自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

テキサス街道

2017-11-22 | 吹き替え
「テキサス街道」(1954年作品、1971年に東京12で放送)と言う作品をご紹介します。
1971年の東京12での悟朗さんの吹き替えは3作のみでした。
(「幻の惑星」「ゼンダ城の虜」「テキサス街道」)
その中の1作として以前少しだけ書いた事があるのですが、今回は少し写真を載せます。
残念ながらキャストは悟朗さんしか分かりません。
キャスト詳細がお分かりの方は宜しくお願い致します。

<2017年11月23日追記>

自称吹替評論家様にキャスト詳細を教えて頂きました。
どうも有難う御座いました。

***


「テキサス街道」DVDの表紙 (スペイン製 PAL版)
ベラ・ラルストンさん(宮地晴子)、フォレスト・タッカーさん(納谷悟朗)、ジョーン・レスリーさん(芝田清子)

前に載せた記事です。一番下の方にあります。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/665.html


フォレスト・タッカーさん(納谷悟朗)、ジョーン・レスリーさん(芝田清子)
(上記に載せたDVDの表紙に使われている写真ですが)


ジョーン・レスリーさん(芝田清子)、ジョン・ラッセルさん(仁内達之)


レイ・ミドルトンさん(声不明)、フォレスト・タッカーさん(納谷悟朗)、ヴェラ・ラルストンさん(宮地晴子)


フォレスト・タッカーさん(納谷悟朗)、ヴェラ・ラルストンさん(宮地晴子)

***

「テキサス街道」
Jubilee Trail 1954年 米
1971年12月16日(木) 東京12 木曜洋画劇場

ガーネット(ジョーン・レスリー):芝田清子
オリバー・ヘイル(ジョン・ラッセル):仁内達之
フロリダ(ヴェラ・ラルストン):宮地晴子 ベラ・ラルストン
ジョン・アイヴス(フォレスト・タッカー):納谷悟朗
テキサス(パット・オブライエン):梓欣造
チャールズ・ヘイル<オリバーの兄>(レイ・ミドルトン):
ブラウン大尉(リチャード・ウェッブ):

*先日ご紹介した「遠い太鼓」(ゲーリー・クーパー主演、1951年作品、1968年東京12で放送)で悟朗さんが吹き替えられたリチャード・ウェッブさんもご出演でした。

***

*自称吹替評論家様
*IMDb他



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悟朗さん、六朗さん

2017-11-17 | その他


悟朗さんのお誕生日、六朗さんのご命日です。

今年は「ベン・ハー」や「ミッドウェイ」(TBS版)と言った、二度と日の目を見ないと思っていた作品がDVDになりました。
皆様のお陰です。本当に有難う御座いました。

また先週11月7日の「監獄のお姫様」第4話「秘密」の劇中に悟朗さんのお名前が出てきて楽しかったです。

これからも応援させて頂きます。
皆様宜しくお願い致します。

***

写真はティーローズと言う種類の薔薇です。
中国原産で、18世紀~19世紀にヨーロッパで新種改良された紅茶の香りがする薔薇だそうです。



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ギャング(特捜官ニック・ケイン) その2

2017-11-14 | TV吹き替え
前回の続きです。12話~26話をご紹介します。

まず前回書き忘れたのですが(笑)、「ギャング」の悟朗さんはゲスト出演で、レギュラー出演ではありません。
ですが、番組レギュラーに近い印象で沢山のエピソードにご出演になっていました。
また「語り手」としてクレジットされている資料も多々ありました。
この語りが、OP的な物、本編に入っているナレーション、予告のナレーション等、どういう形の物なのかは分かりません。
全エピソードに悟朗さんのお名前がある訳ではありませんが、恐らく全作品にかかわりがあったと思われますので、全作品をご紹介しています。

独休庵様、詳しい資料を本当にどうも有難う御座いました。

***


「ギャング」
ニック・ケイン役のマーク・リッチマンさん(黒沢良)

