どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ポテトむらのコロッケまつり

2019年08月07日 | 絵本(日本)

    ポテトむらのコロッケまつり/竹下文子・文 出口かずみ・絵/教育画劇/2016年

 

 ポテト村のアンパンマンのようなポテトおばさん。ポテトおばさんの畑にはじゃがいもがいっぱい。

 やまほどのじゃがいも、どうしようかと考えておばさんが思いついたのは、みんなに てつだってもらって、誰も見たことがないくらい世界一大きなコロッケを作ること!

 ポテトむらの村長さんも、大賛成。

 さっそきくグループに分かれて検討です。コロッケの試作、3種類のコロッケの食べくらべ。子どもたちは飾りを作っています。

 準備も大変。たまねぎ、塩、コショウ、ひき肉、たまご、パン粉、もちろんじゃがいも、そして特別大きなフライパン。

 大きいだけに下準備も大変。じゃがいものかわむき、たまねぎをきざみ。

 そして、いよいよお祭りの日。

 重機も登場して、ゆっくりゆっくりフライパンにいれると、おいしそうなコロッケのできあがり。

 まんまるお月さまの下で、踊ったり、歌ったり、にぎやかなお祭りです。

 大きな大きなコロッケを見つめる人の顔は笑顔いっぱいです。なにしろ、コロッケづくりにみんながたずさわっていましたから。

 ポテトむらのペナント、カレンダー、ポテトソフト、コロッケパン、ポテトパズルもあって、これは村おこしそのものです。ギネスの登録はどうしたんでしょうか。

 大鍋のイベントというと山形市の芋煮会。直径6mの鍋で できあがるのが3万食分。準備も大変です。