にゅうどうぐも/野坂勇作・作/福音館書店/1996年
縦長で、下からページをめくっていきます。
夏休みのまさるくんがおにいちゃんが、セミ取りのとき、みたのは綿雲(積雲)。
綿雲はぐんぐんのびて、入道雲の誕生。
入道雲がのびると、うす雲が横に広がっていきます。
入道雲がつかずき、風が急に冷たくなると、稲妻が走り、雷鳴がとどろきます。
バケツを、ひっくり返したように、雨がふりだします。
でも、雨があがると、空一杯に虹がかかります。
自然現象をえがくのに写真がつかわれるケースが多いのですが、この絵本では、絵でえがかれ、カミナリや雨、夕焼けが迫力満点です。それからトビが上昇気流にのって、とびまわる姿も印象に残ります。
雲を見つめる人の姿が影絵で、空一杯に広がる雲のようすが雄大です。
夏休みに読みたい本でしょうか。
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