外国テレビ映画「ギャング」
1967年10月4日(水)~1968年3月27日(水)夜9時~10時 東京12チャンネル

***

第12話 「復讐」
本国第24話 Savage in Darkness (1962年3月27日 本国放送)
1967年12月20日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
マーティー・エムソン(ハロルド・J ・ストーン):勝田久
ハリー・レミック(テリー・サバラス):大木民夫
テリー・エムソン(バーバラ・イーデン):

語り手:納谷悟朗

*テリー・サバラスさん、バーバラ・イーデンさんがゲストでした。

<独休庵様資料>

S42.12.20(水)「復讐」
マーク・リッチマン(黒沢良)、ハロルド・J・ストーン(勝田久)、テリー・サバラス(大木民夫)ほか (語り手)納谷悟朗
(解説)ボスのレミックは、麻薬の密輸にマーティのトラックを使おうとするが、断られて憤り、卑劣な復しゅうをたくらむ。

***

第13話 「人気歌手と暗黒街と」
本国第25話 The Swinger (1962年4月3日 本国放送)
1967年12月27日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ハンク・シャノン(ロバート・カルプ):
マーカス・ジャクソン(ブルース・ゴードン):小林清志
サミー・デイビス・ジュニア(本人):近石真介
ビッグ・ジョー(ジャージー・ジョー・ウォルコット):

*ロバート・カルプさんは「脚本」にもクレジットされていました。


ビッグ・ジョー役のジャージー・ジョー・ウォルコットさん(声不明)とハンク役のロバート・カルプさん(声不明)

<独休庵様資料>

S42.12.27(水)「人気歌手と暗黒街と」
マーク・リッチマン(黒沢良)、サミー・デイビス・ジュニア(近石真介)、ブルース・ゴードン(小林清志)ほか

***

第14話 「コルシカの復讐」

*このエピソードは前回「特捜官ニック・ケイン」でご紹介しています。一度載せた物を転載しています。

第14話「コルシカの復讐」
本国28話 Women of Silure (1962年4月24日 本国放送)
1968年1月3日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
マイク・コローニ(ジャック・クラグマン):小林清志 新聞欄には「ジャック・クラックマン」と表記
マルガリータ(マドリン・リュー):佐原妙子
ニコ(ペリー・ロペス):納谷悟朗

語り手 納谷悟朗

*「おかしな二人」や「ドクター刑事クインシー」のジャック・クラグマンさんがゲストです。

<独休庵様資料>

S43.1.3(水)「コルシカの復讐」
マーク・リッチン(黒沢良)、ジャック・クラックマン(小林清志)、マドリン・リュー(佐原妙子)、ペリー・ロペス(納谷悟朗)ほか (語り手)納谷悟朗

***

第15話 「暗躍の報酬」

*このエピソードは前回ご紹介しています。一度載せた物を転載しています。

第15話 「暗躍の報酬」
本国18話 The Manipulator: Raymond Cruz (1962年1月30日 本国放送)
1968年1月10日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
マーティン・ウェア(フリッツ・ウェーバー):家弓家正 (役柄は推定です)

保科三良、滝口順平、納谷悟朗、武藤礼子、塩見竜介ほか

*フリッツ・ウェーバーさんは「スパイ大作戦」等で良くお見かけした俳優さんです。

<独休庵様資料>

S43.1.10(水)「暗躍の報酬」
マーク・リッチマン、フリッツ・ウェーバーほか
(声)黒沢良、家弓家正、保科三良、滝口順平、納谷悟朗、武藤礼子、塩見竜介ほか

***

第16話 「黒い競馬」

*このエピソードは前回ご紹介しています。一度載せた物を転載しています。(写真も転載です。)

第16話 「黒い競馬」 
本国26話 Inside Track (1962年4月10日 本国放送)
1968年1月17日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ダン・モリン(デビッド・ジャンセン):納谷悟朗
フランシス(ベセル・レスリー):佐原妙子
ウィリアム・ヒラー(ロイド・ボッシュナー):細井重之
チャールズ・デニス(ケント・スミス):小林清志


