どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ぼくのくれよん

2024年01月07日 | 絵本(日本)

    ぼくのくれよん/作・絵 長 新太/講談社/1993年初版

 

 こんなに大きいと、ネコほどのクレヨン。しかし、ゾウのクレヨンといわれると、ちょっと小さいかな。

 ゾウが青いクレヨンで びゅー びゅーとかくと、楕円形の青(2ページの70パーセントほど)。カエルが池だと思って飛び込む。

 赤いレヨンで びゅー びゅーとかくと、楕円形の赤(やっぱり2ページの70パーセントほど)。動物たちは火事だと思って 大慌てで にげだしました。

 黄色のクレヨンで びゅー びゅーとかくと、(2ページの30パーセントほど)、動物たちがバナナだとおもってたべても たべられません。

 ゾウがライオンに怒られてしまいますが、それでもゾウは、虹のような線を描きながら どこかへ いってしまいました。

 

 空に描く、えらく豪快なゾウの絵でした。悪気はないから許してもらえるでしょう。

 「これだけ?」と思いますが、ここから先は、緑なら、黒ならと、子どもたちが想像力を働かせる番でしょう。最後は虹?です。