どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

がいこつさん

2019年10月24日 | 五味太郎

    がいこつさん/五味太郎/文化出版局/1982年

 

がいこつさん、「なにか」忘れていることがあると、椅子に腰かけて 思い出そうとしています。

目覚まし時計をかけ忘れたのかな?

今度は、歩きながら考えます。

洗濯かな?

電話をかけ忘れたのかな?

手紙をだすのを 忘れていたのかな?

次々と探していきますが、どうしても思い出せません。

?のあとには、「それは ないでしょう」と合いの手が入り

「それも そうだな」と、また歩いていくと・・・。

一回気になりだすと どうしても落ち着きません。たしかに 眠れませんよね。

トイレで思い出したのは?

「それも そうだな」と、ちょっと とぼけた感じの がいこつさん。なかなか存在感があります。