自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

リボンの騎士 LP版 リボンの騎士編

2006-12-29 | オーディオ・ドラマ
リボンの騎士編(B面)

チンクは相変わらず、男の子みたいな心を持った女の子を捜し続けていました。
サファイア王子が実は女の子だと知った民衆は、その方なら、かんおけ塔に捕らわれているが、その方の名前を口にするのもご法度なのだと、伝えました。

かんおけ塔では、お母様と一緒に過ごす事が、ちょっと嬉しいサファイアでした。
そこへチンクがやって来ました。チンクはねずみ達の案内で、サファイアに会う事が出来ました。

チンクから自分が、青いハートを一つ余計に持っていると聞いたサファイアは、自分が男の子みたいな心を持っている理由が分かりました。
でも、今サファイアは勇気が必要でした。青いハートがなくなると困るのです。
チンクは、青いハートを返してもらうのを、少し待つ事にしました。
ねずみから、かんおけ塔の抜け穴を教えてもらったサファイアは、「リボンの騎士」となって、悪人どもを懲らしめます。

ナイロンは、リボンの騎士が、たとえ城の奥深くでも現れてみせると公言していると、ジャラルミン大公に進言しました。
そこへリボンの騎士が本当にやって来ました。
リボンの騎士の正体はサファイアではないか、と疑うジェラルミンは、ナイロン卿に即刻かんおけ塔へ行き、サファイアがいるか見届ける様に指示しました。
この辺、とても楽しい、ナイロンの演技です。(笑)
ナイロンがかんおけ塔へ行くと、サファイアはちゃんとそこに居ました。
間一髪の所で、戻って来ていたのです。

王様は石切場の地下室に幽閉されていました。
王様の声を幽霊と思った人達がウワサを始めました。
このウワサを罠に使おうとジェラルミンは考えました。

亜麻色の髪の少女を探すフランツは、シルバーランドとゴールドランド(注)の境にある森で、リボンの騎士に出会いました。
サファイアが、石切場の、亡霊の声がすると言う地下室へ行くと、そこには王様がいらっしゃいました。
が、再会も束の間、サファイアも一緒に閉じ込められてしまいます。
ナイロン卿の仕業でした。
リボンの騎士を追って来たフランツ王子が、サファイア達を助けてくれました。

翌朝、王様、お妃様、サファイア、フランツが現れました。
王様は、王としてこの国の掟を変え、女の子でも王位を継げる様にします。

そこへチンクが登場して、サファイアに亜麻色の鬘を被せました。
サファイアから、そっと青いハートを取り出す事も忘れませんでした。
サファイアが、亜麻色の髪の少女だと知ったフランツ王子。
サファイアはすっかり女の子らしくなっていました。

フランツと幸せにネ、と言って、チンクは天国へ帰って行きました。

***

アニメは全52話ですが、LPにあらすじが綺麗にまとまっていました。
悟朗さんのナレーションを十分に拝聴出来て、嬉しかったです。
また、ナイロン卿の演技が、とても面白かったです。
(特にB面。本当にジョンみたい。笑)
当時ちゃんとLPを買っていたなんて、我ながら天晴れでした!!!(笑)

***

(注)シルバーランドはサファイアの国、ゴールドランドはフランツの国です。

日本コロンビア(CS-7083)アニメ愛蔵盤シリーズ「リボンの騎士」
音楽:冨田勲
原作:手塚治虫

***

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい!



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リボンの騎士 LP版 サファイア編

2006-12-28 | オーディオ・ドラマ
「リボンの騎士」LP版
役名:ナレーション、ナイロン卿

「リボンの騎士」のLP版です。
テレビ放送されたドラマを収録した物ではなく、LPの為に作られた特別版です。
テレビ放送は1967年4月~1968年4月ですが、このLPは1970年代後半の物だったと思います。正確な年月日が不明です。(レコードの何処にも書いてありません。どうしてでしょう??)

