Mars&Jupiter

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エドワード・エルガーの弦楽四重奏曲ニ短調作品83を聴きながら、西谷から二俣川まで歩く

2008-09-07 08:24:53 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
二日前の夜道で転んで手のひらと膝、顎を負傷。
胸部も地面に打ち付けたようで、
歩くにしてもそれらの箇所の傷が痛む。
だから、あまり長い距離は歩くことができない。
そんな中、帰り道で聴いたのは1857年生まれのエルガーの作品。
エルガーはイギリスを代表する作曲家なので、
いまさら人物についての説明は必要ないだろう。
弦楽四重奏曲ニ短調作品83は1918年に作曲された。
後期の作品で、イギリス弦楽四重奏団によって初演されたようだ。

第一楽章アレグロ・モデラートの冒頭は、
古典風な均整感を持ちつつおだやかに始まり、
展開部では激しく情熱的な音楽となっていく。
再現部は冒頭のおだやかな主題が登場するが、
曲の終わりにかけて音楽は再び激しくなり、
クライマックスを築き上げ、最後おだやかに終わる。
円熟した彼の作曲技法を味わうことができる作品である。
第二楽章ピアチェーヴォレ(ポコ・アンダンテ)は、
ゆったりとした優しさ溢れる音楽である。
ピアチェーヴォレとは「楽しそうに」とか
「気持ちよさそうに」といったような意味である。
歌うような旋律は、よく聴くとイギリス民謡風でもある。
第三楽章アレグロ・モルトは、軽快な感じで始まり、
フィナーレらしく、力みなぎる情熱的な音楽である。
中間部のおだやかな音楽は第二楽章を思い出させるが、
曲はコーダにかけ再び情熱的になり、最後颯爽とした感じで終わる。
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