梅雨に入る少し前、「朝霞の家」に1年点検に伺いました。ちょうど新緑の季節ですから、どんな風になっているかなあと楽しみにしていたら・・・想像よりもはるかに家と庭が一体となった雰囲気に、点検であることを忘れてしばし散策を楽しんでしまいました(笑)
傍にはトラックも多く通る街道があるため、そちら側は壁を主体として、街道と反対側には庭を囲むようにして間取りをつくりました。
大きな窓の前には新緑の雑木と草花が華やかに映えます。これらの木々のおかげで、道行く人からの視線も気になりません。室内と庭が一体となった雰囲気は、開放感にあふれます。
庭に面した窓辺の空間を気持ちよいものにするため、窓枠は木で作り、濃い色で染めました。それは外壁側の板張り壁のデザインにもつながり、窓越しのその様子が見えるのも楽しいところ。
庭の眺めを切り取るフレームのような窓辺の雰囲気。
床は無垢のブラックチェリーのフローリング。
壁と天井はしっくい塗。
ドア類もオスモの自然塗装。
家の内外ともに、自然の素材感があふれる家になりました。
家ができあがってから家族も増え、にぎやかな生活。
その生活を通して、ちょっとずつ細かなキズもついてきます。
そう、それが自然素材のいいところ!なのです。
家族とともに、ゆっくりと経年で変化していく家。新築の時よりもどんどんと味わいがでてくるのが、この家の特徴です。