昨日は二俣川から緑園都市駅まで歩きました。
途中聴いたのは1875年キエフ生まれのグリエールの作品。
モスクワ音楽院で学んだ彼は、作曲をアレンスキー、タネーエフ、
イッポリトフ=イヴァノフなどに師事した。
イリア・ムーロメッツは、英雄的な人物として語り継がれた人物で、
ウラディーミル公の宮廷で仕えた人物であるようだ。
交響曲第3番ロ短調作品42「イリア・ムーロメッツ」は、
1911年に作曲された作品で、80分近くかかる長大な作品だが、
今回はオーマンディが指揮する短縮版で聴いてみた。
第一楽章はアンダンテ・ソステヌートで「さまよえる巡礼者達~
イリア・ムーロメッツとスヴャトゴール」という題がついている。
神話・伝説の世界を思わせるように冒頭の音楽は神秘的である。
ワグナー風の息の長い、そして壮麗な音楽が流れる。
イリア・ムーロメッツの英雄的な主題が展示され、
金管楽器が活躍し、英雄的な世界が作り上げられていく。
第2楽章アンダンテは、「山賊ソロヴェイ」の題がついている。
弦楽器とハープは幻想的な世界を作り出し、
管楽器等による鳥のさえずりの模倣は山の中の森の世界を想像させる。
金管楽器による華やかな演奏は絢爛豪華な感じを抱かせる。
第3楽章アレグロは、「ウラディーミル公の宮殿での祝宴」という題がつき、
祝典的なムードの中、ロシア民謡風の愛らしい旋律が流れる。
軽快な音楽である一方、第一楽章の主題が変形して出てくるのがいい。
第4楽章アレグロ・トゥムルトオーソは、
「武勇伝とイリア・ムーロメッツの石」という題になっている。
ここでは対位法風な部分と、第一楽章の英雄的な主題の登場や、
聖歌風の音楽が流れ、ロマンティックな音楽は美しい。
第一楽章の主題が変形して登場するところも印象的である。
最後で神話・伝説的な感じを思わせる音楽になるが、
これは第一楽章の冒頭の音楽と同じで心憎い演出である。
さすがグリエールのオーケストレーションは鮮やかでいい。
途中聴いたのは1875年キエフ生まれのグリエールの作品。
モスクワ音楽院で学んだ彼は、作曲をアレンスキー、タネーエフ、
イッポリトフ=イヴァノフなどに師事した。
イリア・ムーロメッツは、英雄的な人物として語り継がれた人物で、
ウラディーミル公の宮廷で仕えた人物であるようだ。
交響曲第3番ロ短調作品42「イリア・ムーロメッツ」は、
1911年に作曲された作品で、80分近くかかる長大な作品だが、
今回はオーマンディが指揮する短縮版で聴いてみた。
第一楽章はアンダンテ・ソステヌートで「さまよえる巡礼者達~
イリア・ムーロメッツとスヴャトゴール」という題がついている。
神話・伝説の世界を思わせるように冒頭の音楽は神秘的である。
ワグナー風の息の長い、そして壮麗な音楽が流れる。
イリア・ムーロメッツの英雄的な主題が展示され、
金管楽器が活躍し、英雄的な世界が作り上げられていく。
第2楽章アンダンテは、「山賊ソロヴェイ」の題がついている。
弦楽器とハープは幻想的な世界を作り出し、
管楽器等による鳥のさえずりの模倣は山の中の森の世界を想像させる。
金管楽器による華やかな演奏は絢爛豪華な感じを抱かせる。
第3楽章アレグロは、「ウラディーミル公の宮殿での祝宴」という題がつき、
祝典的なムードの中、ロシア民謡風の愛らしい旋律が流れる。
軽快な音楽である一方、第一楽章の主題が変形して出てくるのがいい。
第4楽章アレグロ・トゥムルトオーソは、
「武勇伝とイリア・ムーロメッツの石」という題になっている。
ここでは対位法風な部分と、第一楽章の英雄的な主題の登場や、
聖歌風の音楽が流れ、ロマンティックな音楽は美しい。
第一楽章の主題が変形して登場するところも印象的である。
最後で神話・伝説的な感じを思わせる音楽になるが、
これは第一楽章の冒頭の音楽と同じで心憎い演出である。
さすがグリエールのオーケストレーションは鮮やかでいい。