どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

まんじゅうこわい

2019年02月10日 | 絵本(日本)


    落語絵本2 まんじゅうこわい/川端 誠/クレヨンハウス/1996年


 あまりも有名な落語ですが、あつめたまんじゅう、その数なんと16種類。

 上用まんじゅう  ・唐まんじゅう   ・うすかわまんじゅう
 酒まんじゅう   ・温泉まんじゅう  ・そばまんじゅう
 田舎まんじゅう  ・ふまんじゅう   ・かんるかんまんじゅう
 栗まんじゅう   ・よもぎまんじゅう ・あげまんじゅう
 あんまんじゅうに ・肉まんじゅう   ・紅白まんじゅう   ・そうしきまんじゅう

 表紙には、なんと豪華なまんじゅうが。なじみがないまんじゅうもでてきますが、どんな味でしょうか。

 彦一話にも、タヌキを化かし、まんじゅうを手に入れ、おこったタヌキが馬の糞をあつめて畑にまいたために、その年にたくさんの作物が実という話もありますが、落語と昔話のどちらがさきでしょうか。

 「たのきゅう」(かもとりごんべえ/稲田和子・編/岩波少年文庫/2000年)では、大蛇に食べられそうになった男が、小判がこわいといって、大蛇から小判を手に入れます。