Mars&Jupiter

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マリオ・ファブリチオ・カローソの「棚」、「天国のゆり」を聴きながら横浜から和田町まで歩く

2009-09-28 06:11:41 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1526年頃に生まれたカローソの作品。
イタリアの舞踏教師であった彼は、1581年に『舞踏家』、
1600年に『婦人の高貴さ(Nobilta de dame)』を出版し、
そこにステップや作法を挿絵入りで解説したことで有名なようだ。
「棚(Barriera)」、「天国のゆり(Celeste Giglio)」は、
この『婦人の高貴さ(Nobilta de dame)』の中の曲である。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏による。
1曲目の「棚」は、舞踏の教本の曲例にあげられているこの旋律は、
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」の、
第1組曲の第1曲小舞踏曲「オルランド伯爵」の最後に登場する。
だから親しみやすい軽快な聴きやすい曲である。
2曲目の「天国のゆり」にも、踊りの説明が加えられているらしい。
やや叙情的な感じのリュートと弦楽器による合奏曲。
最初のゆったりの曲調とうってかわって後半部は軽快な舞踏曲となる。
最後は徐々にテンポ・アップして終わる。
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