がいこつさん/五味太郎/文化出版局/1982年
がいこつさん、「なにか」忘れていることがあると、椅子に腰かけて 思い出そうとしています。
目覚まし時計をかけ忘れたのかな?
今度は、歩きながら考えます。
洗濯かな?
電話をかけ忘れたのかな?
手紙をだすのを 忘れていたのかな?
次々と探していきますが、どうしても思い出せません。
?のあとには、「それは ないでしょう」と合いの手が入り
「それも そうだな」と、また歩いていくと・・・。
一回気になりだすと どうしても落ち着きません。たしかに 眠れませんよね。
トイレで思い出したのは?
「それも そうだな」と、ちょっと とぼけた感じの がいこつさん。なかなか存在感があります。