
今朝の熊日新聞で歌手の森山加代子さんの訃報を知った。わが青春時代のスターたちがこの頃次々と亡くなっていく。なかでも森山さんは、家庭でテレビを見るのが普通になり始めた頃、洋モノのポップスを歌う女性歌手として、初めてアイドル的な存在となった人だけに寂しさはひとしおだ。僕が中学3年生だった昭和35年に、イタリアのミーナの歌をカバーした「月影のナポリ」でレコード・デビュー。いきなり大ヒットしてスターダムへ駆け上がった。弘田三枝子、田代みどり、九重祐三子ら、後に続いた女性ポップス歌手の先頭を走っていた。ネットニュースなどでは昭和45年にヒットした「白い蝶のサンバ」を代表曲としているようだが、僕にとってはやっぱり「月影のナポリ」。青春時代の思い出を彩っていただきありがとうございました。享年78歳。合掌