せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子/作・キース・ネグレー 訳・石井睦美/光村教育図書/2020年
アメリカ南北戦争のころ、女の子は ズボンを はいちゃいけなかった。それでも、「わたしは わたしの ふくを きているのよ!」と、当時の社会の常識に疑問を投げかけ、道を切り開いた人たちのひとり、メアリー・エドワーズ・ウォーカーをモデルにした絵本。
街中で、「はじをしれ」「みっともない」「いえにかえれ」といわれたメアリーでしたが、いざ、学校につくと、そこにはズボンをはいた子どもたちが。
タイトルで、どんな内容かは、想像できたのですが、まさかズボンをはいていることを理由に、何度も逮捕されたことがあったなんて!。
ただ、いまでも、中・高校の制服は、女子は、スカートというのが一般的で、ズボンは選べないのでは? そしてなぜ制服なのかにも疑問。勉強するのは服装ではなく、人です。調和を乱すという考え方は、150年前とかわっていない。