どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

わたしのわごむはわたさない

2021年08月12日 | ヨシタケ シンスケ

  

     わたしのわごむはわたさない/ヨシタケシンスケ/PHP研究所/2019年

 

 ヨシタケさん、輪ゴムからとっても楽しい絵本をプレゼントしてくれました。

 輪ゴムを見つけた”わたし”。ずっとほしかった”わたしだけのもの”。”わたし”がすきにしていいもの。”わたし”のためだけのわごむなのよ。

 輪ゴムをどうつかうか空想していくのが、とってもユニーク。

 髪を結わい、耳に飾り、靴のアクセントにするのは まあ まあ。

 ラブレターを輪ゴムでたばねる(ラブレターの多いこと 多いこと)

 世界中の悪い人を輪ゴムで捕まえる

 宇宙人から地球を救う

 運命の人があらわれたら、その人の輪ゴムとつなげてあげる

 輪ゴムでトレーニング

 どんなところにも ひとっとび

 動物と遊ぶのも 楽しいことだらけ

 

 輪ゴムを使いすぎてきれてしまうと・・・?

 (オチを想像し さらに裏表紙に注目すると まだ子どもの気持ちがわかりますよ!)

 ユーモラスなところも満載で、輪ゴムだけで これだけのさまざまのバリエーションを 考えつくのは大変そう。

 
 大人から見たら何の変哲もないものでも、子どもからしたら、特別なものになるものがありそうです。


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