あきらがあけてあげるから/ヨシタケシンスケ/PHP研究所/2021年
チョコが食べたくても、袋をあけられないあきらくん。
おかあさんに あけてもらいますが 「なんていうの?」といわれ、「ありがとうございます」と頭を下げますが ちょっと悔しいあきらくん。
おおきくなって ピッ、パカーとなんでもあけられることを、想像します。
あけるものはいくらでもあります。
瓶のふた(カパッ)、缶のフタ(キャパ)、缶詰(コパー)、ワインのコルク(キュポ)
「なんでもあけるやさん」になって、金庫も、鍵の落ちた側溝も、化石の恐竜の眠る岩、泥棒が盗んだ鞄も あけます。でも動物園の柵をあけるのは、やりすぎかな。
現実にもどって、のどがかわいて ジュースをあけてもらおうと おとうさんのところへ。
おとうさんは なにか楽しそうに ジュースをあけて くれました。
おとうさん あきらくんに 頼られるのは うれしそうです。そう、すぐに じぶんであけられるようになりますからね。
あきらくんが いろいろ 想像してあけるのが 満載です。「開ける」というキーワードで、これだけあったのに びっくり。