Mars&Jupiter

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ジョヴァンニ・ガブリエリの第12旋法による8声のカンツォーナを聴きながら中目黒から渋谷まで歩く

2009-09-22 08:47:01 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は中目黒駅から渋谷のバルキーニョのお店まで歩きました。
途中聴いたのは1553年頃に生まれたジョヴァンニ・ガブリエリの作品。
ヴェネツィアに生まれた彼は叔父アンドレーアからの音楽教育を受け、
ミュンヘンに留学したあとヴェネツィアに戻り、
聖マルコ教会などのオルガニストとして活躍した。
カンツォーナやソナタ、宗教曲の分野で多くの作品を残した。
今回はナクソスのガブリエリの金管のための作品集第3集を聴いた。
これは、エリク・クリーズ指揮によるもので、
演奏はロンドン・シンフォニー・オーケストラ・ブラス。
この中で今回は「第12旋法による8声のカンツォーナ」をとりあげる。

「第12旋法による8声のカンツォーナ」は1597年に作曲された。
高校時代にLPレコードでガブリエリの音楽に初めて出会った時に、
この曲は、最初に聴いた曲なので想い出がある。
2つの金管による旋律の受け渡しから始まり、
金管全体の合奏となり、華やかになっていく曲である。
今回聴いたCDは高校生の時に聴いたLPの演奏とは違い、
軽快なテンポで、あっさりとした感じで演奏している。
しかし、そうはいえ演奏上難しいだろうなあと思わせるのだが、
神への栄光を感じさせる最後の終わり方がいいのである。
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