ぼくのくれよん/作・絵 長 新太/講談社/1993年初版
こんなに大きいと、ネコほどのクレヨン。しかし、ゾウのクレヨンといわれると、ちょっと小さいかな。
ゾウが青いクレヨンで びゅー びゅーとかくと、楕円形の青(2ページの70パーセントほど)。カエルが池だと思って飛び込む。
赤いレヨンで びゅー びゅーとかくと、楕円形の赤(やっぱり2ページの70パーセントほど)。動物たちは火事だと思って 大慌てで にげだしました。
黄色のクレヨンで びゅー びゅーとかくと、(2ページの30パーセントほど)、動物たちがバナナだとおもってたべても たべられません。
ゾウがライオンに怒られてしまいますが、それでもゾウは、虹のような線を描きながら どこかへ いってしまいました。
空に描く、えらく豪快なゾウの絵でした。悪気はないから許してもらえるでしょう。
「これだけ?」と思いますが、ここから先は、緑なら、黒ならと、子どもたちが想像力を働かせる番でしょう。最後は虹?です。