ベンジーの もうふ/マイラ・ブラウン・文 ドロシー・マリノ・絵 まさき るりこ・訳/あすなろ書房/2010年
原著は1962年アメリカの出版。二色刷りで、文章は長めです。
ベンジーは、あかちゃんのときの毛布が だいすきで 幼稚園に行くときも、床屋さん、歯医者さんにいくときも いつも 一緒。
お隣のトルーディーから、「ぼろぼろじゃない、いつすてるの?」といわれ、おとうさんからも、「そろそろ そのあかちゃんもうふ、いらないんじゃないかい?」といわれ、おにいさんのジムも、同じことをいいます。
しかし、幼稚園のかえりや、靴屋さん、スーパーマーケットなどで、毛布を忘れたりするようになりました。
そして、こねこの泣き声に悩んでいたトルーディーのために、こねこの かごのなかに 毛布を いれてあげると・・・。
ベッドや足が大きくなり、精神的にも成長していくベンジー。前段階でその予兆はあるのですが、ある日、急成長する子どもの感じが よくでています。
じっと見守るお母さん。ベンジーも いずれ 毛布離れすることを見通していました。