デビッド・ジャンセンさん扮するモリン(納谷悟朗)とべセル・レスリーさんのフランシス(佐原妙子)
davidjanssen.net photo

*悟朗さんのデビッド・ジャンセンさんの吹き替えです。

<独休庵様資料>

S43.1.17(水)「黒い競馬」
ケイン(マーク・リッチマン 黒沢良)、モリン(デビッド・ジャンセン 納谷悟朗)、フランシス(ベセル・レスリー 佐原妙子)、デニス(ケント・スミス 小林清志)ほか

***

第17話 「罠」

*このエピソードは前回ご紹介しています。一度載せた物を転載しています。

第17話 「罠」
本国第17話 The Schemer: William Norman (1962年1月23日本国放送)

1968年1月24日(水) 東京12
ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ダグ・クロフォード(リチャード・キリー):中村正 (役柄は推定です)
ウィリアム・ノーマン(ポール・リチャーズ):納谷悟朗 (役柄は推定です)

滝口順平、武藤礼子、千葉順二、千葉耕一

<独休庵様資料>

S43.1.24(水)「罠」
リチャード・キリー、ポール・リチャードほか
(声)中村正、納谷悟朗、武藤礼子、千葉順二、千葉耕一

***

第18話 「戦慄のパートナー」
本国第29話 The Left Side of Canada (1962年5月1日 本国放送)

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ジョン・メイチン(ハリー・ガーディノ):中村正 テレビ欄では「ハリー・ガルディーノ」と表記
ハワード・ダグラス(フィリップ・アボット):納谷悟朗
ジョアン・ダグラス(ジェラルディン・ブルックス):

*フィリップ・アボットさんはテレビ「FBI」(1965年~1974年)のワード部長の人です。
*ハリー・ガーディノさんは「ダーティー・ハリー」等でお馴染みですね。

<独休庵様資料>

S43.1.31(水)「戦慄のパートナー」
マーク・リッチマン(黒沢良)、ハリー・ガルディーノ(中村正)、フィリップ・アボット(納谷悟朗)ほか

***

第19話 「乗っ取り」

本国のキャストが主演のマーク・リッチマンさんのみの為、本国のエピソードを限定出来ませんでした。

第19話 「乗っ取り」
ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良

納谷悟朗、佐原妙子、滝口順平、細井重之

<独休庵様資料>

S43.2.7(水)「乗っ取り」
マーク・リッチマンほか
(声)黒沢良、納谷悟朗、佐原妙子、滝口順平、細井重之

***

第20話 「転落の偶像」
本国16話 The Debasers: Milton Bonner and Phillip Colerane (1962年1月16日 本国放送)
1968年2月14日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ミルトン・E・ボナー(ネビル・ブランド):小林清志
グロリア・ボナー(マーシャ・ハント):佐原妙子
ジョージ・ハーディング(フレッド・ベアー):中村正
ジーン・マーカス警部(ジョン・マーレイ):滝口順平
フィリップ・コールレーン(ロバート・ボーン):
ローラ・ハーディング(マリオン・ロス):

*ネビル・ブランドさん他、有名な方が沢山ご出演です。
*ロバート・ボーンさんは「ナポレオン・ソロ」(1964年~1968年)の2年前に出演なさっていました。(このエピソード当時30歳。)
*マリオン・ロスさんは「ハッピー・デイズ」(1974年~1984年)のお母さん役の人です。

<独休庵様資料>

S43.2.14(水)「転落の偶像」
ネビル・ブランド(小林清志)、マーシャ・ハント(佐原妙子)、フレッド・ベアー(中村正)、ジョン・マーレイ(滝口順平)ほか

***

第21話 「脅迫」
本国27話 A Creature Lurks in Ambush (1962年4月17日 本国放送)
1968年2月21日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ビンセント・パヴァン(リカルド・モンタルバン):中村正 新聞欄では「リチャード・モンターバン」と表記
アレック・ベンソン(ケア・デュリア):八代駿 テレビ欄では「ケアー・ドウレア」と表記
リック・カーター(ロバート・ブレイク):朝倉宏二

