わたしのわごむはわたさない/ヨシタケシンスケ/PHP研究所/2019年
ヨシタケさん、輪ゴムからとっても楽しい絵本をプレゼントしてくれました。
輪ゴムを見つけた”わたし”。ずっとほしかった”わたしだけのもの”。”わたし”がすきにしていいもの。”わたし”のためだけのわごむなのよ。
輪ゴムをどうつかうか空想していくのが、とってもユニーク。
髪を結わい、耳に飾り、靴のアクセントにするのは まあ まあ。
ラブレターを輪ゴムでたばねる(ラブレターの多いこと 多いこと)
世界中の悪い人を輪ゴムで捕まえる
宇宙人から地球を救う
運命の人があらわれたら、その人の輪ゴムとつなげてあげる
輪ゴムでトレーニング
どんなところにも ひとっとび
動物と遊ぶのも 楽しいことだらけ
輪ゴムを使いすぎてきれてしまうと・・・?
(オチを想像し さらに裏表紙に注目すると まだ子どもの気持ちがわかりますよ!)
ユーモラスなところも満載で、輪ゴムだけで これだけのさまざまのバリエーションを 考えつくのは大変そう。
大人から見たら何の変哲もないものでも、子どもからしたら、特別なものになるものがありそうです。