昨日は二俣川から三ツ境駅まで歩きました。
途中聴いたのは1683年生まれのラモーの作品。
彼の略歴については、協奏曲・管弦楽曲編で触れたので省略する。
「ピグマリオン」は、1748年に初演された一幕もののバレ付きオペラである。
登場人物はピグマリオンと彼の恋人セフィーズ、彫像と美の神。
テノールのピグマリオン役以外は、みんなソプラノである
あらすじは彫刻家であるピグマリオンが自分の製作した彫像に恋をする。
心変わりを知った恋人のセフィーズはそのことを責めるが、
彼には恋する彫像のことしか頭になく、セフィーズは彼のもとから去る。
愛の神に対し、ピグマリオンはその想いを訴えると、
愛の神は彫像に生命を与え、動き出し、話し出す。
人間となった彫像に向かってピグマリオンは、
彫像の時からずっと恋していたことを語り、
二人は結ばれるといった内容のものらしい。
今回聴いたCDはジョン・エルウィスのテノール、
ミケ・ファン・デァ・スレゥス、フランソワ・ファンヘッケ、
ラシェル・ヤーカーのソプラノ、パリ・シャペル・ロワイヤル合唱隊、
グスタフ・レオンハルト指揮のラ・プティット・バンドの演奏による。
序曲は、優雅で牧歌風な管弦楽による曲である。
軽快なテンポで刻む通奏低音のリズミカルな音も心地いい。
第1場に入ると管弦楽の短い前奏に続き、
ピグマリオンが登場して「運命の愛の神よ、むごい勝利者よ」を歌う。
恋の苦しみを歌っているようで曲は少しせつない感じである。
第2場は恋人セフィーズの歌で始まる。
「ピグマリオン、そんなことあって?」と歌い、彼を責める。
それに彼はこたえるが、彫像に夢中のようで、彼女は彼のもとを去る。
第3場に入り、ピグマリオンは「何という色香、何という魅力!」と歌う。
彫像に対する彼の想いが切々と語っているのだろう。
短い間奏のあともピグマリオンの夢心地な歌は続いていく。
続く「わたし、何をみているの?どこにいるの?」で、
歌うのは彫像役であり、ここで彫像に生命が吹き込まれたことになる。
しばらくピグマリオンとの間のやりとりが続く。
ここでピグマリオンは彫像への今までの想いを伝えるのだろう。
第4場「愛の神の力が」は愛の神による歌で、
舞曲風な管弦楽の伴奏に乗って軽快に歌っていく。
そのあとは短い舞曲として、管弦楽のみの演奏によって「エール」、
「優美なガヴォット」、「メヌエット」、「快活なガヴォット」、
「速いシャコンヌ」、「きわめて重々しいルール」、
「3人の美神(速いパスピエ)」、「リゴドン-快速に」、
「彫像のためのサラバンド」、「タンブラン-強くそして速く」と続いていく。
この中では彫像のためのサラバンドが一番長く、叙情的な曲である。
最後の「タンブラン-強くそして速く」はうってかわって軽快な曲である。
これらの舞曲が終わると「われらは焦燥に身を委ねよう」で人びとの合唱となり、
そしてピグマリオンが「この辺りの人びとが」という短い曲を歌う。
第5場に入り、しばらく管弦楽による前奏が続き、
ピグマリオンが「愛の神の勝利だ」を歌い、合唱も加わり盛り上がる。
続く「とぼけた遅めのパントマイム-きわめて速い第2パントマイム」は、
管弦楽によるゆったりとした優雅な音楽であり、
途中からテンポが速めになり、軽快でやや荒々しい舞曲風な音楽となる。
そしてピグマリオンによる「愛の神よ、支配せよ」が歌われ、
歌による部分はここですべて終わるとなるので、
ここはテノールにとっての最後の聴かせどころとなる。
続く「エール」は、やや叙情的な音楽であり、
最後の曲となる「コントルダンス(ロンド)-快活に」は、
対照的で華やかな舞曲風の曲であり、タンバリンの音が印象的だ。
何度もその旋律が繰り返されながら全曲を閉じる。
