Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アンリ・ラボーの歌劇「マルーフ、カイロの靴屋」よりオーケストラのための舞踏曲を聴く

2011-01-16 09:44:28 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は、ウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、1873年生まれのラボーの作品。
パリに生まれた彼は、パリ音楽院で作曲をマスネに師事した。
1920年にはパリ音楽院院長に就任し、指揮者としても活躍した。
歌劇「マルーフ、カイロの靴屋」は、1914年に作曲された。
聴いたCDの中にはその中から一曲選ばれており、
オーケストラのための舞踏曲が入っている。
聴いたCDは、ピエール・デヴォー指揮、
ロワール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器の軽快なリズムに乗り、トランペットが旋律を吹き、
金管楽器による華々しい始まりのあと、アラビア風の旋律が現れる。
カイロを舞台とした作品なのだろうが、エキゾティックな旋律が、
フルートなど管楽器によって奏されて、舞踏的な音楽が展開される。
しばらくすると金管楽器の華々しい吹奏のあと、
いきいきとした冒頭の舞踏曲が現れ、そのあと長く伸ばす弦の音と
ハープの幻想的な音の上で、木管楽器がアラビア風の旋律を奏で、
ヴァイオリン独奏と木管楽器の音のやりとりが続き、
弦楽器が軽快なリズムを刻む中、様々な楽器が主題を扱っていく。
やがて、金管楽器と打楽器で荒々しい感じの音楽が奏でられ、
軽快な弦楽器のリズムと絡みながら、木管楽器も絡みながら、
金管楽器を中心に、徐々に盛り上がりをみせて最後華やかに終わる。
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アルベリク・マニャールの交響曲第4番嬰ハ長調作品21を聴く

2011-01-15 09:25:27 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1865年生まれのマニャールの作品。
交響曲第4番嬰ハ長調作品21は、1913年に作曲された。
初演は彼が亡くなった3ヵ月後であったようだ。
聴いたCDは、ミッシェル・プラッソン指揮、
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章モデレは、幻想的な感じの音楽で始まる。
ダイナミックな部分はワグナーを感じさせるが、
色彩感豊かな部分は、印象派的な音楽を思わせ、
ドイツロマン派的な部分とフランス印象派的な部分が融合した音楽で、
最後は弦楽器とハープによりおだやかな感じで終わる。

第二楽章ヴィフ(生き生きと)は、スケルツォ楽章である。
弾んだリズムの中、弦楽器のリズミックな旋律に、木管楽器が絡んでいく。
対照的に登場するもう一つの旋律は異国風の旋律で面白い。
最後はオーボエやファゴットなど木管楽器同士のやりとりの中で終わる。
第三楽章サン・ラントール・エ・ニュアンセの、
サン・ラントールとは遅すぎずという意味である。
弦楽器中心にゆったりと始まり、木管楽器がそっと絡んでいく。
田園風なおだやかな音楽が、途中から少しドラマティックに展開するが、
そのおだやかな部分とドラマティックな部分を繰り返して曲は進行する。
第四楽章アニメ(元気に)は、勇ましい感じの主題が弦楽器に現れ、
他の楽器がそれを受け継いでいき、木管楽器により歌うような旋律が奏でられる。
途中フーガ風の展開もあり、ダンディからの影響が現れている感じだ。
歌うようなコラール風の旋律を金管楽器が繰り返し奏で、
盛り上がりをみせて、弦楽器中心に最後はおだやかな感じの中で終わる。
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ダリウス・ミヨーのフランス組曲作品248を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2011-01-14 05:19:22 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1892年生まれのミヨーの作品。
フランス組曲作品248は、1944年に作曲された。
もともとはブラス・バンド用に作曲されたものを編曲したようだ。
聴いたCDは、ジョルジュ・プレートル指揮、
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第1曲「ノルマンディ」は、軽快な小太鼓の音ともに、
民謡風の楽しい旋律が奏でられていき、金管楽器が活躍し、
最後トランペットが軽快に奏でて終わる華やかな曲。
第2曲「ブルターニュ」は、おだやかな感じの曲。
弦楽器中心に始まり、木管楽器が途中から入り、
不協和音を出しながらも、叙情的な旋律を奏でていく。
金管楽器が後半加わり、牧歌的な雰囲気を漂わせて終わる。

第3曲「イル・ド・フランス」は、あだわだしい感じの曲。
打楽器の軽快なリズムに金管楽器と弦楽器が軽快な旋律を奏でていく。
第4曲「アルザス・ロレーヌ」は、弦楽器のみで最初始まり、
感傷的な旋律を奏で、それにフルートが加わる。
やがて、金管楽器や他の木管楽器も加わって盛り上がりをみせていく。
中間部ではヴァイオリン独奏やオーボエ独奏が入る。
その後小太鼓の叩くリズムの上で、音楽は盛り上がりをみせて終わる。
第5曲「プロヴァンス」は、軽快に民謡風の旋律が奏されて始まる。
次にビゼーのファランドーレを思わせる太鼓の叩くリズムに乗り、
フルートが舞踏的な旋律を軽快に奏でていく。
トランペットのファンファーレのあと、冒頭の2つの旋律が繰り返され、
金管楽器が加わって、華やかな感じに盛り上がって終わる。
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ジャック・オッフェンバックの喜歌劇「青ひげ」序曲を聴く

2011-01-13 03:40:10 | 古典~現代音楽フランス編
昨日も忙しく、ウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、1819年生まれのオッフェンバックの作品。
ドイツのケルンに生まれた彼は、フランスのパリで音楽を学び、
二月革命の時期にドイツに帰国することもあったが、
その後再びパリに戻り、フランスに帰化し、作曲活動を続けた。
喜歌劇「青ひげ」序曲は、1866年に作曲され、初演された。
有名な青ひげ公の話をもとに作られたオペラ・ブッファの序曲である。
聴いたCDは、ルイ・フレモー指揮、
バーミンガム市交響楽団の演奏によるもの。
明るく舞踏風の旋律が弦楽器中心に奏でられて、繰り返される。
続けてもう一つ舞踏風の旋律が奏でられ、木管楽器が絡んでいく。
そして、金管楽器が加わり華やかで軽快な旋律が奏され、
ワルツ風の旋律が弦楽器により奏され、軽快で華やかな音楽になり、
盛り上がりをみせて、最後堂々とした感じで終わる。
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エクトール・ベルリオーズの序曲「海賊」作品21を聴く

2011-01-12 05:03:26 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1803年生まれのベルリオーズの作品。
序曲「海賊」作品21は、1844年(1831年説もある)に作曲された。
最初の題は「ニースの塔」であったが、最終的に改訂を加え、
1955年パリで初演された時には「海賊」という題に改められた。
聴いたCDは、アンドレ・クリュイタンス指揮、
フランス国立放送局管弦楽団の演奏によるもの。
軽快で生き生きとした主題が冒頭でオーケストラ全体で奏され、
対照的に歌うように穏やかな第二主題が弦楽器中心に奏される。
二つの主題はソナタ形式によって展開されていき、
徐々に勢いをつけ、金管楽器が活躍しドラマティックに盛り上げ、
輝かしい感じで金管楽器が鳴り響く中、堂々とした感じで終わる。
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