<独休庵様資料>

S43.2.21(水)「脅迫」
マーク・リッチマン(黒沢良)、リチャード・モンターバン(中村正)、ケアー・ドウレア(八代駿)、ロバート・ブレーク(朝倉宏二)ほか

***

第22話 「悪徳記者」
本国30話 Quick Brown Fox (1962年5月15日 本国放送)

1968年2月28日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ピーター・フレミング(アレックス・二コル):浦野光
ホリー・ベーカー(パット・クローリー):佐原妙子 新聞では「パトリシア・クラウリー」と表記
アーネスト・レーモン警部(エドワード・ビンズ):納谷悟朗 テレビ欄では「エドワーズ・ビンス」と表記
グレース・ニューバーグ(メイジェル・バレット):
ネッド・ファルコ(アンソニー・カルーソ):

*メイジェル・バレットさんは「スタートレック」のジーン・ロッデンベリーさんの奥様です。
チャペル看護婦(TOS)、ラクサナ・トロイ(TNG)、コンピューターの声でお馴染みでした。

<独休庵様資料>

S43.2.28(水)「悪徳記者」
マーク・リッチマン(黒沢良)、アレックス・ニコル(浦野光)、パトリシア・クラウリー(佐原妙子)、エドワード・ビンス(納谷悟朗)ほか
(解説)ギャングのボスのファルコーや彼に飼われている新聞記者のフレミング、警察署長らを相手にケインが決死の大活躍。

***

第23話 「買収の代価」
本国12話 The Fixer (1961年12月12日 本国放送)
1968年3月6日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
サム・コートナー(パット・ヒングル):勝田久 新聞では「パット・ハイングレー」と表記
ケイディ・コートナー(クロリス・リーチマン):佐原妙子
レイ・ライリー(ヘンリー・シルバ):保科三良
ボブ・トゥリー(ディフォレスト・ケリー):

*スタートレックのドクター・マッコイ、ディフォレスト・ケリーさんもご出演でした。

<独休庵様資料>

S43.3.6(水)「買収の代価」
マーク・リッチマン(黒沢良)、パット・ハイングレー(勝田久)、クロリス・リーチマン(佐原妙子)、ヘンリー・シルバ(保科三良)
(解説)犯罪組織の新市場を開発するために、ある田舎町へやってきた暗黒街のボス、デッドマンの動きをケインは監視する…

***

第24話 「真実の裁き」
本国19話 Murder by Proxy: Earl Klegg (1962年2月6日 本国放送)
1968年3月13日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
アール・クレッグ(チャールズ・マグラー):小林清志 新聞欄では「チャールズ・マクグロウ」と表記
イーニド・ラッゾー(フェイ・スペイン):
ジョン・バーナード(ノア・キーン):保科三良
ラルフ・トメック(レナード・ニモイ):

滝口順平

*テレビ欄ではフェイ・スペインさんの声が滝口さんになっていますが、フェイ・スペインさんは女性なのでこのキャストは間違いですね。
*レナード・ニモイさんがご出演です。


ラルフ役のレナード・ニモイさん(声不明)

<独休庵様資料>

S43.3.13(水)「真実の裁き」
マーク・リッチマン(黒沢良)、チャールズ・マクグロウ(小林清志)、フェイ・スペイン(滝口順平)、ノア・キーン(保科三良)
(解説)暗黒街のボス、クレッグの脱税事件で不利な証言をしたアルガが殺された。ケインは服役中のクレッグに疑いをもつ…

