どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

もりのひなまつり

2019年02月13日 | 絵本(日本)


    もりのひなまつり/こいで やすこ/福音館書店/2000年(初出1992年)


 寒い寒いといっているうちにもうすぐ三月。
 桃の節句です。

 やまばとゆうびんやさんが、蔵に住んでいる”のねずみばあさん”のもとにはこんできた手紙には「もりのひなまつりをするので蔵にしまってあるおひなさまをつれてきてほしい のねずみこどもかい」とかいてありました。

 家の人がかざりつけをする前に、かえってくれば いいのですからと、ねずみばあさんとおひなさまは、森にでかけます。

 のねずみこどもかいのこねずみたちがむかえにきて、森の広場で、もりのひなまつりが、はじまります。

 五人ばやしの笛や太鼓
 三人かんじょが歌を歌い
 お内裏様が、踊ります
 それから、みんなで甘酒

 ゆうがたになって 森のひなまつりもおわり・・・。顔が汚れ、着物はあちこちがやぶれ、よごれたすがたになったおひなさまでしたが?。

 ひなまつりというと、ただ飾るだけでおわりそうですが、絵本を媒体にして親子で話し合えるのがいいのかも。

 色も抑え気味で、優しい感じがします。