雑誌に載りました

2009-01-22 13:49:22 | 

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オノ・デザインで設計した住宅「印西爽居」が、雑誌掲載されました。MyHOME+[マイホームプラス] VOL.15  2009 WINTER号(エクスナレッジ刊)のP54~に「K邸」として掲載されています。

特集作品のひとつとして取り上げていただき、6ページにわたって紹介していただいています。本屋さんによく置いてある雑誌ですので、ご覧頂けますと幸いです。設計者自身が作品解説をするのではなく、編集者の方が、建て主の話や設計者の話を織り交ぜながら、ご自身の視点でまとめていくという編集です。写真の数も多いのですが、そのアングルや撮り方も、編集方針をあらかじめイメージして決めていくようですね。

住宅の設計をするときは、いろいろな事を総合的に考え合わせていくのですが、それが第三者にはどのように映るのだろうか??ということは、楽しみでもあり緊張でもあります。美しい写真と、奥行きのある文章で印西爽居を評していただき、嬉しく思っています。

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今回の掲載にあたって、驚くことがありました。それは、同じ特集のなかで、僕が村田靖夫さんの事務所で担当した住宅も同時に掲載されることになっていたのです。編集者の方も後になってそれがわかり、みんなでビックリでした。僕にとっては、本当に記念すべき、というか、かけがえのない号になりました。

村田さんの事務所に勤めている頃、師匠の机の後ろにある古い掲載雑誌をこっそり見るのが好きでした(笑)。まだご自慢の白いヒゲもない、若い時のポートレートと共に、徹底的に白くコーディネートされた住宅作品が目を引きました。熟練するずっと前の、若いときの作品。村田さんはそれを、どのように心持ちで振り返っていたのでしょうか。「オレは昔からもうこれぐらいのことはやってたんだ!」と説教ついでによく自慢もされましたが(笑)

新しいデザインの傾向に流されないようにするためには、時代と共に生きながらも、距離をはかり、自戒が欠かせない。これは師のポリシーでした。そのような意志は、僕もきちんと継いでいきたいと思います。もちろんそれは、自分の進むべき道をきちんと見定めた上での話ですが。今回出版されたばかりのこの雑誌を、数十年後に見ると、どんな心持ちになるのだろう。古びた遠い過去の雑誌の中の、若かりし頃の自分の作品を見て、これが進んできた道の出発点だったと確認できることを、期待したいと思います。

◆ところで、オノ・デザイン建築設計事務所のホームページのデザインをリニューアルしました。相も変わらず自前の素朴な(?)ホームページですが、余分な脚色をそぎ落とし、伝えたいイメージを作り上げるには、やはり自作が一番かと思いました。こちらも、よろしければぜひご覧ください。

オノ・デザイン建築設計事務所のサイト  http://www15.ocn.ne.jp/~onode/

コメント (4)
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