***

第25話 「哀愁のブルース」

*このエピソードは前回少しだけご紹介しています。(その時は日本版のタイトルは不明でした。)
前回と同じ写真を載せています。

第25話 「哀愁のブルース」
本国21話 Blues for a Junkman: Arthur Troy (1962年2月20日 本国放送)
1968年3月20日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
アーサー・トロイ(ジェームズ・コバーン):納谷悟朗 テレビ欄では「ジェイムス・コブラ」と表記
モーリー・トロイ(ジョー・マンテル):
デイブ・ケリー(エドワード・アズナー):
ノーマ・シャーマン(ドロシー・ダンドリッチ):来宮良子


ノーマ役のドロシー・ダンドリッチさん(来宮良子)とニック・ケインのマーク・リッチマンさん(黒沢良)

<独休庵様資料>

S43.3.20(水)「哀愁のブルース」
マーク・リッチマン(黒沢良)、ドロシー・ダンドリッチ(来宮良子)、ジェイムス・コブラ(納谷悟朗)ほか

***

第26話 「腐敗選挙」
本国20話 Blood Money (1962年2月13日 本国放送)

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ジェイ・アダムス(ラリー・ブレイデン):納谷悟朗 新聞では「ラリー・ブレイドン」と表記
サム・パーカー(エベレット・スローン):槐柳二
デイブ・マロイ(ドン・リッケルズ):小林清志 テレビ欄では「ドン・リッケル」と表記
トゥリー・ジョンソン(エド・べグリー):

*ドン・リッケルズさんはコメディアンとしても有名でした。
映画「戦略大作戦」(1970年)にもご出演です。

<独休庵様資料>

S43.3.27(水)「腐敗選挙」
マーク・リッチマン(黒沢良)、ラリー・ブレイドン(納谷悟朗)、エベレット・スローン(槐柳二)、ドン・リッケル(小林清志)ほか

***

*独休庵様
*dick-dastardly様、荒野の流れ者様
*IMDb他


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ギャング(特捜官ニック・ケイン) その1

2017-11-09 | TV吹き替え
独休庵様がお調べ下さった「特捜官ニック・ケイン」を8月にご紹介しました。
独休庵様が更に詳しくお調べ下さり、改題して放送された「ギャング」をご紹介下さいました。
本当にどうも有難う御座いました。

***

「特捜官ニック・ケイン」はまず野球の雨傘番組としてスタートし、1967年4月16日(日)~1967年7月23日(日)に6話もしくは8話が放送されたそうです。(日曜夜8時半~9時半)
この時放送されたのは「ステラの死」「地下裁判」「密造酒を狙え」「非情の暴力市場」「売春シンジケート」「地底に咲く花」です。
番組表にタイトルが出ていなかった事が何回かあり、これら以外にも放送されているエピソードがあったと思われます。

その後「ギャング」と改題して、1967年10月4日(水)より再スタートしました。(夜9時~)
そして翌年1968年4月に、今度は月曜日~金曜日の午後2時~3時と言うお昼の枠で5話のみが放送されたそうです。

独休庵様にご指摘頂いたのですが、「特捜官ニック・ケイン」の枠で放送されたエピソード「密造酒を狙え」と「非情の暴力市場」の2作は、「ギャング」の全26話の中に入っていません。
「ギャング」放送時にタイトルを変更したのか、何かの理由で放送されなかったのか分かりません。

「ギャング」の日本での放送が全26話、「ギャング」の時に放送されなかった上記2作を加えると28話になります。
本国のシリーズは全30話です。
あくまで推定ですが、番組表にタイトルが出ていなかった作品が2作あったと考えれば、エピソード数の辻褄が合うのですがどうでしょう?

***


「特捜官ニック・ケイン」のコミックの表紙です。
マーク・リッチマンさん(黒沢良)

前回載せた「特捜官ニック・ケイン」の記事です。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/953.html

***

まとめの作業に入ってから気が付いたのですが、資料の中には本国の俳優名や声優名が他のエピソードと全く同じ物がいくつかありました。
テレビ欄に載せる時に既出の資料を使った様です。
その為、エピソードの中には本国の資料をチェック出来ない物がありました。
(本国の俳優名が分からないので放棄しました。邦題から推定出来る場合もあると思いますが、今回はそこまでやっていません。)