キャスト
(LPに書いてある順番です。悟朗さんのナレーションが一番上!!!笑)
ナレーション:納谷悟朗
サファイア:太田淑子
チンク:貴家堂子
王:小林恭治
王妃:新藤乃里子
ジェラルミン大公:雨森雅司
ナイロン卿:納谷悟朗
フランツ:喜多道枝
(LP版には、メフィストとへケートは登場しません。)

テレビ放送では、悟朗さんのナレーションは「前回までのあらすじ」のみでしたが、LP版では、説明のナレーションが沢山入っています。
素敵かつ、楽しい感じのナレーションです。

***

サファイア編(A面)

『この物語は昔々の天国から始まります。』(声:納谷悟朗)
明日生まれる赤ちゃん達。
男の子になる赤ちゃんは青いハート、女の子になる赤ちゃんは赤いハートを貰っていました。いたずらっ子の天使チンクが、女の子になるはずのサファイアに、勝手に青いハートを飲ませてしまいました。
神様に怒られたチンクは、下界でサファイアを探し続けて15年経ちました。

いきなりナレーションで始まりますが、とても素敵です。
昔ラジオで拝聴した「ベルサイユのばら」(ニッポン放送)のナレーションを少し思い出しました。
ナレーションと比べるとずっと高い声のナイロン卿ですが、演技にリズムがあって、ジョン(モンティ・パイソン)みたいな感じがする時も・・・。(笑)

シルバーランドの国、15歳のサファイア王子は、黒い髪に美しい緑の目をした王子でした。ナイロン卿と剣の手合わせをしますが、とても強いサファイア王子です。

そんな折、カーニバルの舞踏会で、サファイアは、亜麻色の髪のカツラを被りドレスを着て、一日だけ女の子である事を楽しみました。
両親である王様、お妃様の心づかいでした。
この国の掟で、女の子は王になれない為、サファイアは王子として育てられてきたのです。

フランツ王子は、舞踏会で亜麻色の髪の少女を見て、ダンスを所望します。
フランツ王子と踊るサファイア。フランツ王子はサファイアに恋したようです。
フランツに名前を聞かれて、答える事が出来ないサファイアは、庭へ駆け出しました。
後を追ったフランツでしたが、庭へ行くと、そこに居たのは、少女ではなくサファイアでした。

そんな時、王様が消えてしまいます。
翌朝、断崖で王様の靴が見つかり、王様は事故で亡くなられた事になりました。
そして、サファイアが王位を継ぐことになります。
サファイアが女の子ではないかと疑っているジェラルミン大公は、戴冠式の日、お妃様の祝杯に、自白剤を入れる事にしました。

戴冠式の日。サファイアは、心の中で、フランツ王子に別れを告げました。王位を継承すれば、一生男の子として、国を治めなければならないのです。

が、祝杯を仰いだお妃様は、サファイアが女の子である事を喋ってしまいます。
ジェラルミンはその場でお妃とサファイアを捕らえて、(モチロン、ナイロン「警部」が逮捕したんでしょうね。爆)かんおけ塔に幽閉しました。

***

次回は、「リボンの騎士編」(B面)をご紹介します。


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ロバート・ライアン

2006-12-20 | 持ち役吹き替え


ロバート・ライアン

悟朗さんの持ち役の写真は、ほとんどアップした事がありますが、ロバート・ライアンはご紹介した事がないので、2周年記念にアップです。(またまた単にお茶濁し。爆)

ロバート・ライアンはオールスターキャストの大掛かりな作品に登場していますが、(「史上最大の作戦」「バルジ大作戦」等)一番再見してみたいのは、「狼は天使の匂い」です。
晩年の作品ですが、映画の中で彼のキャラクターが亡くなります。
当時確か、ライアンは既に御自分の病気の事をご存知だったはず。
どんなお気持ちで演技されたのか・・・悟朗さんの吹き替えがどんな感じだったのか、もう一度拝見したいです。

持ち役の中では、何となく地味な気がしますが(ヘストンは史劇などで圧倒。ゲーブルやジョン・ウェインは大スター。ロバート・テイラーは最高にハンサム。クリーフはアクの強さがダントツ。)落ち着いた感じが、素敵な人だと思います。

***

記事投降の回数が段々減ってきましたが(爆)、ネタ切れではありません。(笑)
ユックリですが、またいろいろご紹介させて頂きたいと思います。
これからも、ヨロシクお願いします!

