徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

あの頃の熊本城

2023-05-03 18:22:16 | 熊本
 GWも後半に入り、今日も熊本城は多くの観光客で賑わっていた。
 そんな中、二の丸広場や加藤神社などで観光ボランティアガイドに観光客のグループが案内されている光景をよく目にする。ガイドの話に耳を澄ましていると、よく聴こえてくるのが「修復工事中の熊本城は今しか見られませんよ!」という言葉。今はそう言うしかないのだろうが、聴きながら僕はやっぱり、観光客の皆さんには熊本地震前の美しかった熊本城を見ていただきたかったなぁと思うのである。平成時代に入ってから櫓や続塀などが次々と復元され、築城四百年に向けて本丸御殿などが築城時の建築工法で復元された。2006年から足掛け3年にわたった築城四百年祭の頃はそれはそれは見事な名城の姿を誇っていたのである。
 当時の写真を眺めながらふり返ってみた。


大小天守と宇土櫓の三天守の偉容


ライトアップされた三天守を背景に行われた薪能


二の丸広場では春秋のお城まつりなど様々なイベントが三天守を背景に行われた。


桜の開花時季には長塀前で大勢の市民が花見を楽しんだ。


二の丸北側の百間石垣は往時の偉容を残していた。


天守閣手前に構えた豪壮な本丸御殿


本丸御殿で最も格式が高い昭君之間


大広間は手前から「鶴之間」「梅之間」「櫻之間」「桐之間」、そして一番奥が藩主の部屋「若松之間」


大広間では季節ごとに宴が催され、各種芸能が披露された。