「特捜官ニック・ケイン」で放送されたエピソードは、上にも載せた様に「密造酒を狙え」と「非情の暴力市場」以外は再度放送されています。

***

外国テレビ映画「ギャング」
1967年10月4日(水)~1968年3月27日(水)夜9時~10時 東京12チャンネル

1回~5回、7回~9回の放送には①、②・・・と番号が入っていたそうです。
その他のエピソードについては私が番号を入れました。
公式のエピソード番号ではありません。参考と言う事でお願い致します。

***

第1話 「ステラの死」

*第1話と2話は本国ではパート1、2の扱いです。

日本第1話 「ステラの死」
本国第1話 Crime and Commitment: Part1 (1961年9月19日 本国放送)
1967年10月4日(水) 夜9時~10時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ジョージ・ビンセント(マーチン・ギャベル):富田耕吉(富田耕生) (推定キャスト)
ステラ(キャロル・ロッセン):水城蘭子
フィル・クラジャック(フィリップ・パイン):中村正 (推定キャスト)
ハリー(ギャビン・マクロード):

<独休庵様の資料>
*頂いた資料をそのまま転載しています。

S42.10.4(水)①「ステラの死」
マーク・リッチマン、マーチン・ギャベル、キャロル・ロッセン、フィリップ・パイン
(声)黒沢良、水城蘭子、富田耕吉、中村正
(解説)犯罪者たちの優秀な弁護人だったニック・ケインが、彼らと衝突して警察側に加わり、徹底的にボスどもを追及する。

***

第2話 「地下裁判」

第1話にあった富田さんのお名前がキャストになく、キャストを当てはめるのが困難になりました。
また水城さんのお名前がありますが、本国の第2話には、ステラ役のキャロル・ロッセンさんはクレジットされていません。(IMDb資料)
(追想シーン等に出てくるのかもしれませんが)

日本第2話 「地下裁判」
本国第2話  Crime and Commitment: Part2 (1961年9月26日 本国放送)
1967年10月11日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ジョージ・ビンセント(マーチン・ギャベル):
フィル・クラジャック(フィリップ・パイン):
ハリー(ギャビン・マクロード):

水城蘭子、矢田耕志、中村正、滝口順平

語り手:納谷悟朗

<独休庵様の資料>

S42.10.11(水)②「地下裁判」
マーク・リッチマン、マーチン・ギャベルほか
(声)黒沢良、水城蘭子、矢田耕志、中村正、滝口順平 (語り手)納谷悟朗ほか

***

第3話「売春シンジケート」

第3話の新聞欄のキャストは本国の俳優も声優も第1話、第2話とほぼ同じで、資料をそのまま使っている様です。

第4話の資料はきちんと本国のエピソード名が分かるのですが、それによると、日本の第4話は本国の13話でした。
エピソードの順番が日本と本国とで同じではない為、第3話に関しては残念ながら本国のどの話にあたるのか分かりません。
声のキャストも資料が流用されている為、恐らく違うのではないでしょうか。

<独休庵様の資料>

S42.10.18(水)③「売春シンジケート」
マーク・リッチマン、マーチン・ギャベル、キャロル・ロッセン、フィリップ・パイン
(声)黒沢良、水城蘭子、矢田耕志、中村正、滝口順平ほか

***

日本第4話 「最後の審判」
本国第13話 Final Judgment: Alexander Marish (1961年12月19日 本国放送)
1967年10月25日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
アレクサンダー・マリッシュ(ポール・セチュワート):勝田久(推定キャスト)
ルイス・スペクター(サム・ジャッフェ):中村正(推定キャスト) テレビ欄では「サム・ジェフ」と表記

