徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「べらぼう」と「山名屋浦里」

2025-01-10 20:39:57 | ドラマ
 1月3日にNHK総合「タモリと鶴瓶の新春特番」の中で「山名屋浦里」が話題になって以来、このブログの「山名屋浦里」関連のページへのアクセスが集中していたが、やっと今日は鎮静化したようだ。
 今年の大河ドラマ「べらぼう」は初回から、命を落とした遊女の全裸遺体が折り重なるという投込寺のショッキングな映像が物議を醸しているようだ。花柳病にかかっても治療も受けられなかったり、食事もろくに与えられず栄養失調で命を落とす遊女なども多かったようで、「吉原」はけっして夢の国ではないことを端的に表現したものだろう。
 ところで、「亡八」の中に扇屋宇右衛門という楼主が登場する。この男がくだんの「山名屋浦里」の原話である「扇屋花扇」の楼主である。なかなかの文化人で、遊女たちの教育にも熱心だったらしいが、「花扇」というのは「扇屋」の代々の花魁名で、四代目というのが名代の花魁だったという。
「べらぼう」には喜多川歌麿が登場するので彼が描いた「花扇」の話もきっとあるだろう。誰が「花扇」を演じるかも今後の楽しみだ。


歌麿が描いた花扇


花魁道中