杜若(かきつばた)の咲く頃 ~大田神社
平安時代にこんな歌が詠まれたというから、その頃から、杜若の名所だったのだろう。
洛北の上賀茂神社の摂社である大田神社の沢は、初夏のはじめ、青紫と緑に染まる。
杜若が見頃を迎えるのだ。
神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ
ところが、満開というのに、以前のように一面が青紫に包まれるという感じではなくなっていた。
どうやら、鹿害なのだそう。シカトできない。
境内にはクレマチスも咲いていた。
上賀茂神社の境内から流れて出る明神川の川沿いに社家町がある。
室町時代から形成されたという、かつての社家(神官が暮らす家)が建ち並んでいる。
清らかな川と土橋、土塀に囲まれた家々が織り成す素晴らしい景観が広がっていた。
のどかな流れにのって、マガモがやってきた。
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