滝口順平、田中信夫

語り手:納谷悟朗

サム・ジャッフェさんは「ベン・ハー」のサイモニデス役(エスターの父)の人です。


「ベン・ハー」(1959年作品)のサム・ジャッフェさん
「ギャング」は1961年制作なので雰囲気はつかめるのではないでしょうか。

<独休庵様の資料>

S42.10.25(水)④「最後の審判」
マーク・リッチマン、ポール・セチュワート、サム・ジェフ
(声)黒沢良、勝田久、中村正、滝口順平、田中信夫ほか (語り手)納谷悟朗
(解説)衣料品運送組合のボス、ジャッジと個人経営の運送業者ルイは35年来の盟友。だがある日不幸な対決がもたらされた…

***

日本第5話 「波止場の掟」
本国第13話 Dead Load: Dave Braddock (1961年11月21日 本国放送)
1967年11月1日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ウィルト・ファレル(ジャック・ロード):田口計(推定キャスト)
デイブ・ブラドック(ハロルド・J・ストーン):小林清志 (推定キャスト)

ラリー(バート・バーンズ):
ハンク(チャールズ・ブロンソン):

麻生美代子

語り手:納谷悟朗

*「ハワイ5-0」のジャック・ロードさん、チャールズ・ブロンソンさんがゲスト出演しています。


ジャック・ロードさん(田口計)


チャールズ・ブロンソンさん(声不明)

<独休庵様の資料>

S42.11.1(水)⑤「波止場の掟」
マーク・リッチマン、ジャック・ロード、ハロルド・J・ストーン、バート・バーンズ
(声)黒沢良、田口計、小林清志、麻生美代子ほか (語り手)納谷悟朗

***

第6話 「地底に咲く花」

第6話の新聞の資料は、本国の俳優名が第5話「波止場の掟」の流用になっています。
解説が書いてあった為本国のエピソードが分かりました。(本国第7話)
俳優名はIMDbからの物です。

日本第6話 「地底に咲く花」
本国第7話 The Penitent: Louis Strode  (1961年10月31日 本国放送)
1967年11月8日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ルウ・ストロード(ハーシェル・ベルナルディ):
ギルバート・キャクスレー(フィリップ・ボーンフ):
アル・コストン(ポール・ランバート):
ジョー・ボーエン(テッド・ナイト):

中村正、小林清志、木村幌(本当はりっしんべんですが、文字化けしてしまうのでこう表記しています。)

*テッド・ナイトさんはテレビではお馴染みの俳優さんです。
映画「ボールズ・ボールズ」(1980年)にもご出演でした。

<独休庵様の資料>

S42.11.8(水)「地底に咲く花」
マーク・リッチマン、ジャック・ロード、ハロルド・J・ストーン、バート・バーンズ
(声)黒沢良、中村正、小林清志、木村幌
(解説)暗黒街のボス、ルウ・ストロードは、30年間の悪党生活から足を洗っていたが、ケインは彼を信じようとしなかった…

***

第7話 「造られたチャンピオン」

新聞欄の本国俳優名が第6話と全く同じでした。

<独休庵様の資料>

S42.11.15(水)⑦「造られたチャンピオン」
マーク・リッチマン、ジャック・ロード、ハロルド・J・ストーン、バート・バーンズ
(声)黒沢良、中村正、前沢迪雄、納谷悟朗、佐原妙子ほか

*もし「チャンピオン」を手がかりとすれば、本国第8話 Comeback と言うボクシングのエピソードがあります。
ケインが追求するのは悪徳プロモーターです。
ご参考と言う事で載せておきます。

本国第8話 Comeback (1961年11月7日 本国放送)

ニック・ケイン(マーク・リッチマン)
トム・ラーチ(クリフトン・ジェームズ)
エディー・ノバック(ポール・カー)
ウィリー・カーター(バーニー・ハミルトン)
エイミー・ノバック(カレン・レネイ)

***

日本第8話 「闇馬券シンジケート」
本国第15話 Take a Number: Jack Garsell (1962年1月9日 本国放送)
1967年11月22日(水) 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ジャック・ガーセル(マーチン・バルサム):中村正 (推定キャスト) 新聞欄には「マーチン・バルサン」と表記
ラリー・ローム(アレックス・コード): (アレックス・ビエスピ名義でクレジットされています)