途中聴いたのは1683年生まれのラモーの作品。
彼の略歴については、協奏曲・管弦楽曲編で触れたので省略する。
「ピグマリオン」は、1748年に初演された一幕もののバレ付きオペラである。
登場人物はピグマリオンと彼の恋人セフィーズ、彫像と美の神。
テノールのピグマリオン役以外は、みんなソプラノである
あらすじは彫刻家であるピグマリオンが自分の製作した彫像に恋をする。
心変わりを知った恋人のセフィーズはそのことを責めるが、
彼には恋する彫像のことしか頭になく、セフィーズは彼のもとから去る。
愛の神に対し、ピグマリオンはその想いを訴えると、
愛の神は彫像に生命を与え、動き出し、話し出す。
人間となった彫像に向かってピグマリオンは、
彫像の時からずっと恋していたことを語り、
二人は結ばれるといった内容のものらしい。
今回聴いたCDはジョン・エルウィスのテノール、
ミケ・ファン・デァ・スレゥス、フランソワ・ファンヘッケ、
ラシェル・ヤーカーのソプラノ、パリ・シャペル・ロワイヤル合唱隊、
グスタフ・レオンハルト指揮のラ・プティット・バンドの演奏による。
序曲は、優雅で牧歌風な管弦楽による曲である。
軽快なテンポで刻む通奏低音のリズミカルな音も心地いい。
第1場に入ると管弦楽の短い前奏に続き、
ピグマリオンが登場して「運命の愛の神よ、むごい勝利者よ」を歌う。
恋の苦しみを歌っているようで曲は少しせつない感じである。
第2場は恋人セフィーズの歌で始まる。
「ピグマリオン、そんなことあって?」と歌い、彼を責める。
それに彼はこたえるが、彫像に夢中のようで、彼女は彼のもとを去る。
第3場に入り、ピグマリオンは「何という色香、何という魅力!」と歌う。
彫像に対する彼の想いが切々と語っているのだろう。
短い間奏のあともピグマリオンの夢心地な歌は続いていく。
続く「わたし、何をみているの?どこにいるの?」で、
歌うのは彫像役であり、ここで彫像に生命が吹き込まれたことになる。
しばらくピグマリオンとの間のやりとりが続く。
ここでピグマリオンは彫像への今までの想いを伝えるのだろう。
第4場「愛の神の力が」は愛の神による歌で、
舞曲風な管弦楽の伴奏に乗って軽快に歌っていく。
そのあとは短い舞曲として、管弦楽のみの演奏によって「エール」、
「優美なガヴォット」、「メヌエット」、「快活なガヴォット」、
「速いシャコンヌ」、「きわめて重々しいルール」、
「3人の美神(速いパスピエ)」、「リゴドン-快速に」、
「彫像のためのサラバンド」、「タンブラン-強くそして速く」と続いていく。
この中では彫像のためのサラバンドが一番長く、叙情的な曲である。
最後の「タンブラン-強くそして速く」はうってかわって軽快な曲である。
これらの舞曲が終わると「われらは焦燥に身を委ねよう」で人びとの合唱となり、
そしてピグマリオンが「この辺りの人びとが」という短い曲を歌う。
第5場に入り、しばらく管弦楽による前奏が続き、
ピグマリオンが「愛の神の勝利だ」を歌い、合唱も加わり盛り上がる。
続く「とぼけた遅めのパントマイム-きわめて速い第2パントマイム」は、
管弦楽によるゆったりとした優雅な音楽であり、
途中からテンポが速めになり、軽快でやや荒々しい舞曲風な音楽となる。
そしてピグマリオンによる「愛の神よ、支配せよ」が歌われ、
歌による部分はここですべて終わるとなるので、
ここはテノールにとっての最後の聴かせどころとなる。
続く「エール」は、やや叙情的な音楽であり、
最後の曲となる「コントルダンス(ロンド)-快活に」は、
対照的で華やかな舞曲風の曲であり、タンバリンの音が印象的だ。
何度もその旋律が繰り返されながら全曲を閉じる。