Mars&Jupiter

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ニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第1番ハ短調作品3を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-12-30 11:36:35 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのはミャスコフスキーの交響曲第1番ハ短調作品3。
最初の交響曲であるこの作品は、1908年作曲され、1921年に改訂された。
聴いたCDはゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏による。
第一楽章レント・マ・ノン・トロッポは、
低弦がゆったりとした悲痛な感じの旋律で始まる。
これに木管楽器なども加わり、弦楽器全体で第一主題を奏でていく。
金管楽器も加わり、華やかな感じにいったん盛り上がりをみせて、
いったん静まってから主題が再び繰り返されていく。
やがて木管楽器を中心としたのどかな感じの第二主題が現れ、
これは弦楽器に引き継がれていき、金管楽器も加わったりする。
展開部は第一主題の変形から始まり、繰り返しながら展開され、
情熱的に盛り上がっていくところはロシアの交響曲らしい。
再現部に入って、第一主題と第二主題が繰り返され、
第二主題の甘美でロマンティックな旋律をもとに、
情熱的な盛り上がりをみせて暗い雰囲気を吹き飛ばすようにみえるが、
最後はティンパニの連打する中、悲劇的な感じで終わる。

第二楽章ラルゲット(クワジ・アンダンテ)は、
弦楽器によりゆったりと始まる叙情的な音楽で、
これに木管楽器も絡んで牧歌的な音楽となっていく。
それぞれの楽器がその主題を引き継ぎながら、
ヴァイオリンがロマンティックな旋律を奏でていく。
この楽章は弦楽器中心に音楽は展開されていくが、
途中でフルート・ソロが奏でる旋律も魅力的である。
やがて、弦楽器に金管楽器も絡みながら盛り上がりもみせるが、
第一楽章の暗さとは対照的で明るくのどかな感じで、
ロシアの大地を思わせるような壮大さのある音楽である。
最後の方ではフルートなど木管楽器が絡みながら、
弦楽器のトレモロの中、ティンパニが鈍く響き、静かに終わる。
第三楽章アレグロ・クワジ・ア・モルト・リソルトは、
冒頭軽快であるが短調の第一主題が弦楽器により奏でられ繰り返される。
やがて木管楽器や金管楽器も絡んで盛り上がっていく。
木管楽器を中心に奏されて始まる第二主題は牧歌的な感じである。
この提示部が繰り返されたあと、静まって展開部に入り、
第一主題が様々に変形されながら、フーガ風に展開されていく。
再現部で第一主題と第二主題が繰り返されたあと、
再び第一楽章がフーガ風に展開され、第二の展開部のようになるが、
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がり悲劇的な感じで終わる。
コメント
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