Mars&Jupiter

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クラウディオ・サラチーニの「この愛この渇き」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2009-09-03 06:43:47 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は、三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1686年頃生まれたサラチーニの作品である。
シエナの有力な貴族であった彼は、音楽をたしなみ、
ディンディアとならぶモノディの大家として、
プロの音楽家とも肩を並べることができるくらいに名曲を残した。
イタリア語で書かれた129曲のモノディを作曲したようだ。
「私は死ぬ)」、「ああ、なんと無駄なことか」、「この愛この渇き」の
作曲時期について詳しいことはわからない。
今回聴いたCDは、ナイジェル・ロジャーズのテノール、
アントニー・ベイルズのキタローネ、ペレ・ロスのヴイオローネ、
コリン・ティルニーのハープシコードの伴奏によるものである。

「私は死ぬ(Io moro)」は、悲しい感じの曲である。
「私は死ぬ、死ぬ、そう私は死ぬ」といった内容の歌詞で、
最初から始まるのだから当然だろう。
あなたのキスなしではこの人生を終わりにすることはしない
という歌詞で終わるのでそうはいっても情熱的な曲である。
「ああ、なんと無駄なことか(Deh,come invan chiedete)」は、
朗唱風の曲で、レチタティーヴォ風の短い曲である。
「この愛この渇き(Quest’amore, quest’arsura)」は、
軽快なテンポで物悲しくも情熱的に歌われる。
3つの中では私にとっては一番印象に残った曲である。
コメント
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