「青いターバンの少女」 フェルメールとバロックの時代 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑮
正式名「真珠の耳飾りの少女」より「青いターバンの少女」と言った方がイメージしやすい。
オランダの画家でバロック期を代表する画家の一人であるヨハネス・フェルメールは、映像のような写実的な手法と綿密な空間構成、そして光
による巧みな質感表現を特徴としている。
「フェルメール・ブルー」と称される「鮮やかな青色」は「ラピスラズリ」に含まれる「ウルトラマリン」と云う顔料に由来するが、この顔料は純金と同じほど高価であり、彼の義母やパトロンの財力が窺われる。
彼はその生涯のほとんどを故郷オランダのデルフトで過ごした。
フェルメール 「牛乳を注ぐ女」 「ワイングラスを持つ娘」
フェルメール「デルフト眺望」
ベラスケス「ラス・メニーナス(女官たち)」
スペイン国王フェリペ4世の王女マルガリータ(5歳)と女官たち。
画面向かって左には巨大なキャンバスの前でまさに制作中のベラスケス自身の姿が誇らしげに描かれている。
フェリペ4世付きの宮廷画家ベラスケスはバロック期のスペインの画家で17世紀を代表する巨匠である。
ベラスケス「皇太子 騎馬像」 「狩猟服姿の皇太子バルタザール・カルロス」
ルーベンス「キリスト昇架」
「フランダースの犬」の最終回でネロとパトラッシュが最後に見た絵。
フローリス・ファン・デイク「チーズのある静物」
チーズは嫌いなのだが、見入ってしまう。
フランス・スネイデルス「静物」
ウサギに見入ってしまう。
フランシスコ・コリャンテス「エゼキエルの幻視」
メインデルト・ホッベ「ミッデルハルニスの並木道」
バロックの画家たちは強烈なメッセージを発信させる迫真のアクターを思わせる。
お詫び
大塚国際美術館の観覧距離は、全長4キロに及ぶという。
ここまで、B3、B2フロア展示が終わり、やっと約3分の2。観覧するのも大変だが、ブログにアップするのは、もっと大変!
ということで、「大塚国際美術館・陶板名画の旅」は暫く、お休みさせていただきます。あしからずご了承ください。
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