徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

藤田嗣治の幻の作品にやっと出逢う!

2010-02-25 15:12:03 | その他
 藤田嗣治(Leonard Foujita)の幻の作品にやっと出逢えた。場所は熊本大学附属小学校の校長室。学校創立135年を記念して、大金を投じて修復を行なったらしい。1点は「ライオンのいる構図」の中の「男の像」で昭和3年(1928年)の作。トレーシングペーパーに鉛筆で描きこまれている。もう1点は墨で描いた「女性像」で昭和4年(1929年)の作。なぜここにあるかというと、藤田嗣治は、実はこの学校のOB、つまり僕の大先輩になる。陸軍軍医だった父親が熊本鎮台に勤務した時期、藤田嗣治は2歳から10年間を熊本で成長した。彼が寄贈した絵がわが母校に飾られているという話は随分昔から知っていたが、まだ一度もお目にかかったことはなかった。最近、修復されたという話を聞き、とにかく一度は見ておきたかった。もとこの学校の職員でもある母を連れて数十年ぶりに校門をくぐった。