どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

あきらがあけてあげるから

2021年07月12日 | ヨシタケ シンスケ

      あきらがあけてあげるから/ヨシタケシンスケ/PHP研究所/2021年

 

 チョコが食べたくても、袋をあけられないあきらくん。

 おかあさんに あけてもらいますが 「なんていうの?」といわれ、「ありがとうございます」と頭を下げますが ちょっと悔しいあきらくん。

 おおきくなって ピッ、パカーとなんでもあけられることを、想像します。

 あけるものはいくらでもあります。

 瓶のふた(カパッ)、缶のフタ(キャパ)、缶詰(コパー)、ワインのコルク(キュポ)

 「なんでもあけるやさん」になって、金庫も、鍵の落ちた側溝も、化石の恐竜の眠る岩、泥棒が盗んだ鞄も あけます。でも動物園の柵をあけるのは、やりすぎかな。

 現実にもどって、のどがかわいて ジュースをあけてもらおうと おとうさんのところへ。

 おとうさんは なにか楽しそうに ジュースをあけて くれました。

 おとうさん あきらくんに 頼られるのは うれしそうです。そう、すぐに じぶんであけられるようになりますからね。

 あきらくんが いろいろ 想像してあけるのが 満載です。「開ける」というキーワードで、これだけあったのに びっくり。


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