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かなり厳しいという下馬評を覆して、貴乃花親方が相撲協会の理事に当選した。正直驚いた。貴乃花の隠れシンパがいたということなのか、それとも反主流の考え方を持つ他の部屋の親方が意図的に貴乃花に票を投じさせたのか。獲得票数がちょうど10票というのは、あまりにも出来過ぎのような気がしないでもない。加えて、落選したのが、親父さんと同時期に、ともに大関として苦労した大島親方(元大関旭国)というのもなんだか複雑だ。まぁ、そんなことはさておき、当選したからには相撲界の改革に向けて頑張ってもらわないといけないが、はたして彼はどんな方向への改革を夢見ているのだろうか。ただひとつ言えることは、彼が普段語っているように「相撲はスポーツでも格闘技でもない!」という考え方は大賛成である。日本古来の伝統文化を守りながら、新しい発展への道へ導いてもらいたい。彼の親父さんがまだ、相撲取りになる前、水泳選手だった頃からのファンとして切に願っている。
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先代貴ノ花に関するブログ記事