能登半島・災害ボランティアと視察 ① ~珠洲の海岸にて
1月に地震、津波に襲われた石川県珠洲市の粟津海岸に誰が置いたか、一対のオブジェが荒い波を見据えるように佇んでいた。
あまりに苛酷な自然の猛威に抗うことさえ諦観してしまったかのようなオブジェ。
そして、今回の豪雨。
何故、この地に何度も災難が降りかかるのか。
鉢ヶ崎ボランティア・キャンプにチェックインしたあと、狼煙を目指してパトロールしていたが、先日の豪雨で道路は寸断されていた。
ちょうど、自衛隊が復旧工事に入っている最中だった。
狼煙の先に禄剛崎灯台があり、17歳のころ、初めての一人旅に出たときに、ここから輪島まで歩いたことがある。
私にとっては、いわば、青春の記念碑のような灯台だが、今回は再訪することができなかった。
海岸沿いの須須神社も無残な姿を見せている。
崩れかけた民家の軒先にボランティアさんが休憩しているのかと思ったら、"案山子”だった。
ボランティアさん、早よ来てや!とでも言ってるよう。
木ノ浦海岸に抜ける山道も通り抜けは厳しそうだ。
まだ、波は高い。波除ブロックが十字架に見えてきた。
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