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「大磯の家」への訪問。
玄関ホールに面したこげ茶色の窓枠にはアンティークガラスがはまっています。
その下のボックスは郵便受け。外に出ることなく室内から郵便を受け取れます。これも窓枠に合わせて現場で製作したものです。
隣には白いリビングへのドア。
この家には北欧のアンティーク家具や照明器具などがあり、それらのものにも調和するデザインとして現場で造ったオリジナルのドアです。
小窓からの明かりに照らされて、ドアの凹凸面の陰影がきれいに浮かび上がります。使い込んでいくうちに、少しずつ傷がついたり、汚れたり、塗装が剥げたりしていくのだと思います。
こういったところも、既製品には無い良さなのだと思います。
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訪問後、敷地の背後にある小高い山を散策。少し上がると大磯の海が木立越しに望めます。
この日は快晴で眩いばかりの光景でした。
風土を楽しみながら暮らす。
そんな暮らし方を選んだ施主のUさんがちょっとうらやましくなりました(笑)