昨日は二俣川から西谷駅まで歩きました。
夜は横浜のア・マシケラ・ロ・プレチェネッラで食事する。
いつも横浜から和田町まで歩く時に通りががるので
気になっていた店ではあったが、実際に入ってみた。
水牛のモッツァレッラで作ったナポリピッツァはうまい。
とはいえ空腹ということもあり、食べるのはあっという間であった。
今回からは、協奏曲編に移る前に、
交響曲編で触れなかったその他の作品について補足したい。
まずは、ロシア・ウクライナ(旧ソ連)編で数曲とりあげる。
昨日途中聴いたのは1931年レニングラード生まれのボイコの作品。
ロスティスラフ・ボイコ(Rostislav Boiko)は、
CDにある解説書によると、グリンカ・コーラル・カペラで学び、
モスクワ音楽院ではハチャトゥリアンに師事し、1957年に卒業した。
合唱指揮者として活動し、作曲の分野では歌劇や交響曲、
オラトリオや映画音楽などを多く残しているようだ。
しかし、何といってもキャリアからしても分かるように、
合唱曲や歌曲の分野でよく知られているようである。
交響曲第2番作品64は、1978年に作曲された作品で、
スコアは1982年に出版されている。
第1楽章アダージョは、重々しい感じで始まる。
弦楽器群が奏でる哀愁ただよう旋律はロシア的である。
ロシアの広大な大地を感じさせる雄大な音楽である。
音楽はやがて激しい音楽になっていき、金管楽器が活躍する。
ラフマニノフを想起させるような壮大な音楽であり、
後半はオーボエなどの管楽器や打楽器を中心に、
東洋風のエキゾティックな音楽の部分も垣間見せる。
第2楽章アレグロは、前楽章から切れ目なく入り、
金管楽器が活躍する華々しい感じの軽快な曲で、
ラフマニノフの交響曲第2番の第2楽章に似た
ダイナミックな部分のある音楽である。
第3楽章アンダンテ・カンタービレは、
ロシア民謡風の旋律でゆるやかに始まり、
中間部にみられるのどかな音楽は牧歌的で美しい。
ロマンティックな音楽は1970年代の作品とは思えないものだ。
途中盛り上がりをみせるところはあるが、
最後は消えていくように静かに終わる。
交響曲第3番ニ短調作品72は1982年に作曲された。
ソプラノと合唱団および管弦楽のために書かれた作品である。
ソプラノと合唱は第3楽章のみで登場するが、
そこで使われている歌詞は共産主義者の詩人
ミハイル・イサコフスキーの詩に基づいている。
1900年スモレンスク生まれのこの詩人の代表的な作品は、
有名な歌曲の歌詞「カチューシャ」や「ともし火」である。
第1楽章ポコ・ソスティヌートは、ゆったりとした曲で、
映画音楽風で、センティメンタルな感じである。
何となくヴィラ=ロボスの音楽を想起させられもする。
音楽は切れ目なく第2楽章に入るが、
センティタメント・コン・アッバンドーノのこの楽章は、
その前楽章のセンティメンタルな部分を残しながら、
感情の赴くままにとあるように次第に荒々しさも加え、
軽快なそして情熱的な音楽になっていく。
その音楽はショスタコーヴィチ風なところもみられる。
第3楽章グラーヴェは、ゆったりと始まる中、
合唱が加わって彼の音楽の本領が発揮される音楽となる。
彼が合唱指揮者として活躍していたこともあり、
ソプラノ独唱と合唱はブルガリア民謡のように心に響いてくる。
第4楽章アレグロ・ソスティヌートは、軽快で華々しいフィナーレである。
その音楽はハチャトリアンからの影響も感じ取ることができる。
最後はショスタコーヴィチ風の社会主義リアリズム的な感じで終わる。
夜は横浜のア・マシケラ・ロ・プレチェネッラで食事する。
いつも横浜から和田町まで歩く時に通りががるので
気になっていた店ではあったが、実際に入ってみた。
水牛のモッツァレッラで作ったナポリピッツァはうまい。
とはいえ空腹ということもあり、食べるのはあっという間であった。
今回からは、協奏曲編に移る前に、
交響曲編で触れなかったその他の作品について補足したい。
まずは、ロシア・ウクライナ(旧ソ連)編で数曲とりあげる。
昨日途中聴いたのは1931年レニングラード生まれのボイコの作品。
ロスティスラフ・ボイコ(Rostislav Boiko)は、
CDにある解説書によると、グリンカ・コーラル・カペラで学び、
モスクワ音楽院ではハチャトゥリアンに師事し、1957年に卒業した。
合唱指揮者として活動し、作曲の分野では歌劇や交響曲、
オラトリオや映画音楽などを多く残しているようだ。
しかし、何といってもキャリアからしても分かるように、
合唱曲や歌曲の分野でよく知られているようである。
交響曲第2番作品64は、1978年に作曲された作品で、
スコアは1982年に出版されている。
第1楽章アダージョは、重々しい感じで始まる。
弦楽器群が奏でる哀愁ただよう旋律はロシア的である。
ロシアの広大な大地を感じさせる雄大な音楽である。
音楽はやがて激しい音楽になっていき、金管楽器が活躍する。
ラフマニノフを想起させるような壮大な音楽であり、
後半はオーボエなどの管楽器や打楽器を中心に、
東洋風のエキゾティックな音楽の部分も垣間見せる。
第2楽章アレグロは、前楽章から切れ目なく入り、
金管楽器が活躍する華々しい感じの軽快な曲で、
ラフマニノフの交響曲第2番の第2楽章に似た
ダイナミックな部分のある音楽である。
第3楽章アンダンテ・カンタービレは、
ロシア民謡風の旋律でゆるやかに始まり、
中間部にみられるのどかな音楽は牧歌的で美しい。
ロマンティックな音楽は1970年代の作品とは思えないものだ。
途中盛り上がりをみせるところはあるが、
最後は消えていくように静かに終わる。
交響曲第3番ニ短調作品72は1982年に作曲された。
ソプラノと合唱団および管弦楽のために書かれた作品である。
ソプラノと合唱は第3楽章のみで登場するが、
そこで使われている歌詞は共産主義者の詩人
ミハイル・イサコフスキーの詩に基づいている。
1900年スモレンスク生まれのこの詩人の代表的な作品は、
有名な歌曲の歌詞「カチューシャ」や「ともし火」である。
第1楽章ポコ・ソスティヌートは、ゆったりとした曲で、
映画音楽風で、センティメンタルな感じである。
何となくヴィラ=ロボスの音楽を想起させられもする。
音楽は切れ目なく第2楽章に入るが、
センティタメント・コン・アッバンドーノのこの楽章は、
その前楽章のセンティメンタルな部分を残しながら、
感情の赴くままにとあるように次第に荒々しさも加え、
軽快なそして情熱的な音楽になっていく。
その音楽はショスタコーヴィチ風なところもみられる。
第3楽章グラーヴェは、ゆったりと始まる中、
合唱が加わって彼の音楽の本領が発揮される音楽となる。
彼が合唱指揮者として活躍していたこともあり、
ソプラノ独唱と合唱はブルガリア民謡のように心に響いてくる。
第4楽章アレグロ・ソスティヌートは、軽快で華々しいフィナーレである。
その音楽はハチャトリアンからの影響も感じ取ることができる。
最後はショスタコーヴィチ風の社会主義リアリズム的な感じで終わる。