どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

にゅうどうぐも

2018年05月29日 | 絵本(自然)


        にゅうどうぐも/野坂勇作・作/福音館書店/1996年


 縦長で、下からページをめくっていきます。

 夏休みのまさるくんがおにいちゃんが、セミ取りのとき、みたのは綿雲(積雲)。
 綿雲はぐんぐんのびて、入道雲の誕生。
 入道雲がのびると、うす雲が横に広がっていきます。

 入道雲がつかずき、風が急に冷たくなると、稲妻が走り、雷鳴がとどろきます。
 バケツを、ひっくり返したように、雨がふりだします。
 でも、雨があがると、空一杯に虹がかかります。

 自然現象をえがくのに写真がつかわれるケースが多いのですが、この絵本では、絵でえがかれ、カミナリや雨、夕焼けが迫力満点です。それからトビが上昇気流にのって、とびまわる姿も印象に残ります。

 雲を見つめる人の姿が影絵で、空一杯に広がる雲のようすが雄大です。

 夏休みに読みたい本でしょうか。


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