徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ダン・フォーゲルバーグ 没後11年

2018-12-16 21:01:44 | 音楽芸能
 今日はダン・フォーゲルバーグが癌で亡くなってからちょうど11年の日。
 何か聞きたいなと思って選んだのがこの曲「Rhythm Of The Rain」。彼の代表曲と言うなら「Longer」などを選ぶべきなのだろうが、この「Rhythm Of The Rain」は僕が高校2年の1962年、カスケーズによって大ヒットした「悲しき雨音(Rhythm of the Rain)」のカバー曲。僕にとっては思い出の青春の歌。1990年のダン・フォーゲルバーグ版も大ヒットしたのであえてこの曲を選んだ。カスケーズのオリジナル版よりもR&Bに寄ったサウンドが心地よい。


光琳寺の家

2018-12-16 15:07:45 | 熊本
 夏目漱石は明治29年4月、五高教師として熊本へやって来ます。しばらく親友の菅虎雄宅に厄介になりましたが、やがて婚約者の中根鏡子が東京から女中を伴って熊本へやって来るというので、光琳寺町(下通1丁目)の一軒屋を借りることになります。そして6月、この家で簡素な結婚式を挙げ、新婚生活が始まります。ところがこの家は、昔、お妾さんが手討ちになったといういわくつきの家だったことや、家の裏が光琳寺のお墓だったこともあり、鏡子夫人が気味悪がったため、わずか3ヶ月で合羽町(坪井)の家へ引っ越すことになります。漱石は、この家で次のような句を残しています。

   涼しさや 裏は鉦(かね)うつ 光琳寺


光琳寺の家


 その光琳寺も、漱石夫妻が住んだ家も今はありませんが、光琳寺通りという通り名だけが残っています。今では歓楽街となったその通りの一角の集合案内板を眺めながら、勇んで足を踏み入れる諸兄も多いことでしょう。

   年の瀬や 唆(そそ)る通り名 光琳寺


光琳寺通り