どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

びっくりたまご

2019年08月17日 | 絵本(外国)

     びっくりたまご/エリック・バテュ:作・絵 小森香折・訳/フレーベル館/2006年

 

 色の違う たまごが三つ。白いたまごに黒いたまご、ぶつぶつたまご。

 白と黒からは小鳥のひな。でもぶつぶつたまごからは、まだうまれません。

 白いひなと黒いひなは、こんなおかしな たまごいらない、と巣から放り出すと、あらら 自分たちも一緒に落っこちて。
 あっと思ったら池に落ちて命びろい。でもまだ泳げません。一難去ってまた一難。

 ところがぶつぶつたまごから しっぽがでてきて、白黒はのせてもらってスイスイ。今度は足が。

 ところが崖っぷちにでて先にいけません。

 するとこんどは、ぶつぶつたまごに つばさがでてきて、空を飛んで、もとの巣へ。

 白黒ひながごめんなさいして、おかおをみせて というと 赤い小鳥が かおをだしました。

 

 いじわるされても、赤い鳥は あしたから 飛び方をおしえてあげると とてもやさしい 小鳥でした。

 たまごがでてくると、どんなものが生まれるかワクワクします。ぶつぶつたまご 兄弟だったのかな。