一昨日はカーサ・クラシカで野崎ユミカさんのコンサートを聴きました。
パン・フルートの音を生演奏で聴くのは初めてであったので新鮮でした。
そのあとは赤坂見附駅から新橋駅まで歩きました。
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1894年ノルウェー生まれのイルゲンス=イェンセンの作品で、
1942年に作曲された交響曲ニ短調(原点版)である。
オスロ大学で文献学を学んでいた彼は、ニルス・ラーセンにピアノを学び、
1920年頃から作曲を始め、オラトリオなどで国内での賞を獲得した。
第二次世界大戦中はノルウェーがナチスの支配下にあり、
レジスタンス運動が展開されていたこともあり、愛国的な作品を書いている。
今回聴いたCDはビャルテ・エンゲセト指揮、ボーンマス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ-モデラート-アレグロ・アジタート-モルト・モデラート-
アレグロ・アジタートは、弦楽器の淡い感じの伴奏に乗り、
木管楽器が旋律を奏でていく。
ノルウェーの風景を描写しているかのような音楽が奏でられていき、
それとは違う緊張感のある音楽が次に現れるが、
それはナチスによるノルウェーの支配を示しているのだろうか。
ロマンティックな旋律はノルウェーの自然への賛美とも言えるが、
金管楽器の荒々しい感じと弦楽器のシリアスな感じの部分は、
現実としてノルウェーが置かれている厳しい状況を示しているのだろうし、
それに対して立ち向かうノルウェーの人々の勇気をも示しているのかもしれない。
コーダで金管楽器と打楽器を中心に盛り上ったあと最後力強く終わる。
第二楽章アンダンテ-アレグロ・モデラートは、金管楽器や木管楽器中心に始まる。
弦楽器がそれを支えながら、おだやかな感じの旋律が奏でられていく。
弦楽器がやや悲しい感じの旋律を奏で、ヴァイオリンなどの独奏が入り、
北欧的な雰囲気の中、徐々に金管楽器などにより情熱的に盛り上っていく。
中間部にはやや雲行きが怪しくなり、小太鼓のリズムが鳴り響くと、
そこには現実としてのナチス軍の支配が表されているのかという感じを受ける。
その後はフーガ風の展開もありなかなか面白い。
金管楽器中心ファンファーレ風に奏でて壮大な自然を歌い上げ、盛り上がって終わる。
第三楽章アンダンテ・ルグーブレ-アレグロ;アラ・マルシア-レントは、
低弦の音がピッチカートで奏でられ、ヴィオラなど弦楽器が主題を奏でていく。
ゆったりと悲しげに弦楽器中心により奏でられていく中、
金管楽器や木管楽器がそれに絡んでいき、しばらく行進曲風に進行する。
勝利に向かって戦うノルウェーの人たちを金管楽器が表現しているようでもある。
金管楽器がコラール風の旋律を奏で、それぞれがそれを受け継ぎ、
そのあとは木管楽器と弦楽器が叙情的な旋律を奏でていく。
やがて、小太鼓が鳴り響き、行進曲風の音楽に再び戻り、
再び金管楽器が勝利を歌うような旋律を奏でて盛り上っていく。
ノルウェーの人々のナチスへの抵抗を示しているのだろうか。
最後はレントの部分となり、戦闘が終わった感じの音楽になる。
ハープの音の上で、フルートなど木管楽器が旋律を奏で、
最後はハープと弦楽器の音だけ残り静かに終わる。
パン・フルートの音を生演奏で聴くのは初めてであったので新鮮でした。
そのあとは赤坂見附駅から新橋駅まで歩きました。
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1894年ノルウェー生まれのイルゲンス=イェンセンの作品で、
1942年に作曲された交響曲ニ短調(原点版)である。
オスロ大学で文献学を学んでいた彼は、ニルス・ラーセンにピアノを学び、
1920年頃から作曲を始め、オラトリオなどで国内での賞を獲得した。
第二次世界大戦中はノルウェーがナチスの支配下にあり、
レジスタンス運動が展開されていたこともあり、愛国的な作品を書いている。
今回聴いたCDはビャルテ・エンゲセト指揮、ボーンマス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ-モデラート-アレグロ・アジタート-モルト・モデラート-
アレグロ・アジタートは、弦楽器の淡い感じの伴奏に乗り、
木管楽器が旋律を奏でていく。
ノルウェーの風景を描写しているかのような音楽が奏でられていき、
それとは違う緊張感のある音楽が次に現れるが、
それはナチスによるノルウェーの支配を示しているのだろうか。
ロマンティックな旋律はノルウェーの自然への賛美とも言えるが、
金管楽器の荒々しい感じと弦楽器のシリアスな感じの部分は、
現実としてノルウェーが置かれている厳しい状況を示しているのだろうし、
それに対して立ち向かうノルウェーの人々の勇気をも示しているのかもしれない。
コーダで金管楽器と打楽器を中心に盛り上ったあと最後力強く終わる。
第二楽章アンダンテ-アレグロ・モデラートは、金管楽器や木管楽器中心に始まる。
弦楽器がそれを支えながら、おだやかな感じの旋律が奏でられていく。
弦楽器がやや悲しい感じの旋律を奏で、ヴァイオリンなどの独奏が入り、
北欧的な雰囲気の中、徐々に金管楽器などにより情熱的に盛り上っていく。
中間部にはやや雲行きが怪しくなり、小太鼓のリズムが鳴り響くと、
そこには現実としてのナチス軍の支配が表されているのかという感じを受ける。
その後はフーガ風の展開もありなかなか面白い。
金管楽器中心ファンファーレ風に奏でて壮大な自然を歌い上げ、盛り上がって終わる。
第三楽章アンダンテ・ルグーブレ-アレグロ;アラ・マルシア-レントは、
低弦の音がピッチカートで奏でられ、ヴィオラなど弦楽器が主題を奏でていく。
ゆったりと悲しげに弦楽器中心により奏でられていく中、
金管楽器や木管楽器がそれに絡んでいき、しばらく行進曲風に進行する。
勝利に向かって戦うノルウェーの人たちを金管楽器が表現しているようでもある。
金管楽器がコラール風の旋律を奏で、それぞれがそれを受け継ぎ、
そのあとは木管楽器と弦楽器が叙情的な旋律を奏でていく。
やがて、小太鼓が鳴り響き、行進曲風の音楽に再び戻り、
再び金管楽器が勝利を歌うような旋律を奏でて盛り上っていく。
ノルウェーの人々のナチスへの抵抗を示しているのだろうか。
最後はレントの部分となり、戦闘が終わった感じの音楽になる。
ハープの音の上で、フルートなど木管楽器が旋律を奏で、
最後はハープと弦楽器の音だけ残り静かに終わる。