佐原妙子、滝口順平、小林清志、菅谷政子 

語り手:納谷悟朗

<独休庵様の資料>

S42.11.22(水)⑧「闇馬券シンジケート」
マーク・リッチマン、マーチン・バルサン
(声)黒沢良、中村正、佐原妙子、滝口順平、小林清志、菅谷政子 (語り手)納谷悟朗

***

第9話 「秘密ルート暴露」

新聞のテレビ欄の本国俳優名が第8話「闇馬券シンジケート」と全く同じで本国の資料は作れませんでした。
マーチン・バルサムさんのゲスト出演は「闇馬券シンジケート」の1話のみです。

<独休庵様の資料>

S42.11.29(水)⑨「秘密ルート暴露」
マーク・リッチマン、マーチン・バルサン
(声)黒沢良、小林清志、佐原妙子、保科三良、千葉順二、麻生美代子 (語り手)納谷悟朗

***

第10話 「暴力金融」

本国俳優キャストが第8、9話とほぼ同じです。
手がかりは「ビタ・アンヘルム」さんと言う方ですが、スペルが分からず、資料を引き出せませんでした。

<独休庵様の資料>

S42.12.6(水)「暴力金融」
マーク・リッチマン、マーチン・バルサン、ビタ・アンヘルム
(声)黒沢良、小林清志、佐原妙子、喜多道枝、野沢那智、滝口順平、千葉耕一 (語り手)納谷悟朗

***

第11話 「堕ちた権威」

本国のキャストが第1話「ステラの死」とほぼ同じになっており、本国のエピソードが分かりませんでした。

<独休庵様の資料>

S42.12.13(水)「堕ちた権威」
マーク・リッチマン、マーチン・ギャベル、キャロル・ロッセン
(声)黒沢良、中村正、小林清志、佐原妙子、前沢迪雄、滝口順平 (語り手)納谷悟朗

***

次回12話以降をご紹介します。

***

*独休庵様
*dick-dastardly様、荒野の流れ者様
*IMDb他



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邪魔者は殺せ

2017-11-02 | 吹き替え
ジェームズ・メイソンさん主演の「邪魔者は殺せ」(1947年作品)と言う作品です。
以前キャストを載せていますが、少し写真を載せます。

悟朗さんはメイソンさんの吹き替えを二回演っていらっしゃいます。
もう1作の「日のあたる島」(1957年作品)も以前ご紹介しました。

「邪魔者は殺せ」のメイソンさんはアイルランドのテロ組織の若きリーダーです。
メイソンさんは当時38歳。シャープでちょっと精悍な印象でした。
自称吹替評論家様の資料によると、この映画の吹き替えは3バージョンあるそうです。
(他のバージョンのメイソンさんは、春日章良さんと浦野光さんだそうです。)
悟朗さんの吹き替えは1967年放送で、50年前の吹き替えです。


「邪魔者は殺せ」 DVD(北米版)の表紙
キャサリン・ライアンさん(鈴木弘子)とジェームズ・メイソンさん(納谷悟朗)


キャサリン役のキャサリン・ライアンさん(鈴木弘子)とジョニーのジェームズ・メイソンさん(納谷悟朗)


「邪魔者は殺せ」 ブルーレイ(リージョンB)


ジェームズ・メイソンさん扮するジョニー・マックィーン(納谷悟朗)


ロバート・ニュートンさん演じる画家のルーキー(羽佐間道夫)

***

「邪魔者は殺せ(けせ)」
Odd man out 1947年 英
1967年8月24日(木)東京12
キャロル・リード監督

ジョニー・マックィーン(ジェームズ・メイソン):納谷悟朗 ジェームズ・メイスン
キャサリン・サリバン(キャサリン・ライアン):鈴木弘子
ルーキー(ロバート・ニュートン):羽佐間道夫

***

以前載せた「日のあたる島」(1957年作品)の記事です。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/892.html#comment

***

*自称吹替評論家様
*IMDb他


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