***

メリー・クリスマス!!


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ロスト・ワールド その2

2006-12-16 | オーディオ・ドラマ
続きです。その1よりご覧下さい。

***

<第10話>(最終回)

折角の気球が無くなっていた。
インディオの仕業のようだ。彼らは教授らを帰したくないのだ。
もはや、この世界から抜け出す事は不可能なのか?
が、そんな時、インディオの酋長が、木の皮の巻物を持ってきた。
そして、上の方に並んだ洞穴を指さして去った。
巻物は洞穴の地図だったのだ。洞穴の一つに印がある。
下へ通り抜けられる穴があるのだ。
酋長は、猿人から助けてもらったお礼に、そっと秘密を教えてくれたのだった。

ついに帰れる事になり、ロックストン卿は、荷物は置いて身軽に脱出しようと提案するが、チャレンジャー教授は「嫌だ!これだけは持って帰る!」と断固言い張った。
サマリー教授もしかり。
マローンが二人の教授は、最後まで我が儘だったと言っていましたが、まさにそのもの。
ちょっと駄々っ子みたいな感じ、悟朗さん良いですネェ!!(笑)

ついにロンドンに戻って来た彼らは、報告会でサマリー教授がロスト・ワールドについて説明するが、証拠を出せと、暴動寸前になる。
そこで、ここぞとばかり(?)最後の切り札、翼手竜の子供を出して見せる、チャレンジャー教授。(どうやって連れてきたんでしょう???笑)
が、翼手竜は逃げ出してしまう。(逃げちゃったなんて・・・文明の世界では生存できないと思うし。可哀想。)

マローンはマローンで、恋人が結婚しており、意気消沈してしまう。

皆がガックリしていると、ロックストン卿が、青い粘土の詰まった噴火口を覚えているか?と問う。翼手竜が生息していた所だ。
実はあそこは、ダイヤの宝庫だったのだ。ダイヤの原石を持ち帰ったロックストン卿は、原石を磨いて価値を評価してもらった所、良質のダイヤだと分かったのだ。
莫大な資産を手に入れた彼ら。
チャレンジャー教授は、長年の夢だった私立博物館を建てると言う。
サマリー教授は、白亜化石の分類に人生を捧げたいと言う。
そしてロックストン卿とマローンは、また探検に出かける事になった。

「メープルホワイトランドに!」と、チャレンジャー教授の音頭に、祝杯を上げる彼らだった。

***

とても良く出来ていました。悟朗さんのセリフも多かったし!(笑)
最後に財宝(?)を手に入れるなんて、なかなか楽しい展開でした。
音楽も良かったです。
ぜひ全話拝聴する機会があればと思っています。
(有名な作品ながら、原作は読んだ事がありません。土下座)

参考資料:「NHKオーディオドラマ」様(公式)、「オーディオドラマの世界」様

***

Special Thanks:松村様。本当に有難う御座いました。
お礼:捨吉様。



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ロスト・ワールド その1

2006-12-16 | オーディオ・ドラマ
NHK 青春アドベンチャー 「ロスト・ワールド」
(初回放送 1998年12月7日~12月18日)全10回
役名:チャレンジャー教授

キャスト
エドワード・マローン:古川登志夫
チャレンジャー教授:納谷悟朗
サマリー教授:西村淳二
ロックストン卿:井上倫宏
加藤治、大友龍三郎、三井善忠、篠原仲子

アーサー・コナンドイル作「失われた世界」のラジオドラマ化です。
2005年に再放送されました。
残念ながら気づくのが遅く、8~10話のみ拝聴しました。

ジュラ紀の恐竜が今だに生息するアマゾンの奥地にある高原「ロスト・ワールド」へ踏み込んだ、マローンやチャレンジャー教授達の冒険です。

***

<第8話>

教授達が猿人にさらわれた。
マローン達は、チャレンジャー教授とサマリー教授を助けに向かう。
崖に続く大きな広場には何百と言う猿人が居た。
インディオ達を突き落とす儀式が行われているのだ。

