
「252 生存者あり」の試写会に行った。会場のシネプレックス熊本に着いたのは5時45分くらいだったろうか。受付カウンターに行くと、前の方の席は既に満席で、後の方の左右端っこしか空いていないという。上映開始1時間以上も前なのに、しかも前の方が埋まっているなんて、いつもの試写会とはなんか様子が違うなと思った。ロビーで待っている人もほとんど女性でいつもとはなんか熱気が違う。6時半の開場になって中に入ってみてやっとその理由がわかった。今日はスタッフ・キャストの舞台挨拶があるという。水田伸生監督を始め、主役の伊藤英明さんと原作の小森陽一さんが来ていた。気付かなかったが、事前に舞台挨拶があるということはオープンになっていたらしい。皆さん、要するに伊藤英明を見るのが目的だったのだ。司会のアナウンスで登場した3人、ひときわ背の高い伊藤英明が姿を表わすと、周りの席を埋め尽くした、やや年齢高めのお姉さん方が一斉に歓声をあげながら手を振る。その迫力にちょっと圧倒された。
映画の方はというといわゆるパニックムービーで、ハリウッド映画に負けまいというその意欲は買う。ツッコミどころ満載だが、それはあえて言うまい。