Mars&Jupiter

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ヤン・ディスマス・ゼレンカの『神の御子のミサ曲』ZWV.20を聴きながら、星川から横浜まで歩く

2009-09-05 15:00:55 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨夜は横浜で飲み会があったので、星川駅から横浜まで歩きました。
居酒屋で地酒などを飲んで、ゴキゲンな気分になったが、
今日の朝は、その影響を引きずってしまい、
昼頃まで体調はつらかったのでちょっと反省。
途中聴いたのは1679年に生まれたゼレンカの作品である。
彼の略歴は、協奏曲・管弦楽曲で触れたので省略する。
フィレンツェで音楽を学び、メディチ家の宮廷で活躍したようだ。
『神の御子のミサ曲』ZWV.20は、
1740年から1741年にかけて作曲されたようだ。
今回聴いたCDはナンシー・アージェンタのソプラノ、
マイケル・チャンスのアルト、クリストフ・プレガルディエンのテノール、
ゴードン・ジョーンズのバス、フリーダー・ベルニウスの指揮
ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ、
シュトゥットガルト室内合唱団の演奏による。

「キリエ」の部分は、ゆったりとしたテンポで始まる。
管弦楽は行進するかのようなリズムを刻み、
合唱により「キリエ・エレイソン」と歌われる。
次に管弦楽の長い前奏に続きソプラノのアリアが歌われる。
叙情的なそのアリアに続き、最初の合唱が繰り返され、
「キリエ」の部分は、短く終わる。

「グロリア」の部分は、管弦楽による前奏から始まる。
いかにもバロック的でヘンデルなどを想起させる。
しかし、斬新なリズムはゼレンカらしい。
「天主に栄えあれ」と合唱が歌い、すべての独唱者が入る。
フーガ風に合唱が掛け合うようなところもあり、
最後まで壮麗な感じの音楽が展開される。
続くソプラノ、テノール・バスの独唱者による歌は、
少し悲しげな感じの管弦楽の前奏から始まり、
各独唱者が交代しながら、時には二重唱になったりし、
「主は世の罪を除き給うにより」以降の歌が歌われる。
そのあと合唱による「主は父の右に座し給うにより」以降が歌われ、
「そは唯一の聖、唯一の主、唯一の至高者、
イエス・キリストにてませばなり」以降がアリアとして、
カンターテノールによって歌われる。
そして「主は聖霊とともに」が合唱によって歌われ、
フーガ風に壮大に展開されながら、
最後は「アーメン」を繰り返し華やかに終わる。
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