Mars&Jupiter

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ジョヴァンニ・デル・トゥルコの「美しい瞳よ」を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2009-09-09 06:11:36 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1577年にイタリアで生まれた
ジョヴァンニ・デル・トゥルコの作品である。
フィレンツェの名家出身の彼は、当地のカメラータの運動に関わった。
カメラータというのは古代ギリシアの音楽に戻ろうとする運動で、
ポリフォニーの音楽ではわかりにくい言葉を大切にした音楽を
創造しようとする動きだったようだ。
彼は、マルコ・ダ・ガリアーノに師事し、
トスカナ大公コジモ2世の下、音楽監督を務めた。
彼の作品の中心であるマドリガーレは師の影響を受けているようである。

「美しい瞳よ(Occhi belli)」は1617年に作曲された歌曲である。
今回聴いたCDはナイジェル・ロジャーズのテノール、
ジョルディ・サヴァールのヴィオラ・ダ・ガンバ、
アントニー・ベイルズのキタローネの演奏による。
短い曲であるが、情感のこもった歌である。
女性を誠実に愛そうとするその想いが、
ソネット(十四行詩)の中にみられる気がする。
コメント
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