昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1860年生まれのマーラーの作品。
交響曲や歌曲の作品は残しているが、室内楽の作品はほとんどない。
若い時期から才能を発揮したマーラーは、
15歳でウィーン楽友協会音楽院に入学し、
在学中には楽友協会からピアノと作曲に関して、
何度か賞を受けたようである。
そのピアノ四重奏曲断章は第1楽章のみの形で残っており、
ウィーン楽友協会音楽院在学中の1876年頃に作曲されたようで、
同年初演されているが、学生時代の習作といってよく、
作曲の手法は未熟と思える部分はある。
とはいえ、若い日のマーラーを知ることのでき、
第1主題はマーラーらしさを感じさせる曲である。
感傷的な感じで始まる3つの音を要素とした第1主題は、
「速すぎず」という指示がドイツ語でされている。
これに対抗する第2主題はシューベルト風で、
流れるような旋律は哀愁ただよわせる部分と
明るい部分の旋律があり、時にしてハンガリー的な
ロマ(ジプシー)の音楽を思わせるところもあり、
ブラームス的な部分も感じることができる。
曲はこの2つの主題をもとにしたソナタ形式で書かれ、
この2つの主題は展開部で様々な形に展開され、
再現部では提示部とは構成の違った形で再現される。
ヴァイオリンのカデンツァが最後に置かれているのも
このような曲のジャンルでは異例な感じである。
最後は第2主題の一部が現れ、静かに終わる。
途中聴いたのは、1860年生まれのマーラーの作品。
交響曲や歌曲の作品は残しているが、室内楽の作品はほとんどない。
若い時期から才能を発揮したマーラーは、
15歳でウィーン楽友協会音楽院に入学し、
在学中には楽友協会からピアノと作曲に関して、
何度か賞を受けたようである。
そのピアノ四重奏曲断章は第1楽章のみの形で残っており、
ウィーン楽友協会音楽院在学中の1876年頃に作曲されたようで、
同年初演されているが、学生時代の習作といってよく、
作曲の手法は未熟と思える部分はある。
とはいえ、若い日のマーラーを知ることのでき、
第1主題はマーラーらしさを感じさせる曲である。
感傷的な感じで始まる3つの音を要素とした第1主題は、
「速すぎず」という指示がドイツ語でされている。
これに対抗する第2主題はシューベルト風で、
流れるような旋律は哀愁ただよわせる部分と
明るい部分の旋律があり、時にしてハンガリー的な
ロマ(ジプシー)の音楽を思わせるところもあり、
ブラームス的な部分も感じることができる。
曲はこの2つの主題をもとにしたソナタ形式で書かれ、
この2つの主題は展開部で様々な形に展開され、
再現部では提示部とは構成の違った形で再現される。
ヴァイオリンのカデンツァが最後に置かれているのも
このような曲のジャンルでは異例な感じである。
最後は第2主題の一部が現れ、静かに終わる。