よふかしにんじゃ/バーバラ・ダ・コスタ・文 エド・ヤング・絵 長谷川善史・訳/光村教育図書/2013年
たまたま長谷川さん訳の絵本をつづけてみることに。
「にんじゃ」でも作者も絵も外国の方、これは?
真夜中、城に忍び込む黒い影。綱をかけ、スルスルよじのぼる忍者。
抜き足 差し足 着地成功。つきあかりの廊下を そうっと そうっと
目の前には たかそうな 掛け軸。 ふふふふふ、いざ。
そのとたん!
結末におもわず ずっこけ でした。
評判がいいのですが、さすがの長谷川さんの関西弁の訳でも、すこし生かしきれなかったかな。
「まだ にんじゃの しごとが あるねん」という子どもに
「あんたの しごとは ねることや」と、お母さんの一喝。
そういえば、タイトルが「よふかしにんじゃ」。
あやしげな黒い忍者の画面がつづづき、なにがおこるかワクワク ドキドキしながら、オチとの落差。
忍者の本当の目的は、つまみぐい?だったのか。