びっくりたまご/エリック・バテュ:作・絵 小森香折・訳/フレーベル館/2006年
色の違う たまごが三つ。白いたまごに黒いたまご、ぶつぶつたまご。
白と黒からは小鳥のひな。でもぶつぶつたまごからは、まだうまれません。
白いひなと黒いひなは、こんなおかしな たまごいらない、と巣から放り出すと、あらら 自分たちも一緒に落っこちて。
あっと思ったら池に落ちて命びろい。でもまだ泳げません。一難去ってまた一難。
ところがぶつぶつたまごから しっぽがでてきて、白黒はのせてもらってスイスイ。今度は足が。
ところが崖っぷちにでて先にいけません。
するとこんどは、ぶつぶつたまごに つばさがでてきて、空を飛んで、もとの巣へ。
白黒ひながごめんなさいして、おかおをみせて というと 赤い小鳥が かおをだしました。
いじわるされても、赤い鳥は あしたから 飛び方をおしえてあげると とてもやさしい 小鳥でした。
たまごがでてくると、どんなものが生まれるかワクワクします。ぶつぶつたまご 兄弟だったのかな。