どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

よふかしにんじゃ

2019年10月10日 | 絵本(外国)

    よふかしにんじゃ/バーバラ・ダ・コスタ・文 エド・ヤング・絵 長谷川善史・訳/光村教育図書/2013年

 

 たまたま長谷川さん訳の絵本をつづけてみることに。

 「にんじゃ」でも作者も絵も外国の方、これは?

 真夜中、城に忍び込む黒い影。綱をかけ、スルスルよじのぼる忍者。

 抜き足 差し足 着地成功。つきあかりの廊下を そうっと そうっと

 目の前には たかそうな 掛け軸。 ふふふふふ、いざ。

 そのとたん!

 結末におもわず ずっこけ でした。

 評判がいいのですが、さすがの長谷川さんの関西弁の訳でも、すこし生かしきれなかったかな。

 「まだ にんじゃの しごとが あるねん」という子どもに

 「あんたの しごとは ねることや」と、お母さんの一喝。

 そういえば、タイトルが「よふかしにんじゃ」。

  あやしげな黒い忍者の画面がつづづき、なにがおこるかワクワク ドキドキしながら、オチとの落差。

 忍者の本当の目的は、つまみぐい?だったのか。