Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

セッポ・ポホヨラの交響曲第1番を聴きながら、三枚町から天王町まで歩く

2013-07-27 21:47:36 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は三枚町から天王町まで歩きました。
峰岡周辺の道を歩き、松原商店街を通過し、
駅方面に向かった途中に、樽屋という焼き鳥屋があったので入って飲んだ。
店内にあるオブジェなど不思議な空間の中で時間が過ぎていく。
ロックの映像が流れていて、その中で焼き鳥を店主が焼いている。
焼き鳥はもちろんその他の料理も美味しいし、ボリュームもある。
価格からみても良心的な感じがする店で、ついつい飲んでしまった。
途中聴いたのは1965年生まれのフィンランドの作曲家ポホヨラの作品で、
2002年に作曲された交響曲第1番である。
ポホヨラは音楽一家に生まれ、父はタピオカ合唱団の創設者で、
兄弟もフルートやチェロ奏者として活躍したようだ。
CDの解説書によると彼はオッリ・コルテカンガスやオッリ・コスケリン、
パーヴォ・ヘイニネン、エルッキ・ヨキネンなどに作曲を師事したようだ。
交響曲第1番は亡くなった二人の兄弟を追悼して作曲された作品のようだ。
今回聴いたCDはサカリ・オラモ指揮、
フィンランド放送交響楽団の演奏による。

第一楽章は、低弦による沈鬱な感じで始まる。
徐々に木管楽器や金管楽器が加わり、盛り上がりをみせていく。
それが頂点に達したあとは木管楽器を中心とした音楽となり、
そのあとは弦楽器を中心とした音楽となっていく。
それからホルンがベートーヴェンの交響曲第9番の「歓喜の歌」の旋律を奏で、
ベルリオーズの幻想交響曲の第5楽章の有名な主題を奏でていく。
そして、ショスタコーヴィチの交響曲第10番の第2楽章を思わせる音楽も出て、
盛り上がりをみせたあと、最後静かに終わる。
第二楽章は、弦楽器中心におだやかに始まる。
その後木管楽器中心に旋律が奏でられていく。
その後弦楽器中心の音楽にホルンが絡んでいき、
最後は弦楽器と木管楽器中心に神秘的な雰囲気を漂わせて終わる。
第三楽章は、第二楽章から切れ目なく入る。
木管楽器と弦楽器の掛け合いが「面白いとこである。
金管楽器と打楽器でバルトーク風の力強い音楽となっていく。
そして盛り上ったあとは、弦楽器中心のおだやかな音楽となる。
それは、作曲者自身の兄弟へ思いが反映されているのかもしれない。
第四楽章は、打楽器と木管楽器・金管楽器で華やかに始まる。
それぞれの楽器が絡まりあいながら、盛り上がりをみせて、
最後は全体で盛り上って終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする