どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

いたずらからす

2024年01月28日 | 絵本(日本)

   いたずらからす/さとう わきこ・作絵/福音館書店/2022年月刊絵本「こどものとも」

 
 「ばばばあちゃん」12年ぶりの新作。
 
 おいしそうに りんごが赤くなりました。「もうたべごろかな」と、ばばばあちゃんの仲間たち。そこへからすの親分がやってきて、「ひとくち 食べれば 全部の りんごがおいしいかどうかわかるんだよ」というので、「ひとくち たべても いいよ」とばばばあちゃん。
 
 ところがひとくち だけでは すみません。からすが いっぱいやってきて りんごに とびかかり 「あした くる カアー」。
 
 ばばばあちゃん、仲間たちと、ひもに 空き缶や水の入ったコップ、じょうろ、なべ、もろもろ つりさげて、カタカタカタ ジャランガラン、カラコンカラコンと、音を立てますが、からすは そのうえをいって 音を立てて遊んでいます。
 
 それではと、おもちゃの弓で からすをねらっても 「はずれ はずれ カアー」と、へいっちゃら。
 
 それではと、おしいれのおくにあった いなずまじるしの はなびだまを ひっぱりだして、なげつけると・・・。
 
 りんごが ぜんぶおちて ばばばあちゃんがつくったものは?
 
 
 ばばばあちゃん、あいかわらず 元気いっぱいです。