しかし彼ら、わしの為なら何でもするはずだ。
六朗:ええ、そりゃあ。
悟朗:そうだろう。
六朗:ええ、しかし目標はハイウェイを走行中の大型バス一台ですよ。たちまちニュースになる。
もしも人目を引く仕事となると、マフィアの連中も手を出したがらないものです。
悟朗:それでは部下を使おう。警官、保安官、ハイウェイパトロール。
強力な武器を持ち出す事も出来るだろう。バズーカ砲とか。
あれを使えばバスぐらい簡単だ。手段は構わん。とにかく奴らをかたずけろ。
六朗:しかし問題なのは、交通量の多いハイウェイだという事ですよ。あんまり荒っぽい事をすると、思わぬ犠牲者が。
悟朗:出ても構わん。犠牲者の二人や三人。
六朗:いいえ。一般市民の犠牲者が出た場合、あなたが責任を追及される事になりますよ。いいんですか。
悟朗:ではハイウェイはやめよう。他にあるのかね。何か上手い対策が。
六朗:バスが市内に入ってから手を打つ事にしましょう。
ルートはわかってるし、二段階に分けて対処するんです。第一段階では、ジョセフィンを使って罠をしかける。
第二段階では、付近の住民を避難させて、間違っても突破されない強力な防御線を引き、バスを蜂の巣にする。
これで仕上がりです。
悟朗:うん。まだ一つ残っておるぞ。マスコミさ。二人で上手い事丸め込まねばならんぞ。
二人で記者会見をしよう。そうすれば疑いを差し挟む者はおらんだろう。
六朗:勿論です。名案ですな。
悟朗:細部を検討しよう。まず、ショックリーと仲のいい警官はほんとに罠に使えるのか?
六朗:ジョセフィンですね。大丈夫です。私の事を信じきっていますから。


検事(納谷六朗)


コミッショナー(納谷悟朗)

悟朗さんと六朗さんの御共演の場合、声質もあるのでしょうが、どうしても悟朗さんの方が偉い人と言う配役になってしまいます。
一度でいいからその逆を拝見してみたいとずっと思っていましたが、残念ながら一度もその機会がありませんでした。
(もしかしたら、そういう配役がどこかに存在しているのかもしれませんが、私は拝見した事がなかったです。)

***

「ガントレット」 
The Gauntlet 1977年 米
1983年4月23日(土) フジ

ベン・ショックリー(クリント・イーストウッド):山田康雄
ガス・マリー(ソンドラ・ロック):高島雅羅
ジョセフィン(パット・ヒングル):富田耕生
コミッショナー、ブレイクロック(ウィリアム・プリンス):納谷悟朗
検事(マイケル・カバナー):納谷六朗
ネバダ警察のシェリフ他(ビル・マッキンニー):青野武

村松康雄、城山堅、峰恵研、千田光男、緒方賢一、鳳芳野、片岡富枝、山田栄子
広瀬正志、谷口節、郷里大輔、塩屋浩三、羽村京子

演出:伊達康将
翻訳:飯嶋永昭
調整:山田太平
効果:遠藤堯雄、桜井俊哉
制作:東北新社

***


山田康雄、高島雅羅、青野武
青野さん、怪演です。(笑)画質がイマイチなのが残念です。


山田康雄、高島雅羅
ヘリが爆発する所を見る二人です。

<蛇足>

悟朗さんが吹き替えられたウィリアム・プリンスさんは、「プリンス」なんて素敵なお名前ですね。(笑)
検索した所、ご本名だそうです。(ご本名、ウィリアム・リロイ・プリンス。1913年~1996年。)
でも先日「William Prince」を検索した時は、イギリスのウィリアム王子の資料の方が沢山出て来てしまいました。(笑)

***

*ウィキ、IMDb他


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猿の惑星 ルーシャス

2014-12-05 | ヘストン

六朗さんと悟朗さんの追悼に「猿の惑星」からテイラーとルーシャスの別れの場面をご紹介します。
(ジーラ博士とのキスシーンの直前のシーンです。)
六朗さんのルーシャスは全く記憶にありませんでした。また拝見出来て嬉しかったです。


納谷六朗/富山敬/鈴置洋孝、納谷悟朗

<TBS>

悟朗: ルーシャス
六朗: お前はやっぱり間違っていると思うよ。
悟朗: その精神だ。それを忘れるな。
六朗: 何を?
悟朗: 他人を信じない事も大切だ。三十以上の猿を信じるんじゃないぞ。

<フジ>

納谷: ルーシャス
富山: あんたはきっと間違ってると思うな。
納谷: その精神だ。それを忘れるな。
富山: 何を?
納谷: 他人を信じない事も大事だ。簡単に大人を信じるんじゃないぞ。

<LD>

納谷: ルーシャス
鈴置: もう一度言うけど、無茶だよ、テイラー。
納谷: その調子だ。いつも主張しろよ。
鈴置: 何を?
納谷: 自分の信念をだよ。それから30以上の者は信じない事。

***

六朗さんが本当にとても若々しい印象でした。
個人的は富山さんのルーシャスが一番可愛かったです。
鈴置さんはカッコイイのを直前で抑えている、と言う感じでした。(笑)

この全てのバージョンの皆さん全員が鬼籍に入られていると思うと、本当に淋しいですね。
でもこうして音源を残してもらえて、とても有難い事だと思いました。


コーネリアス、ルーシャス、ジーラ


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