Mars&Jupiter

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ジローラモ・フレスコバルディの「音楽の花束」の「主日のミサ」を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-09-15 11:49:38 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1583年に生まれたフレスコバルディの作品。
彼の略歴については、器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
「音楽の花束」は、1635年に作曲されたオルガン・ミサ曲集である。
その第1巻にあたるのが「主日のミサ」である。
今回聴いたCDはロレンツォ・ギエルミのオルガン、
クリストフ・エルケンスの指揮、カンティクムの演奏による。
最初のオルガンによる「トッカータ」は重厚な感じである。
「キリエ」はオルガンの前奏によって始まり、合唱が入る。
合唱は単声であり、グレゴリオ聖歌に基づくもののようだ。
オルガンの間奏、そして単声合唱が交互に繰り返される。
「グロリア」は単声合唱のみにより美しい旋律が歌われる。
「カンツォン」はオルガンのみによる即興的なフーガ風の曲。
「クレド」は単声合唱のみによるグレゴリオ聖歌風の曲。
「リチェルカーレ」は旋律が印象的な短い曲である。
オルガンによる対位法的な展開がされ、面白い。

「サンクストゥス」は単声合唱による美しい曲。
続く「トッカータ」は、ゆったりとしたオルガン曲。
「神の子羊」は、単声合唱によるグレゴリオ聖歌風の短い曲。
「カンツォン」はオルガンによるルネサンス風な曲で、
華やかさのある軽快な自由で即興的な音楽である。
「イテ・ミサ・エスト」は、短い単声合唱による曲。
「イテ・ミサ・エスト」はミサ解散の言葉ということだ。
次の「トッカータ」はオルガンによる即興的な曲。
「インビタトリウム(招詞)」は単声合唱による短い曲。
「ヴァーセット」はオルガンによる即興的な曲。
「交唱」は独唱と合唱を繰り返す簡素な曲。
「ヴァーセット」はオルガンによる即興的な曲。
「讃歌」はオルガンの前奏に続き単声合唱による歌が続く。
オルガン独奏と単声合唱が交互に演奏される。
続く「交唱」は独唱と合唱とオルガン独奏が交互に登場する。
「主をたたえん」は単声合唱による短い曲。
「聖マリア」は素朴な単声合唱による曲。
「ベルガマスク」はオルガン独奏による変奏曲風な曲で、
これをもって全曲が閉じられるのだが、
なぜ最後がこの曲なのだろうかはわからない。
コメント
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