徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

善光寺参り

2022-11-12 22:15:40 | 歴史
 今日は熊本学園大学で行われた脳科学者の中野信子さんの講演を聴きに行った。内容についてはまだまとまらないので後日ということにして、今日の話題は今夜放送された「ブラタモリ 善光寺編」から。


 今回訪れたのは長野県の善光寺。旅のお題「善光寺はなぜ多くの人を引きつける?」。七年に一度、絶対秘仏である御本尊の御身代わり 「前立本尊」(回向柱)を拝む御開帳。3ヶ月で636万人が参拝したという圧倒的な人気はどこから?善光寺は仏の功徳随一ということで全国各地に勧請されて行った歴史的な経緯や扇状地と断層が生んだ奇跡の立地などを探っていた。
 僕は30数年前に一度だけ参拝したことがあり、本堂地下の「お戒壇巡り」などを体験した。
 熊本にもかつて善光寺があったことは今ほとんど知られていない。肥後国には建武時代(14世紀前期)に勧請されていたらしい。今の琴平神社(熊本市中央区琴平本町)の所が善光寺の跡だ。琴平神社は善光寺の別所として江戸時代から存在していた。明治初期の廃仏毀釈によって善光寺は廃寺となり、琴平神社だけが残った。
 下の熊本民謡「ポンポコニャ」は江戸時代末期に作られたといわれるが、歌詞の中に「善光寺」が出て来るので、当時は広く知られた存在だったことがわかる。