「やめろ~!やめるんだ~!」悟朗さん登場です!!
木の上には、チャレンジャー教授、そして教授に瓜二つの猿人が居た。
ロックストン卿が言った通り、二人は良く似ていた。
マローンが二人を見つめていると、ロックストン卿の銃が火を噴き、猿人の首領は血を流していた。激しい戦いになった。
猿人達は森の中に逃げ込み始めた。
迫ってくる猿人を倒しながら、彼らはチャレンジャー要塞に戻って来た。
戦いの部分など、スゴイ迫力です。

助かったチャレンジャー教授がお礼を言っていると、外で物音がする。
逃げ延びた4人のインディオ達だった。助けて欲しいらしい。
が、インディオ達は、チャレンジャー教授を見て恐れている。
それと言うのも、教授が猿人の王様に似ているからだと言う。
この話に、憤る部分など、サスガ悟朗さんです。(笑)
(猿人の王に似ているなんて、やっぱり「猿の惑星」の王様だから???ヘストンみたいな風貌の猿とか???スミマセン、何の関連性もないのは重々承知デス。爆)

インディオ達はグラディス湖の向こうの洞穴に住んでいると言う。
彼らをそこまで送って行く相談がまとまった。
その後彼らは、茨の隠れ家に場所を移して休んだ。
皆が寝静まると、チャレンジャー教授は、マローンを捕まえ、自分が猿人の王に似ている等と言う話はひどく迷惑なのだと、得々と説いていました。(笑)

近くの小川に猿人達が出現した。
マローンは殺されかけるが、ロックストン卿らに助けられた。
猿人達も、ライフルが恐ろしいのだ。

インディオの酋長が道案内となって一行は移動した。
と、湖の左の方からカヌーの一団がやって来た。インディオ達だった。
酋長を助けに行く所だったのだ。
彼らは酋長を見つけると、彼の前にひざまずいた。
そして話を聞いた彼らは、マローンや教授達の前にひれ伏した。

彼らは猿人達と戦う事に決めたらしい。
マローン達も協力する事になった。
ついに猿人達との最終決戦の時を迎える。

悟朗さん、セリフが多くて良かったです。お得意の、いかにも頑固そうな人だし。(笑)
ドラマ全体に迫力があって、臨場感がありました。

<第9話>

インディオの軍隊と前進するマローン達。
これは生きるか死ぬかの本能の戦いなのだ。
平地では有利なインディオ達だったが、森の中では戦況が一変した。
が、ライフルに勇気付けられたインディオ達は、猿人達を追いつめて行った。
戦いの後の悲惨な光景に、文明世界へ帰ると言う約束を守って欲しいとチャレンジャー教授に懇願するサマリー教授だった。

戦いが終わって2日目、彼らはインディオ達の村へ戻って来た。
インディオ達は、自分達の洞穴を使って欲しい様子だったが、ロックストン卿は注意深かった。
インディオ達の人間に対する気持ちは、半分は尊敬だが、半分はライフルに対する恐れだと言うのだ。そして、崖の下にキャンプを張る事になった。

一方マローンは、高原から下へ降りる道をインディオ達に尋ねるが、彼らは協力してくれなかった。マローン達は、ライフルを持った彼らの守護神であり、彼らが居る限り身を守れると信じているのだ。
インディオ達に頼らず、自分達で下へ降りる方法を探さなくてはならない様だ。

突如、プレジオザウルスが泳いで来た。そして陸に上がってくる。
ここには、いろいろな恐竜、動物、花、昆虫が居たのだ。
教授らは狂喜し、特にサマリー教授は、昆虫採集に熱中していた。
また、ロックストン卿は、悪魔の子供(翼手竜)の子供を捕まえるのだと言う。

が、チャレンジャー教授はちゃんと脱出の方法を考えていた。
間欠噴泉からガスが噴出しているのを見つけた教授は、この大気より軽いガスを使って、気球を作る事を思いついたのだ。
オオトカゲの胃袋で作った袋にガスを入れて、気球にするのだと言う。
一人ずつパラシュートの様にして、下降する計画だった。
やっぱりチャレンジャー教授、ちゃんと、とても頭が良いんですネ!!(笑)

が、その気球が無くなってしまった。

***

その2へ続く

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